(235)ペンダントライトのコードを延長して調光電球を取り付ける
引き続き、母屋の食卓まわりの照明環境を改善していきます。
今回は、天井から吊り下げるペンダントライトの位置を変更して、調光電球を設置します。
ペンダントライトに限らない話ですが、照明の難しさは「適切な位置や高さ、明るさを見きわめること」と「そのために設置上の工夫をおこなわねばならないこと」だと思います。
離れの照明でもいろいろ苦労してきました。
いろいろな電球を比較してみたり、
照明レールから電源を取って照明を増設してみたり。
前回は食卓横に壁付けの間接照明を設置しましたが、
それにともなって食卓を移動したため、卓上を照らすペンダントライトの位置も変更する必要があります。
食卓の真上にフックを設置し、ペンダントライトのコードを引っかけてみました。
う~む、ちょっと高すぎる気がします。
できれば壁付けの間接照明よりも低い位置に吊るしてダイニングテーブルだけをピンポイントで照らすようにしたいのです。
用意したのはこちらの照明用の延長コード。
YAZAWA(ヤザワコーポレーション)の「引掛シーリング用延長コード 0.5m」のホワイトです。
1メートルのタイプや、
ブラックのカラーもあります。
どれもリーズナブルでおすすめです。
照明の取り付け口とペンダントライトの間にかませてやれば、
ちょうどいい高さになりました。
これなら間接照明とうまく組み合わせられるかと思ったのですが、今度はペンダントライトが明るすぎるのが気になってきてしまいました。間接照明が加わったぶんと、ライトの高さが低くなったぶんで、同じ電球でも食卓での灯りの感じ方が変わったのでしょう。やっぱり照明は難しいです。
もっと弱い電球に交換する手もありますが、調整が効くほうが便利そうなので今回は調光電球を導入することにしました。
調光電球については、以前、「日刊Sumai」の連載でもご紹介したことがあります。
こちらは「ソレイユ」という商品。世田谷の自室で愛用しています。ホイール式のコントローラーなど使い勝手もよいのですが、少々お高いのが難点です。
今回はダイニングだけでなく他の部屋に設置したいので、費用を抑えるためにより安価な商品を探してみました。
「HOME LIGHCON」という調光電球とリモコンです(画像をクリックするとYahoo!ショッピングの商品ページに飛びます)。
セットで「1,580円」で送料「750円」を加えても「2,330円」。
電球と、
リモコン。どちらもオーソドックスな見た目で、特段安っぽさは感じさせません。
では、ペアリングしてみましょうか。
説明書の指示はこの3行のみ。
(1)「壁スイッチオフで専用電球を器具にセットします。」
(2)「ペアリングしたいボタンを【押したまま】壁スイッチをオン。」
(3)「電球が点滅したらペアリング成功です。」
リモコンでオンオフができるようになりました。簡単。
続いて調光機能を試してみます。
左右のボタンで色味を、上下のボタンで光量を調節できます。
まずは色味から。
寒色。
暖色。
続いて光量を強めに。
どれも問題なく動作しました。
素人写真ゆえ、見たままの光のニュアンスは伝わらないかとは思いますが、はっきりと認識できる幅で「寒-暖」「強-弱」の調節が可能です。
欲を言うならば「最大時の光量がもう少し強ければなお良い」「暖色の色味がもう少しオレンジっぽい色まで変わるとなお良い」と感じました。
また、「日刊Sumai」で紹介した「ソレイユ」のホイール式のコントローラーとくらべると、ボタン式はやや操作が鈍重な印象はあります。
とはいえ、電球とリモコンがセットで2,500円にも満たないと考えるとコストパフォーマンスは非常に高い製品だと言えるでしょう。
満足したので同じ電球を食卓にも設置してみました。
暖色で暗めに点灯すると、落ち着いた雰囲気。
一方、寒色で明るめに点灯すると、
机の上が明るくなり、クッキリと物が見えます。
間接照明と併用してみます。
床置きの照明も点灯してみましょう。
ちなみに、間接照明だけ点けるとこんな感じ。
色味や光量の調節と間接照明のオンオフの組み合わせで、シチュエーションに合わせて照明環境をコントロールできるようになったので、だいぶ快適になりました。
照明を改善するだけで部屋の居心地はずいぶん変わるものです。面白いのでGIFアニメも作ってみました。
次回も引き続きダイニングの環境を改善します。味気ない木目調テーブルにリネンのテーブルクロスをかけてみます。