(208)断熱材の上に敷く床材には「ユカハリタイル」を選んだ
![](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2019/03/37_03.jpg)
前回、床下に透湿防水シートを貼りつけました。
このシートの上から、既存の断熱材を置き直しました。
![透湿防水シートの上に断熱材を置いた](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/207_24.jpg)
この断熱材は、10年以上前、もともと敷いてあった畳を撤去して代わりにポンと置いたもの。
図にすると、こんな状態です。
![図説:床板に断熱材を置いた状態](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_02.jpg)
我が家の床に敷いた断熱材がどんなものかと言いますと、
![断熱材「スタイロフォーム」](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_03.jpg)
「スタイロフォーム」という商品で、調べてみると定番的な断熱材のようです。
![]() | 断熱材 スタイロフォーム B2断熱材 厚さ30mmx巾910mmx長さ1820mm 1枚あたりの送料計算重量14.02kg安心のノンフロン ボリューム模型 DIY 建築材 リフォーム 価格:1,595円 |
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3592FA+9HQU0I+2HOM+BWGDT)
素材感で言うと、固めの発砲スチロールのような感じで、しっかりしてはいますが、木材のように丈夫ではありません。
我が家のようにこの上に直接カーペットを敷してしまうと、カーペット越しに断熱材を足で踏みつけることになります。
その結果がこちら。
![ボコボコになった断熱材の表面](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_04.jpg)
断熱材の表面がボコボコになっているのがおわかりでしょうか。
特に、頻繁に歩く場所は凹みがひどく、あまり歩かない場所との高低差が出てしまっている始末。
昔の自分は何も知識がなかったので仕方ありませんが、やはり手抜きのDIYはダメですね。
本来であれば、まず床板の上に根太を設置し、
![図説:床板に根太を設置](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_05.jpg)
根太の間にカットした断熱材をスキマなく敷き詰め、
![図説:根太の間に断熱材を設置](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_06.jpg)
その上に合板を固定し、
![図説:根太の上に合板を設置](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_07.jpg)
ようやく床材を設置する下準備が整い、床材を貼ることができるのです。
![図説:合板の上に床材を接着](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_08.jpg)
でも、延々とキッチンのインテリアのDIYをおこなった僕に、もはやそんな大工仕事をする気力は残っていませんでした。
今までも断熱材の上を直接歩いてそんなに困ってこなかったし、スキマが目立たないように調整するだけで目をつむることにしました。
![断熱材を敷き直した後の床](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_09.jpg)
こちらが敷き直した断熱材。
まだスキマは見えますが、以前よりは少しはマシになりました。
さて、問題は「この上にどんな床材を敷くか」ということですね。
今まで、このブログや「日刊Sumai」の連載では、さまざまな床材を検討してきました。
まず、マンションの床でよく使っているのがサンゲツのフロアタイル。
薄くて安価で施工がラク。
立体的な加工もなかなかリアルで、ぱっと見は本物の木材のように見えます。
山小屋のリノベーションでは、「西粟倉森の学校」のユカハリタイル「コグチ」を採用しました。
小口面が印象的なデザインで、50センチ角のパネル状になっています。
これをボンドで既存の床の上に貼り付けました。
一方、二階の床に採用したのはサンゲツの「ココフロア」。
「ビニールと繊維が融合した新感覚床シート」というキャッチコピーがついているとおり、汚れに強いビニール素材を繊維のように織り上げた独特の床材です。
これも既存の床の上にボンドで貼り付けました。
とまあ、こんな具合に今まで採用した床材だけでもさまざまな種類があるのですが、どれもボンドで貼り付けて施工してきたのが共通点。
今回の床はというと、先ほどごらんいただいたとおり断熱材をただ敷き詰めただけ。
![断熱材をただ敷き詰めただけの床](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_10.jpg)
デコボコも目立ちますし、ところどころスキマや段差もあります。
とてもこの上からボンドで床材を貼ることはできそうにありません。
となると、既存のカーペットと同様、上から置くだけで済む床材を選ばねばなりません。
そういえば、「西粟倉森の学校」のユカハリタイルのシリーズは裏にゴム材が貼ってあって滑りにくいので、ただ置くだけでもOKって商品説明に書いてあったような。
![ユカハリタイルの裏のゴム](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2019/03/37_02.jpg)
じゃあ、今回の床もユカハリタイルの「コグチ」にすればいいやと思ったのですが、計算してみるとあっさり予算オーバー。
コグチタイルの平米単価は「15,840 円」ですが、これを8畳(約13平米)に敷き詰めると、なんと20万円を超えてしまうので絶対にムリ。
予算的には奮発しても10万ちょっとが限度です。
そこで検討したのが、同じシリーズの中でも安価なユカハリタイル「ひのき」。
【西粟倉森の学校】ユカハリタイル「ひのき」
![](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/tile_hinoki.jpg)
以前、サンプルをいただいたことがあります。
![ユカハリタイル「ひのき」のサンプル](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2019/03/37_03.jpg)
平米単価は「9,075円」なので、12万円弱で済むはず。
他の床材と比べるとこの価格でも決して安いとは言えませんが、このシリーズは本物の木材を使っているので質感も良いですし、何より「ひのき」は独特の香りが素晴らしいので、思い切って採用することにしました。
注文前に今一度慎重に採寸したところ、床の一辺の長さはおよそ352センチでした。
ユカハリタイルは50センチ角ですから、ちょうど7枚が収まる計算になります。
![ユカハリタイルの枚数計算図](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_13_.jpg)
となると7枚×7枚で計49枚が必要数。
オンラインショップでは、8枚入りとバラ売りが販売されているので、8枚入りを6箱とバラ売りを1枚、計49枚を購入しました。
![ユカハリタイルの購入明細](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_14.jpg)
合計「112,070円」でした。
届いた商品がこちら。
![ユカハリタイルのパッケージ](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_15.jpg)
あれ?前よりもパッケージがかわいくなってる!
以前、コグチタイルを購入したときは、こんな感じの素っ気ない段ボールでした。
![昔のコグチタイルのパッケージ](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_16.jpg)
それが新しい箱には、ロゴやイラストが散りばめられています。
![箱に掲載されたイラストの数々](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_17.jpg)
「村の95%を占める森林から出る間伐材を有効活用し、商品を生み出す」という「西粟倉森の学校」のコンセプトをイラストで表現しているのでしょう。
中にはこんなイラストも。
![「腰に注意」のイラスト](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2020/12/208_18.jpg)
思わずほっこりさせられます。
パッケージを変えるだけでも商品の印象は変わるもの。
こういう工夫は素晴らしいなと思います。
次回は、このタイルを床に敷き詰めていきます。