(209)ユカハリタイル「ひのき」を8畳の床に敷き詰めて塗装する
断熱材を置いただけの床に「西粟倉村 森の学校」のユカハリタイル「ひのき」を敷くことに決めたのが前回までのお話。
今回は、届いたユカハリタイルを8畳の床に敷き詰めていこうと思います。
横長の板が5枚つながった形状で、サイズは50センチ角。
ほぼ白と言える色合いが印象的です。
ところどころに節も散見されます。
僕個人としてはこの節も気に入って選んだのですが、気になる人はいるかもしれません。
敷き詰める床はこちら。
前回も書いたとおり、断熱材を敷き詰めただけの手抜きDIY。
きちんとやりたい人はきちんと根太を設置して合板を貼りましょうね。
こんな感じで部屋の端から一枚ずつ置いていきます。
このユカハリタイル、裏面にゴムシートが貼ってあります。
なので、ただ置くだけでもずれにくいのです。
僕のような手を抜きたい人だけでなく、賃貸の床を模様替えしたい人にも良さそうです。
引っ越しの際には外して転居先に持って行けばいいのでムダにもなりません。
さて、どんどん敷き詰めていきましょう。
今回は、板の向きをタテ・ヨコと交互に置いて見た目に動きをつけてみることにしました。
1列目が敷き終わりました。
床の幅は約352センチなので若干余る予定でしたが、
ほぼ予定どおり。
このスキマをどう処理するかは後ほどご説明するとして、どんどん作業を進めていきましょう。
ただ置くだけなのですごくラクな作業でしたが、一か所だけ難所が。
柱の下部がタイルに干渉してしまい、入りません。
仕方ないので、小さいノコギリで柱の一部を薄くカットしました。
これでなんとかタイルが敷けました。
再びタイルを敷いていき、無事に作業完了。
最後は予定どおり、部屋の隅に数センチずつスキマができました。
では、ビフォーアフターをごらんください。
薄汚れた白い絨毯だった床が、
こんな感じになりました。
もともとのインテリアがブラウンを基調とした色合いだったので、ユカハリタイルの「白」がどんなふうに見えるか不安でしたが、明るい印象に仕上がりました。
壁面がクリーム色の珪藻土仕上げなので、そこと色合いがそろったのがよかったのかもしれませんね。
我が家のような和室を簡単リフォームするのにも最適な床材だと感じました。
見た目的にはこれで満足ですが、このユカハリタイルは「無塗装」。
木そのままの床材ですから、汚れなどを防止するには塗装を施す必要があります。
このブログではおなじみ、オスモカラーを塗ることにします。
以前、小屋の一階の床に塗った「フロアクリアー(つや消し)」の余りを使います。
オスモカラーの塗り方については何度も書いてきましたが、こちらをどうぞ。
【ポイント①】ハケに塗料をつけ過ぎないようにすること
【ポイント②】木目に沿って薄くのばすように塗ること。
この鉄則さえ守れば、大失敗はしないと思います。
今回は、ユカハリタイルをタテ・ヨコ交互にならべているので、タイルごとに塗る方向を分けながら塗装しました。
「クリアー」なので色はつきませんが、塗装によって少し濡れたような色がつきます。
奥が塗装済み。
けっこう色がついたように見えるかもしれませんが、乾いた後は落ち着きます。
塗装中にご注意いただきたいのが足場。
床全面を塗るときは、最後に逃げる場所を残しながら塗装を進めていきましょう。
全面を塗り終えました。
オスモカラーの特徴はニスのようなガッチリした塗膜をつけずに木材の質感を残しつつ、防水性を獲得できること。
キッチン前の床ですが、これで多少の汚れなら防ぐことができるでしょう。
最後におこなうのが、先ほど残ったスキマを埋める作業。
使うのはこちら。
ニトリ(NITORI)の「ジョイントマット」のフチ用。
これをスキマに合わせ、
カッターでカットし、
押し込みます。
正直、木目調の質感はあまりいけてないですが、加工しやすく伸縮性のある素材がポイント。
ごぞんじの方もいると思いますが、木材は湿気の影響で伸びたり縮んだりします。
夏は湿気を吸い込んで膨らむ一方、冬は乾燥して縮みます。
スキマを埋めるジョイントマットはその膨張&収縮にも対応できるので都合のよい素材だと考えました。
かくして床のリフォームが完了。
塗装したオスモカラーも乾いて色合いもだいぶ自然に落ち着きました。
ひのきならではの柔らかな色合いにうっとりします。
さわやかな香りもきちんと感じられ、大変満足しました。