(204)和天井の表面を剥がして珪藻土塗料で塗装してDIYリフォームする

母屋のキッチン

前回、天井をどうリフォームするか、いろいろと考えてみました。

キッチンを移設することになった部屋の天井は、もともとは木目調のシートが貼られていました。

和天井

これは別の部屋の写真ですが、いわゆる「和天井」というやつです。

10年以上前にパネル型の壁紙を上から貼りつけてリメイクしたのですが、溝も埋めずに上から貼っただけだったせいか、現在では端の剥がれも目立ってきました。

既存の天井の壁紙
既存の天井の壁紙

今後もますます剥がれてくると思うと、上から塗装することはできません。

「ひとまず剥がしてみて考えるか」とあまり深く考えないまま作業に突入することに。

壁紙を剥がす

壁紙を剥がしてみると、壁紙と一緒にもともとの木目調のシートも剥がれました。

剥がれてぶら下がる天井

残ったのは下地の板の部分。

天井の下地の板

ただの板といえばそれまでですが、個人的には木目調のシートよりも質素で好ましく感じます

ひとまず天井全面をこの状態にすべく、ビリビリと壁紙を剥がしていきます。

壁紙を剥がす途中の天井

壁紙と木目シートが一緒に剥がれてくれるときはいいのですが、壁紙やシートの裏紙がところどころ残ってしまうのが困ったところ。

先ほどの写真でいえばここ。

壁紙やシートの裏紙が残ったところ

これをヘラなどを使ってコツコツ剥ぎ取っていくのですが、これがかなり大変な作業。

脚立に乗りながら天井を向いての長時間の作業は、やってやっても終わりが見えません。

剥がした壁紙や板の切れ端で足の踏み場もなくなっていきます。

床に散乱するゴミ

なんとなく始めてしまいましたが、こんなに大変だとわかっていれば絶対にやらなかったでしょう。

そういえば、以前、マンションの現場監督の方に「壁紙を貼るときはよく考えたほうがいいですよ。一度貼ったら、平らな壁に戻すのはすごく大変ですから」と言われたのを思い出しました。

あのときは「ふ~ん」てな感じでしたが、こうして作業を体感すると身に沁みますね。勉強になりました。

壁紙を剥がし終わった天井

大まかな作業が完了してこの状態になるまで、軽く10時間はかかったと思います。

足も腰も手も痛くなり、疲労困憊。

ほんと、めちゃくちゃ大変でした……。

壁紙を剥がし終わった天井の質感

さて、問題は「この天井をどうするか?」です。

比較的きれいな状態の部分を見ると、このままオイルかステインで仕上げてもいいくらい。

でも、状態の悪いところは、ところどころ湿気や雨漏りで朽ちかけた部分もあり、小さい穴やスキマをパテで補修せざるをえませんでした。

パテ補修した跡

この補修跡が目立たないようにするためにも、全体を塗料で塗りつぶすことに決めました。

パテ補修後の天井

塗装するなら、今回リフォームしたキッチンの壁や天井に塗ったこれがちょうどいいと思いつきました。

「U SELECT」の「珪藻土塗料(KEISOUDO-PAINT)」

U SELECT」の「珪藻土塗料(KEISOUDO-PAINT)」です。

今回のキッチンのリフォームにあたって壁に塗りました。

足りなくなるとイヤだなと4キログラム入りを購入したところ、大量に余ってしまいました。

1.5キログラム入りもありますので、少なめならそちらをどうぞ。

この珪藻土塗料の特徴は塗りやすさ。

珪藻土塗料のどろりとした質感

チョコレートのようにドロリとしているのでポタポタと落ちてくることがなく塗りやすいので天井の塗装にはぴったりです。

珪藻土塗料の塗装にあたっては、下地の調整にシーラーやプライマーを塗る必要があります。

基本的にはこのときとほとんど同じ作業ですが、天井の面積がそこそこ広いので今回はローラーの継ぎ柄も用意しました。

珪藻土塗料を塗るための道具一式

これがあれば、いちいち脚立を昇り降りする手間も省けます。

ホームセンターなどで1,000円もしないので、天井を塗装するならぜひ用意してください。

壁と床をきちんと養生したら、

養生後の室内

塗装開始です。

ローラーでプライマーを塗装

下塗りなのでムラに神経質になる必要はないと思います。

プライマーが飛び散って落ちてくるので、作業着は必須。

できればゴーグルやマスクもするといいでしょう。

溝部分はローラーでは塗れないので、脚立に乗ってハケで。

ハケで溝を塗る

地味で辛い作業ですが、なんとか一度塗りが完了。

プライマーの一度塗りが完了した天井

同じ要領で二度塗りもおこないます。

プライマーの二度塗り

二度塗りが完了した状態。

プライマーの二度塗りが完了した天井

プライマーが乾いたのを確認したら、珪藻土塗料を塗ります。

珪藻土塗料

まずは溝とフチを細いハケで塗装します。

ハケで溝を塗る

残りの平面をローラーで塗っていきます。

ローラーで天井を塗装

天井の塗装はずっと腕を上げての作業なので大変ではありますが、珪藻土塗料はたれにくいのでポタポタ落ちてくることがかなり少なく、予想以上に快適に作業できました。

作業後の床をごらんください。

作業後の床

プライマーの白い汚れは目立ちますが、珪藻土塗料の茶色の跡はわずかです。

珪藻土塗料は天井の塗装には最適だなと実感しました。

珪藻土塗料を塗った後の天井

一度塗りですが、けっこうきれいに塗れました。

塗装直後なのでツヤツヤしていますが、乾くとツヤのない落ち着いた質感になります。

天井もきれいになって、部屋の雰囲気もだいぶ変わりました。

天井塗装後の室内

床のカーペットをどうするかとか、引戸をどうアレンジするかとか、気になることはまだまだありますが、業者さんと約束した設置工事の日が迫ってきました。

次回は、キッチン設置完了後の様子をお届けします。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

プロフィール

関連記事一覧