(144)Fargo「スチールタップ」でコンセントボックスを後付けで増設する

インテリア

前回、コンセントの設置位置について、反省を含めて考えました。

すでにお住いのお家の場合ですとコンセントの増設は容易ではありません。

電気工事なので素人がDIYでやるのは当然NGですし、仮にプロにお願いするにしても建物の構造や配線の都合で「ここに欲しい」という場所に設置できない場合もあります。

僕が暮らす世田谷の部屋もリノベーションの際にコンセントを設置しなかったせいで不便な場所がいくつかあります。

そのひとつがこの場所。

コンセントがなくて不便なところ

壁掛けの鏡を設置しているので妻はここでドライヤーを使いますが、電源を遠くから引っ張ってきて延長コードごとブラブラしながら髪を乾かしていて、見るからに不便です。

ドライヤーのコードにかかる負荷もちょっと心配。

そこで最初に考えたのが、鏡の横にあるこの照明スイッチをコンセント一体型に置き換えて、ここから電源を取ることができるようにするというアイデアです。

一体型というのは、山小屋の洗面に設置したこういうやつ。

スイッチ&コンセント一体型プレート

ちょうど別件で電気屋さんに会ったので相談してみたのですが、「基本的に照明のスイッチプレートに電源を(後から)増設することはできない」とのことで、いきなり撃沈。

となると、他の電源から引っ張ってきたコンセントタップを壁に固定するという手段しかなさそうです。

ふつうのコンセントタップは壁付け用にはできていませんから、背面に設置用の金具がついた製品を探します。

「ザ・家電」的な見た目や白物っぽいカラーを除外し、選び出したのがこちらの「スチールタップ」です。

Fargo「スチールタップ」パッケージ

Fargo(ファーゴ)」というブランドの製品。

Fargoロゴ

「電源タップを、おもしろく」をキャッチコピーに個性的なコンセントタップを生産しているメーカーだそうです。

公式ページはこちらをどうぞ。

この製品を選んだ理由は、コンセントタップには珍しいスチールのボディです。

「スチールタップ」本体

いいデザイン。

我が家のスイッチは黒+ステンレスプレートなので、

我が家の照明スイッチ

デザインの相性はピッタリです。

ちなみに、イエローのタイプもあります。

裏を見ると、固定用の穴が開いています。

「スチールタップ」背面

ここにネジ頭をひっかけて固定することができます。

「スチールタップ」背面の穴

イメージとしてはこんな感じですね。

「スチールタップ」背面の穴にネジ

設置する場所はこの木枠部分。

「スチールタップ」設置予定箇所

本当は壁に設置したいのですが、下地がブロックなのであきらめ、木部を選びました。

こんな感じで設置したいと思います。

「スチールタップ」仮置き

本来の商品の向きはヨコ向きなのでしょうが、コードは下方向にのばしたいのであえてタテ向きに設置します。

コンセントの高さは一般的に20~30センチくらいですから、感覚的にちょうどいい高さを探し、「床から23センチ」にしました。

そこにあわせて床から25センチのところにネジの下穴を開けます。

ネジの下穴を開ける

スチールタップの背面を測ると「穴から穴までがちょうど10センチ」だったので、

背面の穴の距離を測量

先ほどの穴から10センチ上にもうひとつ下穴を開け、

もう一か所の下穴を開ける

ここにネジを設置しました。

ネジを設置

ネジ頭と穴を合わせながら、カチッと引っかけます。

ネジ頭と穴を合わせた

これで設置完了。

「スチールタップ」設置

想像どおり、照明スイッチともマッチしてます。

「スチールタップ」設置

よかったよかった、と思いきや。

いざ使用してみると、どうも安定せず、たまに傾いてしまうことも。

傾いた「スチールタップ」

原因は後ろの穴の形状。

「スチールタップ」背面の穴

コンセントの抜き差しって、けっこうな力がかかります。

その際に「スチールタップ」が引っ張られて、この穴の横方向にぐらついてしまうわけです。

タテ向きに設置したことが裏目に出ました。

しっかり固定すべく、こんなものを用意してみました。

L字の金具

このL字の金具で「スチールタップ」本体と壁を固定します。

「スチールタップ」の側面にはちょうどこういうネジが。

「スチールタップ」側面のネジ

これをうまく使えば、本体に穴開けをすることなく固定できるはず。

まず、壁に金具を取り付け、

壁にL字金具を取り付け

「スチールタップ」のネジを外し、

スチールタップのネジを外す

壁にかけた後、金具を挟んでネジを締め直します。

「スチールタップ」を固定

これでぐらつきがかなり軽減されました。

「スチールタップ」固定完了

コンセントも安心して抜き差しできます。

「スチールタップ」使用風景

コンセントボックスを増設できたおかげで、扇風機やヒーターなどの季節家電なども置きやすくなり、だいぶ便利になりました。

「スチールタップ」4口

本体はけっこう頑丈にできている印象なので、固定されてさえいれば、問題なくガシガシ使えそう。

ペグボードに固定して作業場に置いたりしたら便利なだけでなく、デザイン的にもカッコいいなと思いました。

アメリカンタイプのコンセントは時々、日本製のプラグが挿しこめないときもあることは以前も書きましたが、今のところ「スチールタップ」に挿せない家電はありません。

日本のメーカー製だからかな?と思いますが、さて。

「スチールタップ」設置風景

僕のようにタテ向きに設置すると固定がやっかいなので、できればノーマルにヨコ方向に設置することをおすすめします。

背面の穴の形状を考えれば、余計な補強をしなくても、しっかり固定されるはずです。

最後に注意点を。

今回の設置作業はかなり簡単で10分ほどで終わりますが、採寸と金具選びはけっこう面倒でした。

僕と同じ設置方法を試したい方は、背面の壁の形状や材質をよく見極めた上で、しっかり採寸してから金具を設置することをすすめます。

でないと、何度もホームセンターに足を運ぶはめになるでしょう。

本体のネジの着脱はおそらく問題ない範囲の作業だとは思われますが、電気製品に手を入れることには変わりないので、そのへんは覚悟のうえ自己責任でトライしてみてください。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

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