(665)汚れたロールスクリーンを清掃して設置し直した

今回も我が家の洗面まわりの話。

うちの洗面は脱衣所を兼ねた狭小空間のため、ドアは設けずロールスクリーンを設置しています。お風呂に入るときや着替えるときは、これをおろして目隠しにしています。
ある日、お風呂上りにスクリーンを上げたら、

スクリーン本体が落下してしまったのです。設置から10年が経っていましたが、まさか突然はずれて落ちるとは思わかなかったので驚きました。

落下前に撮った写真を見直してみると、スクリーンが巻きズレを起こして傾いているのがわかります。
落っこちた本体の状態を見ても、

生地がほつれていたり、

ところどころ汚れが目立ちます。いっそ買い替えようかとも思ったのですが、リフォームのせいで何かと出費がかさんでいたので、とりあえず清掃して再設置してみることにしました。
■手間なしブライトをつけて歯ブラシでこする

まず、ふだん我が家で使っている洗濯洗剤を水で希釈して、

歯ブラシにつけてこすってみたのですが、

ほとんど落ちません。

こういう頑固な汚れにはもっと強力な洗剤が必要ということで、以前、メルカリでマットソンチェアを掃除したときにも使った漂白剤「手間なし 直効ブライト」を用意しました。なお、この製品はとっくの昔に生産終了となっているらしいのですが、類似製品ならたぶん同じような結果は得られるはずです。
たとえば、「ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル」などが後継商品のようです。

「直接ねらって効く」の謳い文句に従って汚れに直接つけて、

再び歯ブラシでこすってみると今度は目に見えて汚れが落ちてきました。

だいぶ薄くはなったけど、まだちょっと気になります。
そこで、より漂白剤が生地にしっかり浸透するように、

キッチンペーパー越しにつけてから、

上からラップをかけてしばらく放置してみました。

この状態で30分くらい待って、

再び歯ブラシでゴシゴシとこすります。
その結果がこちら。

先ほどより少し汚れが薄くなった気はしますが、どうやらこのへんが限界のようです。
それでも、掃除前を振り返れば、

こんなに汚れていたわけで、だいぶきれいになりました。
細かい汚れについても、

これが、

これくらいまできれいになりました。
本音を言えばもう一声きれいにしたかったのですが、のちほど書くとおり、設置してみるとそこまで目立たないのでこれで十分だった気もします。

ほつれなどを切り取ったら、清掃は完了。
■長めのビスでしっかり固定し直す
さて、きれいになったロールスクリーンをもう一度設置し直すのですが、二度と落下しないように受けのパーツを以前よりもしっかりと壁に取り付けなければなりません。
そもそもロールスクリーンが落下してきた原因は、もともとビスの固定が十分でなかったことにありました。

左が交換前のビス(で、右は再設置に使うビス)。先端まで白い粉がついているのがわかります。ということは、石膏ボードまでしか届いておらず、下地の木材にはビスが留まっていなかった可能性が高いのです。

ロールスクリーンは上げ下げの際に力がかかるもの。下地にしっかりと固定されていなかったので、上げ下げが何度も繰り返されるうちにビスがゆるみ、壁からはずれて落ちてしまったのでしょう。
そこで、二度と落下しないように長いビスを用意したのでした。

ビスを留める位置も、念のため少し横にずらし、下穴を開けます。

長めのビスを下地の手ごたえが感じられるまでガッチリ打ち込みます。

ロールスクリーンの受けパーツを取り付けたら、

スクリーン本体を引っかけて無事に再設置が終わりました。

下ろしてみると思ったよりも汚れは目立ちません。

昼の天然光の下で見ても、けっこうきれいに見えます。及第点の出来と言えましょう。
もちろん、まじまじと見ると、

汚れの跡はわかるのですが、まあ、それはそれ。既存の設備を使い続けることができたのでとりあえずは満足です。