(702)「腰の椅子」こと「Awaza」を十年以上愛用している
前回、山小屋の母屋にあるゲストルームをごらんいただきました。
(701)母屋のゲストルームはリフォームでどう変わったか?
この部屋の隅には小さなワークスペースを設けました。

ここに置いた椅子が「いのうえアソシエーツ」の「Awaza(アワザ)」です。
【いのうえアソシエーツ】腰の椅子 Awaza
この「Awaza」、「腰の椅子」を名乗るだけあって、非常に座り心地がよく、長時間座っても腰が痛くなりません。表題のとおり、十年以上前に購入して以来、ずっと愛用しており、ちょくちょく買い足して山の家や熱海のマンションに置いています。
この記事では「Awaza」の座り心地を中心に、バリエーションごとの違いなどにも触れたいと思います。
■腰痛で椅子を探して「Awaza」に出会った
今から十年以上前、マンションを引き継いでまもなく腰痛を感じるようになり、椅子を変えたいと考えるようになりました。当時、マンションのリノベーションの素材選びのために都内のさまざまなショールームやショップを訪れていたので、そのついでに必ず椅子もチェックするようにしていたのですが、そんな中で出会ったのが「Awaza」でした。

有名無名を問わず、いろいろな椅子を座りくらべる中で、新宿の「O-ZONE」にあった直営ショップで試した「Awaza」にピンときたのです。

これはまさにそのときに写した写真。日付を確認したら2014年でした。あのときは軽い気持ちで試してみたものの、座ったとたんに「これはちょっと違うぞ」と感じられる座り心地の良さでした。お店の方の話では、日本人に合った腰に優しい椅子をコンセプトに設計された椅子だとか。

気に入ったものの、当時の自分には椅子一脚に十万円弱というのはなかなかハードルが高く、他の椅子などとも比較しながら、しばらく悩み続ける日々が続きました。
しかし、腰痛も徐々に悪化してきて、安い椅子に座る日々に限界を感じ、今後の人生における快適なデスクワークのためと思い、決意して購入することにしました。
■「Awaza LDR」を十年間使った感想
で、これが記念すべき一脚目。

「Awaza LDR」という回転椅子です。
「Awaza」にはさまざまなバリエーションがラインナップされていますが、この「LDR」はリビングダイニング用のモデルの回転タイプです。
四本脚のノーマルな「LD」が元になっています。

こちらの写真はコロナ禍のときに雑誌の取材に答えて撮影した室内で少々前になりますが、今も昔も僕の主な仕事場所はダイニングテーブルを兼ねたワークデスクです。

デスクワーク向きの椅子というとメッシュ素材で黒くてデカい椅子をすすめられることが多いのですが、そういう椅子はオフィスにはなじんでも、ふつうのリビングでは浮いてしまいがち。その点、「Awaza」は我が家のインテリアにも違和感なく収まりました。

椅子の横には書類棚やプリンターなどもあり、それらをストレスなく使用できるように回転型を選びました。椅子を引かなくても、サッと立ち上がれるのも便利。

素材は木部がオーク(ナラ)、座面が布張りで「ラムース(現ディナミカ)」という人工皮革を選びました。本音を言うと、木部はウォールナット、座面は牛皮を選びたかったのですが、当時としては「Awaza」を購入するので精一杯で、カスタムで贅沢するだけの余裕はありませんでした。

これは今回の記事のために撮った最近の写真。身長167cmの僕が、座面高は「41センチ」に座ってこんな感じです(テーブル高は70センチ)。
ゆるやかにカーブした背もたれが低めの位置から腰を持ち上げて包み込むようにホールドして支えてくれるのが特徴です。日本人向けというだけあって座面も低めにオーダーでき、低身長の人でも足裏がべったりと床につく高さにできるのもよかったです。

小ぶりな肘かけも肘はのるが回転したときに邪魔にならない絶妙なサイズ感。
この環境でかれこれ十年以上仕事していますが、「Awaza」のおかげで腰痛を感じることはほとんどなく、快適にデスクワークができています。正直、座り心地だけに限っていえば、この椅子があればもう十分と言ってしまってもいいくらい気に入っています。
■マンションの入居者さんと共同購入したことも
以後、十年以上にわたって「Awaza」を買い足してまいりました。

こちらは妻が働く事務所に置いてあるもの。

僕のものと同じ「Awaza LDR」ですが、木部はウォールナット、座面は黒の革張り。重厚感のあるカスタムです。

先日ご紹介したワークスペースに置いたのも「Awaza LDR」で、こちらの座面は白の革。さりげない存在感でリフォームした和風の部屋にもちゃんとなじんでくれます。

我が家に遊びに来た入居者さんでも僕の「Awaza」を試して気に入る人もいらっしゃいます。先日、ヤフオクで二脚セット・6万円という格安価格で出品されていたときには、入居者さんと一緒に落札して一脚ずつ分けあったりしたこともありました。聞けば、在宅ワークが多い方だそうで「Awaza LDR」はぴったりだと思います。
■別荘には軽量なシンプルタイプやスタッキングチェアを
こうなると山の家や熱海で仕事するときにも「Awaza」がほしくなってきます。

熱海の部屋に置いたのはスタッキングチェア「Awaza 2」。
スタッキング可能とあって座面はやや小さめですが、座り心地は良好。

「Awaza LDR」とくらべて軽量なので運ぶのがラクなのがポイントで、ふだんは寝室に置いておいて、リビングで仕事をするときにだけ運んでいます。

背もたれが木なのが若干心配でした。布張りの背もたれにくらべて背中への当たりが固いのは仕方ありませんが、腰回りを包み込むような座り心地は変わらず、問題なく使えています。

一方、山小屋のリビングに置いたのは「Awaza MA01」。
アームレスでミニマムなタイプです。

あきる野市にあるフジタケワークスさんに頼んで、ファブリックの張り替えに合わせて脚をカットして低くしてもらったもの。
冒頭に紹介したワークスペースは主に妻が使うので、僕自身はこちらの「MA01」に座って食卓で仕事をしています。

山小屋のダイニングスペースでは、狭い空間にさまざまな椅子が混在しているので、隣と干渉しにくいアームレスタイプを選んだのでした。
さて、写真の4脚、すべて座面が37センチ以下の低めの椅子なのです。次回は、この椅子たちをまとめてご紹介いたします。

















