(164)食品や消耗品のストックを収納するのにペグボードを活用する

前回は飲み物や軽食を準備し、サイドテーブルを設置しました。
今回は、食品や消耗品のストックなどをどうやって収納するか考えてみます。

こうしてみると簡易な宿泊に限定してもいろいろなものが必要なんですね。
こんなときのためにペグボードを設置したのでした。
繰り返しになりますが、ペグボードの便利なところは穴の開いている場所ならどこにでもフックを引っかけて収納を自由にアレンジできること。

フックを移動させるだけで収納位置はいつでも変更できるので、あとあと生活形態が変わっても大丈夫。
ただ、収納している状態が丸見えなので、きれいに収納しないとだらしなく見えてしまうので注意が必要です。
雑多に物を引っかけて個性を演出できる自信はないので、なるべく色数を絞ってシンプルにまとめる方向で考えます。
うちの山小屋はなるべくブラックを中心に小物や家電をまとめてきましたから、ペグボードにかけるフックも黒を選びます。
もともとはアマブロ(amabro)のペグシリーズを中心にするつもりでした。

スマートでマットな質感も良いのですが、多用するにはちょっとお値段が高いのが難点。
いろいろと物色したところ、こんなものを見つけました。
「パンチングボード用樹脂フック黒10個入」です。

僕は2回購入しましたが、どちらも500円弱でした。
10個入りでこの価格はありがたいです。
材質は「ポリアセタール」なるもの。
ググってみるとプリマ―系素材の一種なんだそうで。
まあ、ふつうのプラ製のフックと思えばいいんじゃないでしょうか。
これならケチケチせずにどんどん設置できます。

プラスチックながら質感がマットなのもいいです。
前回ご紹介した紙コップ用のカップホルダーは、サクッと引っかけられました。

ただ、このフックだけではペーパータオルやティッシュペーパー、トイレットペーパーなどの大きなものは収納できませんから、こんなものも用意しました。

黒のワイヤーバスケットです。
「ナチュラルキッチン(Natural Kitchen)」で300円で購入しましたが、百均や雑貨屋さんでも類似品は手に入るはず。
これをさっきのフックに引っかければ、簡単に収納棚ができます。

持ち手はいらないのでペンチで取り外しましょうか。

ミノンの詰め替えパックとティッシュペーパーを入れてみると、ちょうどいいサイズでした。

あんまり重いものは入れられませんが、ペーパー類のストックなら楽勝。

こちらはトイレットペーパーと小型のドライヤーを収納しました。
うまくいきそうなので、別のタイプのバスケットも買ってきました。

持ち手を外してフックに引っかけて、前回ご紹介したサタケの「マジックライス」を収納しました。

やっぱり高いところはヨコ取り出しのほうが使いやすいです。
続いてはカトラリーの収納。

黒のプラスティックスプーンはテイクアウト用にもらって余ったものを流用しています。
この収納には選んだのはこれ。

渋い雑貨ラインナップで知られるPUEBCO(プエブコ)の収納ケース「HANGING TOOL STORAGE BOX Wide」です。

こちらはちょっぴりお高めです。
![]() | PUEBCO[プエブコ]HANGING TOOL STORAGE BOX Wide 価格:2,200円 |

もうちょっと安いものもないわけではなかったんですが、気に入ってしまいました。

きれいに収まったので満足です。
一方、黒以外のカラーのお手拭きや割りばしは隠して収納することにします。

これは袋に入れて収納しましょう。

FILT(フィルト)のネットバッグです。
フランスのブランドで一時期けっこう流行りましたね(画像をクリックするとYahooショッピングの商品ページに飛びます)。

今や、百均などでも類似品が売ってますが。
このタイプはネット状なので、通気性もあるのが良いところ。

お手拭きや割りばしを入れてぶら下げます。

こちらはアマブロのロングフックに引っかけて吊るしました。
いろいろと収納していると、どうしても1種類のフックだと形状が合わないときがあります。
高価なものと安価なものを使い分けながら、うまく収納するといいと思います。
だんだん楽しくなってきて、不要なものも飾りたくなってきました。

これまた「ナチュラルキッチン」で100円で手に入れたおうち型の木製ボックス。
ここに接着剤で金具をくっつけます。

これをフックで吊るせば飾り棚になります。

飾ったのはチェコの絵本「クルテック」に出てくるネズミのぬいぐるみです。
本物のネズミは勘弁ですけどね。
こんな具合に楽しみながらペグボード収納が完成。
最後はプロの写真をどうぞ。

階段側から見るとこんな感じ。

収納場所が狭いため、苦肉の策で設置した感もあるペグボードでしたが、自由度も高くて飾る楽しみもあっておすすめの収納だと感じました。
省スペースで安価なので、ぜひお試しください。