(156)自宅の洗面の床にタイルをDIYで貼る③~分量に気をつけながら目地入れ編

インテリア

ステイホームでDIY」ということで、引き続き世田谷のマンション内の自室にタイルを貼った話。

前回はタイルを洗面の床に貼りつけました。

今回は目地材を入れて完成させます。

目地材の分量については、今まで何度となく失敗してきました。

どちらの場合も、目地量を少なく見積もってしまい、最後に足りなくなるという失敗でした。

目地が足りなくなって失敗した床

原因は僕が乏しいDIY経験で作成した目地目安。

目地分量目安の表

経験を積むことは大事ですが、たった数回の経験を法則化してしまい、考えるのをやめてそれに従おうとした僕がバカでした。

大小タイルの目地比較

一口にタイルといっても、左のような大判なタイルと右のような小粒なタイルでは、目地量には相当な差が出ます。

これは極端な例だとしても、タイルのサイズが1センチちがうだけでも誤差と言うには大きな差が出るのです。

当然ながら、選ぶタイルが小粒であればあるほど目地はたくさん必要になります。

今回、施工する面積はおよそ0.8平米ですが、もし先に挙げた表から割り出すと1.7357kg必要な計算です。

小粒の花型タイル

しかし、今回選んだタイルはかなり小さいサイズですから、目地量が1.7キログラムでは確実に足りなくなると思われます。

「だったら2キログラムもあれば足りるのでは?」とも思ったのですが、そういう安易な推測で失敗してきたことを思い出し、今回こそ慎重になりました。

予想よりもだいぶ多めに見積もって2.3キログラムの目地を練ろうと思います。

これなら問題なく足りる……はず。

目地材の在庫

倉庫から余っている目地材を引っ張りだしてきました。

リクシル(Lixil)の「内装用防汚目地材 スーパークリーン バス・トイレ」シリーズに加え、

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1キログラムという少量が便利な「家庭化学工業 タイルの目地材」も残っています。

汚れが目立たないようにしたいので、少しだけ余っている「スーパークリーン バス・トイレ」の「ダークグレー」を混ぜて濃い目の色を作ろうと思います。

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まず「ダークグレー」の目地を測ると、

ダークグレーの目地を計量

「613グラム」でした。

これをぜんぶ使用し、足りない1.7キロ弱をノーマルな「ホワイト」で補います。

ホワイトの目地を計量

「1,689グラム」測りました。

でも、「ダークグレー」と「ホワイト」の比率が1:3ていどでは、だいぶ白っぽくなってしまいそう。

そこで、目地に着色する粉を追加します。

富士商会の「セメント石灰着色剤パーフェクチン」の「褐色」です。

パーフェクチン

レトロなパッケージがいいですね。

パッケージ裏面の説明によると、

パーフェクチン裏面

目地量の10%まで混ぜることができるので、ギリギリいっぱい追加します。

白目地に着色粉を追加

「169グラム」を加えました。

結局、着色粉も加わって、トータルの目地量は2.47キログラムになりました。

約2.5キロではさすがに多すぎるくらいでしょうから、これでどれくらい余るか、いい実験になりそうです。

着色剤と目地をよく混ぜ、ダークグレーの目地も混ぜ合わせます。

目地材をよく混ぜる

色ムラなく混ぜたら、準備完了。

とりあえず、470グラムを別にして取り置き、2キログラムで施工してみることに。

足りなかったら追加で練ろうと思います。

水の量ですが、正規の量だと「1キログラムに260ミリリットル」と書いてありますが、経験的にこれだとかなり固めで作業しづらいので、少し多め(+40ミリリットル)で「1キログラムに300ミリリットル」で練ります。

