(20)2階の壁と天井に選んだ木材のこと

インテリア

2階の壁と天井は木材を中心にして「山小屋っぽい」雰囲気に仕上げました。

工事前はどうだったかと言いますと…

2階ビフォア

もともとは壁も天井もベニヤの下地までしか仕上げられていない状態でした。

本来なら、このベニヤにまず断熱材を貼って電気配線を埋め込み、その上から壁材を貼って仕上げるのがセオリーなんだと思います。

しかし、この山小屋は入居者の方々に使ってもらうセカンドハウス。

寒さの厳しい真冬は使われないと想定し、断熱材の施工は見送りました。

電気配線を露出で処理すれば、極端な話、ベニヤ下地のままでも問題ありません。

ベニヤ下地

実を言うと、ベニヤのままで塗装のみを施すのもありかと考えたこともありました。

ひと昔前ならベニヤのままの内装なんて考えられなかったでしょうが、最近はその「そっけない」質感を活かした内装を見かけることも増えたように思います。

僕がそれを実感したのは代官山の「ミナ ペルホネン マテリアリ」(mina perhonen materiali)を訪れたときのこと。

「シナ」や「ラワン」で壁や天井をシンプルにまとめることで商品であるファブリックを際立たせる店舗デザインになっています。

店奥の大きな窓から緑が見えるのも素晴らしい。

今思うと、知らず知らずのうちの影響を受けていた気がします。

が、そんなストイックな仕上げがビシッと決まるのは「プロが計算した内装だからこそ」なのでは、という気もします。

もし失敗すると、ロクに内装工事もしていない部屋に見えてしまうのでは……。

カビの汚れ?

状態についても心配です。

築30年を経過した割には全体的にきれいでしたが、ところどころ汚れも散見されます。

黒ずんで見えるのは、おそらくカビだと思われます。

換気口

既存の照明や換気口を撤去したあとに残る穴などをどう処理するのかも考えもの。

ベニヤ下地を残して仕上げるのも意外に簡単ではなさそうです。

今まであきらめてきた内装材を使うせっかくの機会でもあるので、今回は木材をDIYで貼りつけてみることに決めました。

壁材に選んだのは、toolboxの「スライスウッド」。

スライスウッド

こちらは以前、日刊Sumaiの連載でショールームを取材させていただいたときに撮らせていただいた写真。

名称どおり薄くスライスされた木の板で、内装材だけでなく、家具のリメイクなどにも使えます。

アクセントクロスにインパクトのある柄を選ぼうと思っていたので、その他の壁には「主張しすぎず、落ち着いた雰囲気が出せる木材を」という気持ちがあり、このスライスウッドに決めました。

4ミリという薄さなのでDIYでの施工も難しくないだろうという計算もありました。

「オーク」「バーチ」「チェリー」「ウォルナット」の4種類から選ぶことができるので、自分のイメージに合った仕上がりが期待できるのもいいですね。

スライスウッドのオーク

僕が選んだのは「オーク」。

オーソドックスな色合いと木目で他の木材ともケンカしないかなと思いました。

一方、天井に貼る素材として選んだのはサンワカンパニーの扱う「ヴィレ」です。

ヴィレ

うちのマンションではキッチンや洗面にたびたびサンワカンパニーの製品を導入しており、僕もヒマがあるとホームページをチェックしています。

そのたびにマンションでは使い道のなさそうな、しかし、面白そうな建材を見つけては「いつかはきっと」と思っていたわけで、この「ヴィレ」もそんな建材のひとつでした。

横から見ると、波打つような独特の形状がわかります。

ヴィレを横から

次回からは、この2つの木材をDIYで施工していきます。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

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