(442)【後編】収納や照明スイッチなど部屋のディテール一挙紹介
前回に引き続き、世田谷のマンションに設置した収納やスイッチなどをご紹介していきます。
後編はちょっと変わったスイッチから。
毎回、リビングだけは予算度外視で遊び心や個性のあるスイッチを選んでいるのですが、
今回は初めてプッシュタイプを採用しました(画像にはYahoo!ショッピングのリンクが張ってあります)。
RCカンパニーの「木製プレートプッシュスイッチ ダブル(メープルホワイト)」です。ちょっとお高めで7,150円。ピンポイントで使うならギリギリありな価格かな。
イケアの照明リモコンやインターホンと組み合わせて設置しました。
壁の上部にはイケアの「エヌーデン(ENUDDEN)」(廃番)。タオルラックと名乗っていますが、フックと理解して設置しました。
ハンガーはもちろん、こんなふうにちょっとした小物をかけても面白いです。
同じ壁には全身を映せる鏡を壁付けにしました。イケアの「NISSEDAL ニッセダール」(4,999円)です。これもホワイトなのでミントグリーンの壁に映えます。
【IKEA】NISSEDAL(ニッセダール)
リビングの天井照明を決めるころには予算が尽きて、電球のみにしようかとも思ったのですが、それだとそっけないので黒のレセップに照明ガードを取り付けてみました。
が、露出ボックスのフタ部分はシルバー、丸型シーリングはホワイト、照明は黒と色味がバラバラになったせいか、仕上がりはいまひとつ。これなら、ボックスのフタもシーリングもがんばって黒に統一すべきでした。反省。
電球はイケアの調光電球「トロードフリ(TRADFRI)」のリモコンセットで2,999円。
【IKEA】トロードフリ(TRADFRI)
電球自体の見た目はノーマルなので照明ガードとの組み合わせもイマイチでした。やはりフィラメントの見えるタイプのほうがマッチすると思います。でも、僕の知るかぎり、イケアの商品でフィラメントタイプのリモコン電球はないのです。
リモコンはイケアが断然かっこいいので、今回はリモコン優先で天井の照明はこのままでいくことにしました。
さて、ごらんのとおり天井は躯体あらわしにしていますが、
もともとの天井を吊るしていたフックの穴を利用してアイボルト「W3/8」を設置。この種のボルトは規格がたくさんあってわかりづらいですね。ホームセンターなどで店員さんをつかまえて聞いてみるのが確実です。
ちゃんと合うボルトをつければ、強度はかなりあるのでハンモックもかけられます。
リビングの壁には巾木はつけずラフに仕上げてもらいました。床からニョキっと出た増設のコンセントボックスとの相性もグッドです。
白い壁に合わせてガス栓のパネルも新調。
スライドして開いて使います。
続いてはリビングに隣り合った3畳の寝室です。よく見ると壁に小さい丸い点が2つあるのがわかるはず。
これは額吊り用のフックです。その名のとおり額を吊るすためのフックですが、
こんな感じに植物を吊るしたり時計をかけたりもできるので便利。
この時計、イケアの「STOMMA」という商品で500円もしない激安時計です。プラスチックの白いボディに青の秒針が素敵で内見でも好評だったのですが、残念ながら廃番。
寝室のペンダントライトはイケアの「LUNNOM ルッノム LED電球 E17 200ルーメン」です。こちらはまだ販売継続中。
【IKEA】LUNNOM(ルッノム)
e17で小さめサイズですが、200ルーメンあるので寝室くらいなら問題なく照らしてくれます。電球の根元の部分がゴールドカラーなのは珍しくて、真鍮の灯具と組み合わせるのにぴったりです。
なお、寝室の押し入れは引き違いの建具を処分し、ロールカーテンを設置しました。アクセントカラーに寄せてライトグレーのカーテンを選んでみました。白が定番のロールカーテンですが、色付きで部屋にアクセントをつけるのも面白いと思います。
押入れの端には、こんなフックを。たしかこれもイケアだったと思うのですが、かなり昔に買ったので今では名前すらわかりません。こんなの、何に使うんだ?と思われそうですが、あればあったで意外な使い道が見つかるかもと思って付けてみました。
最後は窓辺。
無印で見つけたカーテンのふさかけをつけました。カーブで構成されたフォルムが柔らかい印象を与えてくれるのでうちでは定番だったのですが、いつのまにか無印での取り扱いは終了。
うちには窓がふたつありますが、手元には一組しかなく、どうしようかと思ってダメ元で探してみたら、こちらを発見。
カーテン大手のトーソーの「フィール」というふさかけ。
アマゾンで扱いがあったので購入して比較してみると……
まったく同じ製品でした。トーソーが無印に提供していた商品だったとは初めて知りました。
プラスチック製で安価な商品ながら、ツルツルピカピカではなくややマットな質感で、白いインテリアになじんでくれます。カラーバリエーションもあるのでお好みでどうぞ。
こうして振り返ると、ひとつの物件にもけっこうな数の小物を選ばねばならないことがわかりますね。業者さんにまかせてしまうこともできますが、そうすると妙に安っぽいものやありきたりでつまらないものが設置されてしまう怖さがあります。こういうディテールの積み重ねが他の物件との差別化には大事ですから、できるかぎり入念に選びたいものです。
今回で世田谷のマンションの話はおしまい。
次回は熱海のダイニングテーブルの話をします。