(348)焚き火台「キューブ・ファイヤー・バスケット」のこと

お金のこと

先日公開した初めての焚き火についての記事で書いたとおり、僕が焚き火を始めたきっかけは「hoefats(ホーファッツ)」というドイツ製の焚き火台との出会いでした。

ダルトン店頭のキューブ・ファイヤー・バスケット

CUBE Fire basket(キューブ・ファイヤー・バスケット)」です。

焚き火中のキューブ・ファイヤー・バスケット

焚き火を重ねるうちに、この焚き火台の特徴がだんだん実感できてきました。今回は実際に使ってわかった「キューブ・ファイヤー・バスケット」の長所と短所についてまとめます。


■高価なのに持ち運びしづらいので使う人を選ぶ

こちらの焚き火台のお値段は「71,280円」。僕はセールで手に入れましたが、50%オフでも「35,640円」ですからかなり高価な焚き火台と言えそうです。

と思っていたら、折からの円安の影響でしょうか、最近さらに値段が上がって現在は「85,800円」だそうです。高い……。

庭に置いたキューブ・ファイヤー・バスケット

しかも、この焚き火台、折りたたんだり解体したりすることができないので、基本的に遠くに持ち運ぶことができないという欠点もあります。

庭に置いたキューブ・ファイヤー・バスケット

我が家では使うときに庭まで運びます。たかだか数メートルの移動ですが、よいしょと持ち上げるだけでもずっしり重いので、仮に大きめのクルマにのせてキャンプ場まで運んだとしても場内の移動だけでかなり大変なのはまちがいありません。

僕は基本的に山小屋以外の場所で焚き火をやることを考えていないので気にしませんが、いろいろなキャンプ場に出かけていって焚き火をしたい向きにはまったくおすすめできません

値段といい持ち運びにくさといい、使い手を選ぶ焚き火台だと思います。


■個性的なスリットはデザインだけでなく実用性も

ここからは長所を挙げていきましょう。

キューブ・ファイヤー・バスケット

いきなり主観的な話で恐縮ですが、シンプルなデザインに一目ぼれしての購入でした。

上から見たキューブ・ファイヤー・バスケット

キューブ状の箱に通風口を兼ねたスリットがあしらわれているのがデザイン的にアクセントになっています。

スリットからのぞく炎

火を燃やすと本体の上部に入ったスリットが際立ちます。

タテに組んだ薪

この枠も含めるとけっこう高さがあるので、薪をタテに組みやすいのは便利です。燃え崩れても焚き火台からはみ出ることはまずありません。

太い薪を立てて燃やしているところ

こんなふうにぶっとい薪をトーチのように立ててみることだってできます。僕のような焚き火初心者にも扱いやすい形状だと思います。

さらに、このスリットを利用して火の近くで食べ物を炙ったりすることもできます。

スリットから焙煎機を通したところ

焙煎機でコーヒー豆を炒ったりするのも楽しいです。


■ひっくり返して簡単消火できるのがいちばんの長所

なんといっても、いちばんの長所は消火のしやすさです。

上から見たキューブ・ファイヤー・バスケットの皿

この焚き火台、薪をのせる皿の部分を赤い丸で囲んだ二か所で引っかける構造になっています。

ゆりかごのようにブラブラとスイングし、簡単に取り出すこともできます。

皿部分を取り出す

なんでこんな構造になっているのかというと逆さにして空気を送り込めない状態にして消火することができるのです。

取り扱い説明書に記載の図をごらんください。

消火方法のイラスト図
※「キューブ・ファイヤー・バスケット」の説明書より引用しました

焚き火と言うと、最後に火が消え切るまで見守っていないと何が起こるかわからず心配なのですが、これなら火の始末がグンとラクになります。

弱まった焚き火

さすがに燃え盛る状況で逆さにするのは怖いので火が弱まったところでグローブをはめてひっくり返してみました。

ひっくり返したキューブ・ファイヤー・バスケット

皿部分が覆われて炎の灯りがまったく見えなくなりました。これなら消火までの間に火の粉が外に散る心配もありません

皿に残った灰

翌朝、確認してみると、ちゃんと灰になっていました。

皿を取り出す

あとは皿の部分だけを取り出して処分すればOKです。

これはかなり便利です。火が消えたと思い込んで焚き火台から離れてしまい、知らないうちに火事が起きてしまうのはバーベキューや焚き火においてもっとも危険なトラブルですから、簡単&安全に消火ができるのは最大のメリットと言えるでしょう。


■オプション品は充実しているがどれも高額

長所とも短所ともいえるのが、オプション品。

ラインナップが充実しているのもうれしいですが、どれもとにかく高価なのです。

キューブ・ファイヤー・バスケット専用グリル

僕が購入したセール品には専用のグリルが付属していましたが、本来は別売りで現在では「14,300円」。網ひとつでこの値段というのもすごいですが、今や本体と合計すると10万円を超えてしまいます

説明書によると、

キューブ・ファイヤー・バスケット専用の天板
※「キューブ・ファイヤー・バスケット」の説明書より引用しました

逆さにして別売りの天板をかぶせるとテーブルにもなるそうで、これもおしゃれで便利そうですが、やはり「12,100円」とお高いので手が出ません。

キューブ・ファイヤー・バスケットに丸い板を置いて

そこで、天板代わりに丸い板を置いてみました。だいぶ前に離れを工事した際、壁の板を東急ハンズで丸くくりぬいてもらったのですが、そのときに余った板を流用しました。

離れの外観

この丸窓の部分です。まさかこんな形で役に立つ日が来るとは。

天板にドリンクを置いて

即席の天板ですが、ちょっと飲み物を置いたりするぶんには困りません。ガーデンテーブル代わりにも使えますね。そのうちアイアン塗料で金属っぽく塗ってみようかと思っています。

洗濯機カバーをかけたキューブ・ファイヤー・バスケット

ちなみに、保管に際しては百円ショップで購入した洗濯機カバーを使っています。かっこいい専用ケースもありますが「13,750円」するのでひとまずはこれでガマンかな、と。

焚き火中のキューブ・ファイヤー・バスケット

ひとまずの感想としてはこんなところです。

総合的に考えると数ある焚き火台からわざわざ「キューブ・ファイヤー・バスケット」を選ぶ人はそんなに多くないかもしれませんが、個人的にはとても満足しているので末永く愛用していきたいと思います。

僕が購入した「ダルトン」では取り扱いを終了しているようなので、興味のある方のために別のショップの商品ページをご紹介しておきます。

【d’weLオンラインショップ】CUBE Fire basket black

次回は、この焚き火台と組み合わせるキャンピングチェアの話です。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営しています。最近は熱海に購入したマンションの一室をDIYで修繕中。ESSE online(エ...

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