(339)【後編】既製品の照明パーツで壁付けアームライトをDIYする

前回はペンダントライトのコードを延長しました。
引き続き照明器具の改造をおこなっていきます。
くりかえしになりますが、照明器具は電気が通るものですから、素人がいじる場合それ相応のリスクがあります。絶対に事故が起こらないよう細心の注意を払ったうえで、自己責任でトライしてください。
■コードの接続部分に負荷がかからないよう注意する

延長したコードをアームの中に通します。コードをアームの先端に一周させてくぐらせ、かたく結ぶのがポイント。

なぜこんなことをするのかというと、ただライトのコードを通しただけだと、灯具やシェードの重みがコードの接続部分にもろにかかり、断線してしまう危険があるからです。

前回、ペンダントライトを分解した際に引っ掛けシーリングの内部が結び目になっていたのを思い出してください。こうすることで電線の接続部分に負荷がかからないようになっていました。

同じようにアームの先端に結び目を作ってやることでコードの接続部分への負荷を軽くしてあげるわけです。

アームライトの大まかな形ができあがりました。

このアームを設置するには受けのパーツを壁に固定しなければなりません。
アームと照明の重さがかかるパーツなので、柱のように強度のある下地にしっかりと固定することをおすすめします。

ここに先ほどのアームライトを差し込めば…

ようやく完成形が見えてきました。
■中間スイッチをつないだらいよいよ点灯!
続いては、アームライトからコンセントまでの作業。

片側にコンセントプラグがついたコードが余っていたので、それを使います。

コンセントからのびてくるコード(危険なので絶対に完成前にはコンセントにつなぎません!)と、アームライト側のコードをつなぐのですが、ここに中間スイッチを設けます。

パナソニック(Panasonic)のオーソドックスな中間スイッチ「WH 5403BP」です。
アマゾンでも買えますし、ホームセンターでも売ってます。

スイッチを分解するとこんな感じ。

前回と同じ要領でコードのカバー(被覆)をはいだら、

電線をねじって束ねてから時計回りの方向にフック状に丸めます。

ここにネジを通して、

スイッチ本体にしっかりと留めてやります。

同じ要領で反対側(ペンダントライト側)も接続したら中間スイッチの完成。

コンセントプラグを挿し込んで、

スイッチオン。

おー!点いた!

いい感じにテーブルが照らせました。

壁際のコードがぶらんとしたままなのも何なので、

柱にモールを張って格納しました。

これだけでもずいぶん見た目がスッキリしますね。
■アームや電源スイッチなど安全上の配慮について

アームを押せばスムースに動いて、かんたんに位置を変えられます。
ご注意いただきたいのですが、本来このアームは手で動かす可動式のものではなく、アーム本体に空いたネジ穴で位置を決めて固定して使用するものです。
受けのパーツに上からアームを差し込んだだけなので横方向にはスイングして動きますが、下から力をかけると最悪抜け落ちてしまう危険もないわけではありません。

でも、この構造ならば子どもの手は届きませんし、大人もシェードに頭をぶつけることはあっても、アームを下から押すことはありえませんから心配はないと判断しました。
売り物ならば絶対NGな構造ですが、自宅用のDIYならこういうのもありかなと思います。

安全面での工夫でいうとスイッチ付のコンセントタップに接続するのも大事です。
ライトのコードの延長や中間スイッチの設置など、今回は電線をDIYでいじっています。細心の注意を払ってはいますが、しょせんは素人の仕事なので断線などによる火災の危険がないとは言えません。

当初はこんな感じでふつうにコンセントに接続していたのですが、これだとつねに中間スイッチまでは通電している状態なので火災が発生するリスクがあるわけです。もし留守のときに事故が起こったら大変です。
スイッチ付のコンセントタップに接続し、使わないときはスイッチをオフにしておけば、そもそも通電しないので火事が起こる危険はないので安心です。
■約12,000円でDIYアームライトが完成
では、完成後の様子をごらんください。

前々回にリメイクした障子とあいまって、とても素敵な空間ができました。

手をかけたかいがありました。

可動域に限界はありますが、天井付けの照明よりもテーブルの移動に対応しやすくなりました。

予想外に便利だと感じたのが邪魔になるときは壁際に寄せておくこともできる点。
低めのペンダントライトは頭をぶつけてしまうこともよくありますが、これなら心配ありません。

リビングの居心地もよくなり、満足です。
最後に気になる予算についてもまとめましょうか。
ペンダントライトは定価が14,300円ですが、
アウトレットで購入して約7,000円でした。
アームが約3,000円、
そのほかの工具やパーツはアマゾンで注文。
購入当時の価格でいうと、電工ペンチは「750円」、圧着スリーブは「743円」、コードは「300円」、収縮チューブは「141円」、中間スイッチは「127円」。まとめて「2,061円」でした。どれも安価です。
計12,000円ほどでアームライトが手に入ったので価格的にも満足です。

このやり方は他の種類のペンダントライトでも応用できるので、安価なものを選べば6,000~7,000円で壁付けのアームライトを作ることもできそうです。
しつこいですが、照明器具をDIYで改造することにはリスクが伴います。作業には細心の注意を払い自己責任でおこなってください。