(698)【テーブルDIY③】天板に木枠を接着しやすりがけと塗装をする
引き続きテーブルDIYの話です。
(697) 【テーブルDIY②】天板用の木材を購入して枠を加工する
前回は天板に取り付ける木枠をカットしました。
今回は、この木枠を天板に接着し、スキマをパテで埋めてからやすりがけして、ワトコオイルで塗装したいと思います。
■仮留めしながら、一辺ずつ慎重に接着していく

接着にあたっては、せっかく丁寧にカットした木材にズレが出ないように、まず両面テープで仮留めしていきます。

仮留めなので接着力にはこだわらなくてOK。小さく数か所で。

コの字型に三辺を仮留めしたら、まずは最初の一辺を接着します。

本番の接着には強力な両面テープを使います。
床や壁に木材を張るときに使う定番の厚手のタイプ。

二か所に貼った両面テープの間に木工用ボンドを塗りました。テープが木材を保持している間にボンドが効いてしっかり接着されるという仕組み。

ズレないように慎重に接着し、

ぎゅっと圧着します。

一辺が接着できたら、隣り合う枠の仮留めをはがして、同じ要領で次の辺を接着していきます。

かくして四辺ともズレなく接着できました。しっかりとボンドが固まるまで一晩放置します。
■突き合わせた部分のスキマにパテを盛る
翌日、ボンドが固まっているのを確認したら、続いてはパテによるスキマ埋めの作業をおこないます。

斜めにカットして突き合わせた箇所は、どうしても細かいスキマやズレが残ってしまっているので、これをパテで埋めるのです。

使ったのはセメダイン社の「木部補修用 木工パテA」です。
何種類かあるのですが、手元にあったのが「タモ白」というナチュラル系の色でした。

これを指に取ってスキマに塗り込んで埋めてやります。

足りなくてスキマが残るよりは塗り過ぎのほうがいいはずとたっぷり塗ったのですが、あとでやすりがけする手間がかかるのでほどほどを狙うべきだったとあとで後悔しました。

パテ塗り自体はあっという間に終了。パテが硬化するまで、また一晩放置です。この手の作業は待ち時間が長いのが面倒ですね。
■やすりがけでパテを削りつつ面取りをおこなう
さらに翌日。
この日はラッキーなことに晴天だったので、

屋外に天板を運び出してやすりがけ作業をおこないました。

用意したのは粗目の80番から120番、240番の3種類。

まずは80番でパテを盛った箇所をならしていきます。

だいぶきれいになりました。

合わせて角に丸みをつけました。

角が取れるとだいぶ優しい印象になります。

大まかな形が見えてきたら、より細かい番手で長辺の面取りをしたり、表面を整えたりします。

パテを盛った箇所についてははみ出たパテをしっかり削り取っておくのが大事。これが甘いと、塗装がのらずに後悔することになります。

屋外は削りカスの掃除を心配せずにのびのび作業できるのでうれしいです。

スキマも埋まって見た目もだいぶきれいになりました。
■ワトコオイルで塗装するもいまひとつの仕上がりに
天気がよかったので、続いて塗装作業に入ることに。

塗装に使ったのはワトコオイルのナチュラル。
黄色っぽい濡れ色が付くのが特徴です。
プラカップに移してハケで塗ったのですが、

あれ?思ったよりも色が付かない……。

左側が塗装後、右が塗装前。かすかに濡れ色が付いたていどです。

先日、オーク材をワトコオイルのナチュラルで塗ったときはもっとしっかり色が付いたんですけどね。どうやら木部用塗料の仕上がりは木の種類にかなり左右されるようです。今回のエゾ松にはあまりオイルが浸透しませんでした。
さらに。

先ほど書いたとおり、パテの削りが甘いとこんなふうに塗り残しができてしまいます。これはイヤな失敗。

布で余計な塗料をふき取ったあとでこんな感じ。想像したよりも色ののりが悪いし、ちょっと予想外の展開になってきました。次回はより濃い目の色で重ね塗りを試みます。

















