(497)名古屋モザイクのコラベルを洗面の壁一面にDIYする

お金のこと

前回、コラベルの色選びから割り付けや注文について書きました。

今回は施工編。接着準備から目地入れまでをリポートし、かかった費用もまとめます。


■シートを切り離して実際に張るところを想像しながら仮置きする

横幅の収まりがシビアになりそうだったのは前回も書いたとおりです。

コラベルの割り付け

タイルの端を壁ギリギリにまでくっつけてなんとか収まる計算です。

接着してから収まらないのはシャレにならないので、床にタイルを仮置きしてあらためて収まりを確認したいと思います。

コラベルのシートの切り離し

シートをカットしながら床にならべていきます。

床に仮置きしたコラベル

カウンターの上の収まりはこんな感じになりそうです。

床に仮置きしたコラベル

カットした箇所(赤の矢印)は表面の紙が邪魔してタイルの端が見えません。このままだと接着しづらいので、

表の紙を濡らす

水で濡らして、

カッターで紙を切り落とす

カッターで切り落とし、しっかりと輪郭が見える状態にしておきます。

さらに、スキマに半マスのタイルを置いていくのですが、

半マスのタイル

実はこのままでは張れない箇所があります

四隅にできるスキマ

四隅だけは半マスをさらに半分にカットしなければならないからです。

カットした半マスタイル

喰い切りと呼ばれるタイルペンチで半分に割りました。

アマゾンでも安く買えます。

仮置きしたコラベルのタイル

半マスとカットしたタイルで周囲のスキマを埋めました。懸案だった横幅も採寸してみましたが、どうやらギリギリ66センチで収まりそうな見通し。

仮置きしたコラベルのタイル

一方、カウンター下についても同様に仮置きして、ようやく施工準備が整いました。


■壁際にベタ付けしてなんとか想定どおりに収まった

では、準備したタイルを接着していきましょう。

コラベルを張る前の洗面の壁

カウンターにはすでにtoolboxの水彩タイルを接着してあります。

古いタイルが張ってある背面の壁にコラベルを重ね張りします。

使ったのはこちらのタイル用ボンド。

タイル用ボンド「UR-60T」

タイルメントのセラミックボンド「UR-60T」です。

タイル用ボンドの注意書き

既存のタイルの上に重ね張りできることを謳ったボンドは珍しく、わざわざこちらを選んでみました。残念ながら現在では生産が終了していて入手できないようです。結局、ふつうのタイルボンドで代用できるということなんでしょうね。

このボンドを塗りつけてシートを接着していきます。

壁際に接着したコラベルのシート

タイルの端を壁にベタ付けで接着して張り付け、隣にシートを張りつないでいくと…

一列接着し終わったタイル

一列10個でぴったり収まりました。やっぱりタイルは事前の割り付けが大事ですね。

一列接着し終わったタイル

あとは上方向に同じようにシートを張りつないでいくだけ。

カウンター上に張ったコラベル

カウンター上を張り終えました。

カウンター上部のタイル

上端も計算通りのぴったりな収まり。我ながら上出来です。

カウンター下に張ったコラベル

一方、カウンターの下も配管部分を避けて接着。

壁一面に張ったコラベル

壁一面にタイルが接着できました。

タイルの表面の紙を濡らす

続いて水を含ませたスポンジで表面を濡らし、

タイルの表面の紙をはがす

紙をはがします。

接着後のコラベル

とてもきれいに接着できました。しっかり準備したので思ったよりも手間取らなかった印象です。


■コラベルの目地量は1キロで0.44平米ほど

翌日、接着剤が乾いたのを確認して目地入れに入ります。

INAXの「スーパークリーン バス・トイレ」の「ホワイト」

前回も書いたとおり、白の目地材を選びました。

INAXの「スーパークリーン バス・トイレ」の「ホワイト」です。

目地入れ前の洗面の壁

問題はどれくらいの目地材がいるの?ということ。

コラベルは特殊な形状なので以前ご紹介したような目地材の計算式は使えません。

2キロの目地材を計量

こうなったらやってみるしかないということで、ひとまず約2キログラム練って埋められるところまで埋めることに

コラベルの目地入れ作業

タイルとタイルのスキマにグイグイと塗りこんでいきます。

コラベルの表面を布巾でふく

スポンジや布巾で表面をきれいにしながら仕上げていくのはいつもと同じ。

目地入れを入れ終えたカウンター上の壁

2キロでカウンター上の壁をちょうど入れ終えました。これは目地量を計算するいい基準になりそうです。

カウンター上の面積

カウンター上の面積は66cm×134cmで0.88平米。これが2キロで目地入れできたということは、1キロで0.44平米を目地入れできる計算になります。平米計算だと約2.27キロ必要ということですね。

まあ、壁だからこぼれた目地材もありますし、なにより素人計算ですから参考ていどにお考えいただければ。

0.8キロの目地材を計量

残りはカウンターとその下の壁ですが、大まかな面積比で必要量の目安を割り出して約0.8キロ=800グラムを追加で練りました。

カウンターのタイルに目地入れ

カウンターも一緒に目地入れして少々余るていどでした。

めでたく全面を張り終えました。

コラベルのタイル表面

白タイルに白目地、やっぱりいいですね。

コラベルを張った洗面

この後に洗面ボウルなどを設置した顛末は以前書いたとおり。


■5年で2倍以上!タイルにも物価高騰の波が……

最後にかかった費用をまとめましょう。

白のブライト(NLA-3A)の価格は1シート444円。これを15シートで「6,660円」でした。

さらに、ヨコの半マスが14円を45個で「630円」、タテの半マスが14円を65個で「910円」。

コラベルの注文明細

送料・手数料・税金などが加算され、計「10,700円」でした。

しかし、この価格は今から5年ほど前の価格であることにご注意ください。

タイルにも物価高騰の波は押し寄せ、コラベルもだいぶ値上がりしました。

名古屋モザイク コラベル NLA-3A(白ブライト)[シート] 64×56異形Aパターン紙貼り 内装タイル

価格:893円
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名古屋モザイク corabel コラベル 半マス縦 NLA-HM1-3 コラベルAパターンシートの補助材のタイルです。 同色のAパターンシートを買われたお客様のみへの販売となります。

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名古屋モザイク corabel コラベル 半マス横 NLA-HM2-3 コラベルAパターンシートの補助材のタイルです。 同色のAパターンシートを買われたお客様のみへの販売となります。

価格:68円
(2023/12/5 22:02時点)

2023年12月現在の価格は、シートは「893円」、半マスはタテもヨコも「68円」。

シートについては約2倍、半マスについてはなんと約4.6倍に跳ね上がりました。

ということは、今、同じ面積を施工したとすると軽く2万はかかる計算になります。

まだまだ物価も上がりそうな気配ですし、迷っている方はなるべく早めにトライすることをおすすめします。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営しています。最近は熱海に購入したマンションの一室をDIYで修繕中。ESSE online(エ...

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