(27)女王は生き延びて再び同じ場所に帰る(ハチの話です)

トラブルや失敗

都心とちがい、山奥では生き物とすぐ隣で暮らすことになります。

「自然生物との触れ合い」的な牧歌的な話ではもちろんなく「いかにヤツらを駆除していくか」がメインになってきます。

殺伐としてますが、田舎暮らしなんてそんなもんです。

ハチの巣に気づいたのは、山の家に遊びに来たお客さんでした。

ハチの巣

最初は、なんだか変わったかたちの照明だなと思ったそうです。

言われてみればシェードに見えなくもないか。

アシナガバチの巣

今までもハチが巣を作ったことは何度もありましたが、アシナガバチという比較的危険度の低いハチだったので、自分でスプレーを買ってきて駆除していました。

駆除スプレー

こんな感じのやつをホームセンターで買ってきます。

全身完全防備にしてから、夕暮れ時に離れた風上からシューッとやります。

まもなく暴れ出したかと思うと、バタバタ死んでいきます。

我ながら、ひどいことをしてる気持ちにさせられます。

スズメバチ?

ところが、今度のハチは見るからに危なそうなスズメバチ。

こんなのが、夜の灯りに引き寄せられて窓ガラスにバチバチぶつかってくるんですよ。

母屋は築50年ですから、網戸もいたるところに綻びがあり、ハチが入ってくるんじゃないかと思うと、おちおち窓も開けられません。

足場を組んだ山小屋

前回もお話ししたとおり、離れの外壁工事は完了し足場をバラす日が迫っていました。

足場屋さんが危険な目に遭わないようにするためにも、すぐに対応すべきということで地元の業者さんに駆除をお願いしました。

当日、僕は世田谷で仕事があり立ち会うことはできなかったのですが、無事に駆除できたという報告と写真をいただきました。

駆除報告写真

ハチの種類はキイロスズメバチ。

やはり素人が自分で駆除するには危険なハチということで、依頼して正解でした。

代金は21,600円。

料金明細

予想外の出費となりましたが、安全のための経費ですから仕方ありません。

ところが、足場解体に立ち会うために山小屋に前乗りした晩のこと。

またハチが

えー、まだいるじゃん!

残党が残ってるだけかと思いましたが、翌朝見てみると、まったく同じ場所に巣ができていたのでした。

何が何だかわかりませんが、駆除業者さんに電話すると、ごくまれに女王蜂が逃げ延びてしまうと、同じところに戻ってきて巣を再建することがある、とのことでした。

わざわざ帰ってこなくてもいいじゃん……。

幸い、同じところに巣を作られてしまった場合は、無料で駆除してくれるそうです。

足場の解体が夕方からに迫っていたので、お昼のうちに来てもらうことになりました。

駆除風景

窓ガラスを挟んで、安全圏から様子を見守ります。

駆除風景

よくネズミを捕獲したりするのに使うネバネバした粘着シートを巣に押し付け、ハチたちの数を減らしたあと、巣を取り外して駆除します。

シートはそのまま軒下に付けておき、危機を察知して戻ってきたハチも捕らえられるようにするそうです。

たしかに、見ていると戻ってきたハチたちがシートにくっつき身動きが取れなくなっていきます。

向こうもファミリーの命がかかってるので必死ですが、こっちも命に関わる問題なので一匹残らず死んでほしいものです。

業者さんに話をうかがうと、ハチは春から秋にかけて巣を作るので、来春にはハチを取る仕掛けを置くことを勧められました。

ハチ激取れ

というわけで、早速、買ってきましたよ。

設置風景
※写真は使用後・回収直前のもの

こんな感じでベランダに設置します。

中に入っている甘い汁に魅かれて、危険なやつらが集まってきます。

冬までにけっこう取れました。

聞いたところによると、軽井沢などの別荘地では必須アイテムだとか。

この春からは定期的に設置することにしました。

足場の解体

めでたくハチも駆除できたので、無事に足場のバラシも行なうことができました。

足場解体終了

おー、きれいになってる。

玄関ドア

今回の工事ではドアも新調しました。

次回は、玄関ドア選びについて。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

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