(62)絹のような浴び心地!シャワーヘッド「amane」を設置してみた
前回、うちの山小屋に設置した「シャワーブース700」をご紹介しました。
今回は浴び心地を向上させるべくシャワーヘッドを交換してみようと思います。
ことわっておくと、もともと付属しているヘッドに不満があるわけではないのです。
クロームの質感もいいですし、世田谷の賃貸マンションならこのままにしておいたでしょう。
悲しいかな、賃貸マンションにいくら浴び心地のいいシャワーヘッドを入れても、内見時にはまず気づかれません。
こういう言葉はあまり使いたくありませんが費用対効果がすごく悪いのです。
シャワーヘッドを変えるくらいなら、その1万円で便利な収納パーツや見栄えのするペンダントライトなどを入れたほうが、効果的でしょう。
でも、今回の山小屋は入居者さんに使ってもらうゲストハウス。
一度使ったときの印象こそ大事です。
浴槽もないシャワーブースですが、「このシャワー、気持ちいいかも」と思ってもらえるだけで、滞在の印象がちょっぴりよくなるのではないでしょうか。
そんなこともあって、シャワーヘッドを取り替えたいと思ったのですが、個人的に気に入ったシャワーヘッドがあったのも大きい理由です。
それが今回設置したシャワーヘッド「amane(天音)」(オムコ東日本)です。
見た目はふつうのシャワーヘッドですが、これがなかなかのスグレモノなのです。
きっかけは渋谷のロフト(LoFt)でした。
4階「&home スペースデザイン」に商品デモンストレーションが設置されておりまして。
まあ、これ見せられたら触りたくなりますよね。
「うおっ、気持ちいい」ってなるわけです。
今までユニットバスに付属のノーマルなシャワーヘッドしか知らなかっただけに、驚きが大きかったです。
「へえ、シャワーヘッドによって、浴び心地ってちがうんだ」と。
Amazonとかでも「シャワーヘッド」とか検索すると、それこそ山のようにヒットします。
どれもそれなりによさげな文句を謳っているのですが、こういうのって使ってみなきゃわからんのですよ。
その意味で、実店舗がこういうデモンストレーションをしてくれるのはうれしいですね。
値段はそれなりにお高いのだけれど(1万円弱)、つい衝動買いしてしまいました。
もちろん私費で自宅用。
それがこちら。
ごらんのとおり、山小屋に設置したシャワーヘッドとはちょっとデザインがちがうタイプですが、どちらかというとこっちがオーソドックスな「amane」のデザイン。
うちのユニットバスはリクシル(Lixil)だったので、ヘッドの交換は超かんたんでした。
そのときのことは「日刊Sumai」で書いたので、そちらをどうぞ。
で、この楽しみをお客さんにも味わってもらうべく購入したのが「amane」のなかでは比較的新しいタイプの「02-S」。
「amane」の特徴的なコロンとした丸型ではなく、平たいオーソドックスな見た目に仕上げたクロームカラーです。
今まで「amane」のかたちが気に入らなかった人たちにもアピールしそうです。
サクッとヘッドを取り替えて完了♪などと思ってたのですが、そうは問屋が卸さず。
はまらない……。
シャワーブースに付属のシャワーホースとはダイレクトに接続できないようです。
付属のアダプターを使えば問題なく接続できるのですが……
なんというガッカリ感!
プラスティック製アダプターのせいで台無しだよ!バカッ!
頭にきたので、黒ペンキで塗ってやりました。
う~ん、さっきよりはマシになったけどね……。
なんとか、クロームの質感で統一できないものか。
調べてみると、「シャワーブース700」に付属のシャワーホースは水栓メーカー「MYM」の規格を採用しているようです。
一方、amaneのヘッドはリクシルやTOTOなどの大手メーカーに共通の規格。
つまり、この2社を接続するクローム系のアダプターを探せばいいんじゃないでしょうか。
でね、こんなときはAmazon様ですよ。
いろいろお伺いをたててみたところ、こんなものを紹介されました。
「SAN-EI」製のヘッドと「MYM」製のホースを接続するアダプターです。
調べてみると「SAN-EI」はリクシルやTOTOと同じ規格。
これならいけるはず。
サクッと注文して翌日配送。
マジで便利な世の中です。
無事にヘッドに接続できました!
ぐっと統一感が出ましたね。
よかったよかった。
試しに使ってみましたが、水漏れなどもなく問題ありませんでした。
何より、このなめらかな浴び心地が気持ちよいです。
僕はやけに気に入ってしまったわけですが、うちの奥さんは特に何か言うわけでもなかったので、たまらず感想を聞いてみました。
涼し気な顔で「絹みたいな」とはよく言うね。
感動してるんだかしてないんだかわからんが、言い得て妙ではあります。
「絹のような浴び心地のamane」、気になる方はぜひデモンストレーションを触りに行ってみてください。