(543)サインプレートをアイアン塗料で塗ってドアに取り付ける
![](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_21.jpg)
前回、前々回とアイアン塗料にまつわる話をいたしました。
今回もアイアン塗料の話。
まず、熱海のマンションの間取り図からごらんください。
![熱海のマンションの間取り図](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2023/03/429_01.jpg)
いちばん下にあるのが玄関ドアです。ここを開けると、
![工事中の玄関](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_01.jpg)
左・正面・右に3枚のドアがあります。向かって左のドアの向こうは管理の僕が使うスタッフルームで右がトイレ。
一方はゲストに立ち入ってもらいたくない部屋で、もう一方はゲストも必ず使う場所。このままではトイレとまちがってスタッフルームを開けてしまうこともあるでしょう。ドアの向こうに何があるかを明示しておくのが親切だと考えました。
![サイン設置前のドア](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_02.jpg)
デザイン的に見てもドアにささやかなアクセントがあってもいいなと思い、サインプレートを設置することにしたのです。
最初に目をつけたのがこちら。
![ダルトンのサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_03.jpg)
ダルトン(DULTON)で販売されていた琺瑯のサインプレートです。
現在では廃番らしく、一部だけが販売されています。
![ダルトンのサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_04.jpg)
店頭で飾られていたサンプルがちょうど我が家にピッタリな組み合わせだったこともあってその場で購入したのですが、
![サインプレートの仮置き](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_05.jpg)
いざドアに合わせてみると黒ぶちの白プレートはちょっと目立ちすぎな印象を受けました。
![サインプレートの仮置き](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_06.jpg)
部屋のインテリアによってはぜんぜんアリだと思いますが、グレーで統一した我が家には主張が強すぎるといいますか。
このプレートはあきらめ、新たに購入しなおしたのがこちら。
![ダルトンのサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_07.jpg)
こちらもダルトンで購入したものです。
![トイレのサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/04/525_08.jpg)
以前ご紹介した世田谷のマンションの部屋でも採用したことのあるプレートです。
こちらは現在でも取り扱いがあるのですが、なぜかトイレだけは売り切れ。欠けがあると使いづらいですね。
ちなみに、角型のものなら現在でも販売されています。
先ほどと同じく黒ぶちの白プレートなので、
![サインプレートの仮置き](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_08.jpg)
そのまま設置したのではやはり目立ちすぎます。
しかし、こちらは文字が立体的になっているので、塗装で塗りつぶすつもりで選んだのでした。
ここで使ったのが前回、前々回も紹介したシュペンパンザーのアイアン塗料。
![シュペンパンザーのアイアン塗料](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2022/09/377_21.jpg)
アイアン塗料というと木材やプラスチックを金属っぽく見せるための塗料かと思われがちですが、もともとロートアイアンの補修に用いられるくらいですから、下塗りなしで金属に塗れるのです。
![プレートをアイアン塗装](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_09.jpg)
シルバーグレーで塗りつぶしました。
![塗装したサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_10.jpg)
二度塗りしてじっくり乾かして塗装完了。
![浴室用のサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_11.jpg)
あわせて浴室用のサインプレートも購入して塗りました。買ったのはこちら。
これもダルトン。
本当は形をそろえたかったのですが、先ほどのサインには「BATH ROOM」がラインナップされておらず、別のタイプを選びました。
![間取り図で見る浴室ドアの位置](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_12.jpg)
浴室のドアは廊下に面していないので形が異なってもいいかな、と。
塗装が済んだら、設置です。
![サインプレートの設置位置の検討](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_13.jpg)
しっくりくる高さを探り、
![下穴を開ける](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_14.jpg)
水平に注意しながら下穴を開けてビスで固定します。
![設置後のサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_15.jpg)
金属製とはいえ小さいプレートですから、下地は気にしなくていいと思います。
![設置後のサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_16.jpg)
適度になじんで主張しすぎない見た目で期待通りになりました。
![設置中のサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_17.jpg)
同様に、廊下の2枚のドアにもプレートを取り付けました。
![設置後のサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2023/07/463_03.jpg)
ドアを塗ったのがライトグレー(コンクリートエフェクトペイントのベースカラー)なので、アイアン塗料のシルバーグレーはやや強めですが、プレートも小さいし悪くないかな。とりあえず、これがあればゲストが無断で入ることはそうそうないでしょう。
![設置後のサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_18.jpg)
こちらがトイレ。ドアは珪藻土塗料の「クラウド」というミディアムグレーなので少々印象が変わる気がします。
![完成後の廊下](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2023/02/421_28.jpg)
どちらにせよ、遠目に見ると何かついてるなというていどの見た目なのですが。
![サインプレートのビフォーアフター](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_19.gif)
浴室のドアでビフォーアフターをくらべてみました。なんだか目立たないなあとお思いかもしれませんが、個人的にはそこがいいと思っています。
もちろん、サインはもっとしっかり目立つものがよいという人もいるでしょう。ネットで調べれば山ほどありますから探してみてください。インテリアによっては文字ではなくアイコンのタイプもありだと思います。
これなんか機会があれば使ってみたいなと思っています。
まあ、ドアプレートというのはサインだけじゃなく、インテリアとしての役割もありますからね。
![自宅のトイレのサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_20.jpg)
これはだいぶ前に世田谷の部屋のトイレにつけたサインですが、実用性ではなくアクセント目的でつけました。
![設置後のサインプレート](https://ooyasakura.com/wp-content/uploads/2024/05/543_21.jpg)
ドアにサインプレート、試してみてください。