(649)狭い空間のトグルスイッチは肘が当たって痛いので交換した

前回、ミラーキャビネットと照明器具を交換して、洗面まわりのリフォームはほぼ完了しました。
(648)洗面のミラーキャビネットと照明をあえて古いものに交換する
今回は細かい話になりますが、照明スイッチの交換の話です。

10年前のリフォームの際、選んだのはパナソニックの「クラシックシリーズ」と名付けられたトグルスイッチでした。

アメリカンスイッチと共通のデザインでありながら、黒のスイッチとステンレスプレートの組み合わせは渋さも感じさせ、我が家のような築古マンションにもマッチすると考えたのでした。今でも気に入っているので交換するつもりはなかったのですが、洗面だけは別。

うちの洗面は横幅およそ50センチの狭小空間ですが、向かって右の壁にスイッチがあります。

これはお風呂の照明と換気扇のスイッチなのですが、

洗面を使っているときやお風呂に入ろうと服を脱いでいるときなど、ふとした拍子にトグルスイッチに肘がぶつかってしまうことがよくあるのです。

もともと「toggle」という言葉はコートなどを留めるための棒状のボタンを意味することからもわかるとおり、突き出た形が特徴で、これが肘に当たると打ちどころによってはけっこう痛いんですよね。聞けば、妻も同じ経験をしているそうで、これはいかんということで交換することにしました。
肘をぶつけても痛くない形のスイッチといえば、まっさきに思い浮かぶのがパナソニックのコスモ(コスモシリーズワイド21)ではないでしょうか?

一般的なリフォームでよく設置されるスイッチで、「うちもこれ」という方は多いのではないでしょうか。これなら平たいので肘が当たってもまったく痛くありません。
ただ、今回交換するのは2口スイッチですが、一般的にコスモの2口というとこのサイズ。

2口のトグルスイッチのスペースに、コスモの2口スイッチはうまく収まりません。いや、厳密には3or4口用のプレートを用意し、先ほどの1口スイッチをよこならびに配すれば可能なのかもしれませんが、そうまでしてやることか?という気もいたします。というか、もともとコスモのデザインって野暮ったい感じがしてそんなに好きでもないしなあ、という気持ちもあります。
そんなわけで、他になんかいいスイッチないかなあと過去のリフォーム写真を見返していたら、いいものが見つかりました。

トグルタイプではないアメリカンスイッチで、「デコレータースイッチ」と呼ばれるタイプです。ごらんのとおりスイッチ本体は大きくて平べったいので、コスモと同じくらい押しやすいです。
平たい形状もさることながら、決め手は豊富なカラーバリエーション。僕がいつも購入しているRCカンパニーの画像をお借りしましょう(画像にはYahoo!ショッピングへのリンクが張られています)。
おなじみの「ホワイト」「ブラック」以外にも、「グレー」「ダークブラウン」「ベージュ」「ライトアーモンド」などさまざまなカラーバリエーションが用意されています。
クリーム色を基調とした我が家のインテリアにマッチしそうなのは、

「ベージュ」か、

「ライトアーモンド」でしょう。
手元にノーマルなトグルタイプのスイッチプレートがありましたので実物で色味を比較してみました。

左が「ベージュ」、右が「ライトアーモンド」です。

壁に合わせてみた感じだと、「ベージュ」だと壁よりもやや濃く、「ライトアーモンド」だとやや薄い印象でした。どちらの色でも合わないことはなさそうなのですが、直感で濃いほう=「ベージュ」を選びました。

前回の工事のついでに、電気屋さんに交換してもらいました。

オレンジ色の壁をバックにすると、まったく違和感はありません。
クリーム色の壁ではどうかというと、

こちらも浮いた印象はなく、なじんでいます。

押したときの感触は期待通りのソフトタッチ。

肘が当たってもスイッチがオン(オフ)になるだけで、まったく痛くありません。これで洗面や脱衣所を使うときのストレスが減りました。地味なリフォームですが、こうして自分の家が少しずつ暮らしやすくなっていくのはうれしいことです。

これまでスイッチというと見た目の面白さ重視でさまざまなものを選んできたのですが、我が家の洗面のような狭小空間だと「邪魔にならない押しやすさ」というのも大事なのだと実感いたしました。