(234)コードをうまく隠して食卓の壁に間接照明を設置してみる
キッチンのリフォームが完了して料理の頻度が増えると、今度は食卓まわり(ダイニング)の環境が少々気になってきました。「どこかを直すと別のどこかが直したくなる」というリフォームあるあるのスパイラルです。
まずは、新しいキッチンと食卓の位置関係をごらんください。
食卓があるのは窓が多くてもっとも日当たりが良い部屋。でも、ウナギの寝床のように縦長で、どうやってダイニングテーブルを置いていいか迷う間取りです。
こちらが食卓の現状。
イスは祖父から受け継いだものです。座って作業もできるし食事もできるちょうどいい高さが気に入ってずっと愛用しています。
テーブルはニトリ(NITORI)でアウトレットになっていたもの。脚をカットしてイスの高さに合わせました。激安だけあって表面の「木目感」が安っぽいので何とかしたい気持ちもあるのですが、それはまた後日に譲るとして、今回はまず照明環境を改善したいと思います。
実を言うとテーブルの位置がずっと気になっていました。天井から吊るすペンダントライトの取り付け位置の都合でテーブルをここに置いているのですが、本当は壁の横に合わせたいのです。
ペンダントライトの位置を変えて(これについては次回)、こんな感じに移動しようと思います。
実際に動かしてみました。
壁とテーブルをそろえたおかげで、それぞれのイスが窓に隣り合うようになり、見た目に対称性が出てすっきりしました。
で、ようやく本題。この壁に壁付けの照明を設置します。
いったんイスをどけてみました。
設置する照明はこちらのウォールライト。
だいぶ昔に買ったものなのでメーカーなどは不明です。この家の別の部屋に設置していたのですが、今ひとつ活かせないままだったのでダイニングに移転することにしました。
手で持って点灯してみました。
光源が隠されているので間接照明として機能します。コンセント式で中間スイッチが付いているタイプなので電気工事も不要。簡単に設置できるので便利なのですが、悩ましいのが電源コードなんですよね。壁などに後付けで照明を設置する場合に、このコードをどう隠すかのかが難しいのです。
ちなみにこの壁はもともと砂壁だったところに壁紙を貼っているので、釘やネジは打てません。もちろん、コードを壁内に隠すなど素人の僕にできるはずもありません。
そこで、今回はコード隠しと設置下地を兼ねて、木材を追加してみることにしました。
倉庫に余っていたものです。これをまわりの木部と同じ色で塗装して裏にコードを隠してみようというわけ。まず、木材の長すぎる部分をカットします。
表面にやすりをかけます。
そして、以前タッチアップに使ったブラウンの塗料を塗ります。
以前にもご紹介したアトムハウスペイントの「オールマイティーネオ」のコーヒーブラウン(こげ茶)です。
水性で扱いやすく、しっかり色がつきます。
めんどくさいので裏は塗りません。どうせ見えないし。
乾くのを待って設置作業です。
こんなふうに取り付けようと思います。
固定方法ですが、釘やネジは頭が目立つのでイヤだしボンドは強度が不安なので、L字の金具を使うことにしました。
これで柱の横からネジでとめればネジの頭も隠れます。
コードを支えるフックをいくつか貼り付けたら準備完了。
柱の横からネジで留めました。けっこう違和感なく仕上がったかと思います。
この真ん中に照明器具の受けの金具を固定します。
上から照明器具を取り付けます。
だらーんとしたコードは木材の裏側に収納していきましょう。
ちょっと見にくいですが、フックにコードがかかってたれないようになっているのがおわかりでしょうか。
コードが柱に沿っただけでだいぶ見た目が改善されました。
コードも隠したいので、こちらを使います。
モールとか呼ばれるやつです。ホームセンターで安価に手に入ります。色は数種類ありますが、我が家に合いそうなのは濃い目の木目でした。まあ、質感はそれなりなんですけど、そこはガマン。
コードに合わせてカットして柱に貼りつけ、コードを収納します。
だいぶすっきりとした見た目になりました。
点灯してみると……
いい感じ。これならダイニングまわりを優しく照らしてくれそう。
次回も引き続き照明を改善します。