(215)パシフィックファニチャーサービスのスチール製ペグボードを設置する
前回は、IKEA(イケア)のレールを取り付けました。
引き続き、キッチンまわりの収納を充実させていきます。
今回はパシフィックファニチャーサービス(Pacific Furniture Servicepfservice、以後「P.F.S.」と略記)のペグボードを設置します。
「P.F.S.」は恵比寿に本拠を置くインテリアショップ。
アメリカンスタイルのインテリアが好きな人なら一度は訪れていただきたいお店です。
僕のお気に入りは「P.F.S.パーツセンター」というフックやつまみのような細かいパーツを扱う店舗で、おなじみのアメリカンスイッチや、
ソープディッシュ、
メールボックスなど、
うちのマンションでもさまざまな製品を採用してきました。
そんななかで以前から気になっていたのがスチール製のペグボード「STEEL BOARD」です。
お店のホームページはこちら。
【Pacific Furniture Servicepfservice】WALL CONTROL!
幅580ミリ×高さ1220ミリのフルサイズと、幅590ミリ×高さ610ミリのハーフサイズがラインナップされています。
今回購入したのはハーフサイズ。
ペグボードといえば、以前、離れの小屋に設置しました。
圧迫感なく壁面を収納にできるのが便利です。
このときは木製のものをDIYで壁に設置したのですが、今回はスチール製。
木製にくらべると重みもあり頑丈です。
価格は9,900円(税込み)とちょっとお高め。
送料を含めると1万円を超えました。
実を言うと、スチール製のペグボードはIKEAでも扱いがあり、ぐっとリーズナブルで約1/3の価格で手に入れることができます。
しかし、色がホワイトしかなく規格がIKEA独自の規格なのが難点です。
規格が一般的なものでないと、他のショップで購入したフックは設置することができません。
ペグボードには「アメリカ規格」と「日本規格」があることは以前も書きましたね。
「P.F.S.」のペグボードは隣り合う穴の中心から中心までが25ミリの「アメリカ規格」。
フックなどはアメリカ規格のものを使いましょう。
裏返すとこんな感じ。
四方を折り曲げて枠を形作っており、そこにも穴が開いています。
ここに金具などを通して吊り下げることを想定しているようです。
我が家への設置方法を考えるにあたり、穴まわりの細かいサイズを測ってみました。
一方、設置する壁はこちら。
以前追加で設置した作業台の横です。
ガスコンロにも近いので、この壁にペグボードをかければ収納スペースとして有効活用できると考えました。
壁を取り囲む木部をうまく利用して設置したいところです。
木部は珪藻土塗りの壁よりも2センチほど前に出ているので、この厚みにうまくペグボードを収めたいと思い、設置方法を考えました。
いろいろ考えた結果、S字フックを使うことに。
吊り下げ用の穴に合わせてS字フックを2個設置。
ここにペグボードを引っかけます。
意外に簡単でした。
設置が済んだら、どう収納していくかを考えます。
まず試してみたかったのがこれ。
前回ご紹介したIKEAのGRUNDTALシリーズのマグネットナイフラックです。
既に廃番になっているのでメルカリで入手しました。
このマグネットナイフラック、パーツをならべるとこんなふうになります。
赤い矢印で示した穴を使って壁にネジ留めするのですが、実はこの穴の間隔がちょうどアメリカ規格のペグボードにピッタリなのです。
ボルトを使って、ペグボードを挟み込むように固定します。
スチールペグボードの下部に取り付けました。
これで包丁がビタッとくっつけられます。
包丁を丸出しでくっつけるのはちょっと……と思う方もいると思いますが、他にもいろいろな使い道があって便利です。
世田谷の自室のキッチンでは鍋敷きやキッチンタイマーなどをくっつけています。
GRUNDTALのナイフラックは廃番ですが、寸法が異なる同種の商品も販売されているので、ぜひ試してみてください。
続いて設置するのはこちらのフック。
無印良品の「フック・マグネットタイプ(小)」です。
木製のペグボードでは専用フックが必須でしたが、このペグボードはスチール製なのでマグネットのフックも使えます。
フックをくっつけていろいろ下げてみました。
ミトンやエプロンなどの布製品や、キッチンタイマーのように火の近くに置きたくないものはここにまとめました。
作業台やコンロからも近いのでとても便利です。
というわけで、まさかのフックを使わないまま収納完了。
ペグボードなのにただのスチールボードになってしまいました。
そのうち気が変わったらペグボード用のフックも使おうと思います。
ステンレスの業務用キッチンともマッチしていると思いますがいかがでしょうか。
次回も引き続き、キッチン用品について考えます。