ゆるいと強度は落ちるのですが、柔らかい分塗りやすくはなります。

このへんは素人考えなので、参考ていどに。

2キロ分なので600ミリリットルの水を用意し、目地材に混ぜ合わせます。

水と目地材を混ぜた

根気強く混ぜていると、だんだんボロボロとしてきます。

ボロボロと固まった目地

まだまだ混ぜるのですが、ゴムベラだと混ぜにくいので僕はこのへんからはゴム手袋をはめ、手でガシガシ混ぜていきます(これも我流なので参考ていどに)。

手で目地材を混ぜる

柔らかい粘土のような感じになったら準備完了。

練りあがった目地材

この目地材をタイルにドンと塗りつけ、

目地材を手でタイルに塗る

どんどんのばしていきます。

目地材を塗りのばす

この作業、本当は専用のゴムベラなどを使用するのですが、個人的には手でやるほうがやりやすいと思っています。

まずは全面に行き渡らせるのが肝心。

目地材が足りない

と思ったら、目地が足りない……

目地材が足りない

やっぱり2キログラムじゃ足りなかったか。

残りの470グラムを追加で練って目地をぜんぶ埋めました。

目地材を全面に塗った

残った目地はこれくらい。

目地材の残り

200グラム(追加の半分弱)くらい残った感じ。

ということは、2.2~2.3キログラムくらいを使った計算になりますね。

この時点で「2.3キログラムで余裕」という僕の目算が外れていたのがわかります。

多めに作ってよかった……。

さて、作業を続けましょう。

表面に余った目地材をそぎとり、

余分な目地材を手でそぎとる

端の部分を指先でならします。

端の目地を指でならす

余分な目地材をざっくり取り除いたら、続いてスポンジでふき取ります。

スポンジで表面をふく

スポンジを洗って絞り、またふき取るという作業の繰り返しがツライ……。

スポンジでふき終わった

これくらいでスポンジはお役御免。

次はいらないふきんや布で表面をさらにふきます。

布でタイルをふく

洗ってはふき、洗ってはふき、だいぶタイルが見えてきました。

あとちょっと!

布でふき終わった

いつもだとこれできれいになるんですが、まだちょっと黒ずんでいますね。

今回は、表面がザラザラしたタイルなので、なかなか汚れが落ちきりません。

仕上げにキッチンペーパーでふいてあげました。

キッチンペーパーでふく

このへんまできたら、壁についた汚れも落とします。

壁の汚れをふく

本来なら、壁に養生テープを貼るのが正式なやり方。

でも、粘性の弱いテープを使っても塗装の壁がはがれてしまうのはよくあること。

そうなるくらいなら、作業中に汚れをふき取るほうがいいかなと考えました。

このやり方だと凹凸に汚れが残ることもあるのですが、足下なので僕は気にしません。

壁がちょっとでも汚れるのがイヤな人はしっかり養生するのをすすめます。

見切り材の汚れをふく

見切り材もふいてあげましょう。

ひとまず完成

これでだいたい完成。

こうやって書くとあっという間ですが、想像以上に大変でした。

奥に長い空間なので、手が届かないところは前回と同じく段ボールで足場を作り、そこにひざをついて手をのばしてふかねばなりません。

片膝ついてもう一方の足は伸ばし片手も伸ばして、とまるでストレッチをしているような体勢で何度も足がつりそうになりました。

ステイホームで運動不足な体にはかなりこたえました……。

でもって、翌日。

翌日のタイル面

目地も乾いて、だいぶ色が落ち着きましたが、これくらいの濃さなら汚れは目立たないでしょう。

期待通りです。

でも、タイルの表面にまだ目地が残ってる気がします。

表面の凹凸に入りこんでしまった汚れはなかなか頑固です。

ぎゅっとしぼった雑巾を用意し、表面をゴシゴシふきます。

雑巾で表面をふく

目地はもう固まっているので、強めにやっても大丈夫。

ふき終わってきれいになったタイル

ふき終わったところがちょっときれいになったのがわかりますか。

全面をふいたら、ようやく完成!

完成後のタイル

小粒な花型のタイルですが、足下なので小さな四角形に見えますね。

目地の色の濃さもあって、意外に渋い仕上がりになりました。

予想外ですが、嫌いじゃないです。

近くで見ると可愛らしい花型がわかります。

完成後のタイル

見切り材の収まりもきれいにできました。

完成後のタイル

タイル貼りにしたことで洗面の床の汚れが以前よりも目立ちにくくなり、掃除もラクになるはずです。

満足満足。

3回にわたったタイル貼りもめでたく終了。

最後にくりかえしになりますが、目地材の分量のこと。

今回の施工面積は0.8平米でしたが、2.3キログラム弱の目地材を使いました。

これは以前の僕の表よりも600グラムも余計に必要になったということ。

やはり、施工面積が同じでもタイルのサイズによって目地量は大きく異なることがわかりました。

小さめのタイルでDIYに挑戦する方は、目地が足らなくならないように思いきって多めに練ることをおすすめします。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

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