(540)キッチンまわりの収納ケースはグレーで統一した
前回に引き続き、キッチンの収納の話です。
熱海のマンションのキッチンはもともと設置してあった古いブロックキッチンをアイアン塗料で塗り、業務用キッチンのコンロ台を追加してリニューアルしました。
完成後、間もないときに撮影した写真がこちら。
シンク下や頭上の棚はほとんどカラ、コンロ台の下もボウルとフライパンが置かれているだけ。今回はこれらのスペースを有効活用するために選んだ収納用品をご紹介します。
収納選びのポイントとなったのが「色」でした。ごらんのとおり、我が家のキッチンは全体的にグレートーンで統一されています。
しかし、無印良品をはじめ、収納用品は「ホワイト」がメインであることが多く、「グレー」がラインナップされていないこともしばしばです。たとえあっても、ライトグレーかダークグレーかで印象も大きく異なるので色をそろえるのが難しく、雑貨選びにはけっこう苦労しました。
たとえば、最近すっかりスタンダードになったソフトな収納ケース。
写真は世田谷の自宅で使用している無印良品のもの(「やわらかポリエチレンケース」)ですが、使い勝手には申し分なくてもこのホワイトを我が家のキッチンには置きたくなかったのです。
たしか、「ジェネリック無印」なんて呼ばれる「Standard Product」のソフトケース(「R30ボックス」)はカラーバリエーションが豊富だったはず……と訪れてみましたが、
ライトグレーに近いブルーグレーはあるものの、僕が望むような暗めのグレーはラインナップにありませんでした。
しかたなくネットをいろいろと探したところ、
ようやく見つかりました。
ヒマラヤ化学工業所の「やわらかBOX」です。
色味としてはダークグレーで、僕が望んだ色にいちばん近い商品でした。
シンクの下に置いて、ビニール袋や使い捨てのカトラリーなどを収納するのに使っています。
その左横にあるのがゴミ箱。
こちらは無印良品のもの。
「再生ポリプロピレン入り フタが選べるダストボックス」です。
その名のとおり、用途に応じてフタを選ぶことができるのですが、僕が選んだのは「スライド窓付き横開き用」。
通常のゴミ箱のようにフタを開けてゴミを捨てられるだけではなく、
フタについた小窓をスライドして小さなゴミが捨てられる構造で便利です。
先ほどの写真をごらんいただければわかりますが、シンク下にゴミ箱を設置しようとすると高さの関係でフタが開けにくくなる怖れがあったのですが、これならほとんど不自由しません。
使い勝手もさることながら、圧倒的にホワイトが多いイメージの無印が、よくぞグレーを作ってくれました。
続いては吊戸棚を改造した頭上の収納棚。
ここでは2種のケースを使い分けています。
ひとつはIKEA(イケア)のメッシュ収納ボックス「トロファスト(TROFAST) 」のダークグレーです。
サイズバリエーションもあります。
熱海はお客さんにも使ってもらうスペースなので一目で中身がわかることが大事ということで、ゲストと共有する食品や消耗品の収納にはメッシュケースを選んだのでした。
一方、こちらのケースはアサクラの私物用。
無印良品の「トタンボックス」の「小」です。
お客さんに触れてもらいたくないのでクローズドなケースを選び、「アサクラ私物」と明記しています。
色合いとしてはグレーではないのですが、金属はキッチンの構成要素に入っているのでアリということにしました。
最後はガスコンロ台の下のスペースです。右に見えるのが3段フリーラック。
世田谷の自宅でも使っています。
フライパンを重ねて収納するのにぴったりなので熱海にも採用しましたが、グレーはすでに販売が終了していて現在はホワイトのみが販売されているようです。
テフロンのフライパン、鉄のフライパン、パエリア鍋などムリなく重ねて収納できました。
左の空きスペースには調味料をまとめています。
先ほどご紹介したIKEAのメッシュケースに入れました。
こうして収納した結果がこちら。
ペーパー類やお米のストックなど、どうしても避けられない要素を除いて大部分をグレーでまとめることができました。おかげで、ガチャガチャした印象にはならず、統一感のある仕上がりになったと思います。