(584)造作ベンチのサイズに合わせてオーダークッションを注文する
引き続き、窓辺に造作したベンチの話です。
前回はオスモカラーのウッドワックスを塗りました。
(583)オスモカラー「ウッドワックス」2色を混ぜて塗装してみた
かくして外の緑を見ながら腰を下ろせる空間ができました。
しかし、まだ足りないものがあります。
そう、ベンチに敷くクッションです。
今回は座面のサイズに合わせてオーダークッションを注文します。
■まずは生地サンプルを取り寄せて現場で検討する
自宅の椅子やソファにぴったりのクッションをオーダーする……なんて聞くとすっごくお金がかかるインテリア道楽のように思い込んでいたのですが、調べてみるとけっこうリーズナブルに注文できるショップもあるとわかりました。僕が頼んだのは楽天のショップ。
オーダーメイドクッションの専門店のようです。
商品ページをのぞいていただければおわかりだと思いますが、とにかく生地の種類とカラーバリエーションが豊富。特に生地については「室外用ポリエステル」「室内用ポリエステル」「人造皮革」「イミテーションリネン」などいろいろありすぎて、どう選べばいいのか迷ってしまいます。
正直、ちがいがいまひとつわからなかったので、ベンチのライトグレーに近い色を選んで生地サンプルを取り寄せてみました。
注文したのはこの5つ。上から、
- SN-05:室内用ポリエステル:グレー
- MS-66:ポリエステルクロス:ライトグレー
- MS-053:シェニール織:ライトグレー
- TH-03:ジャカード:グレー
- SFJD-022:撥水ポリエステル:ムーンライト
の5種類です。
これを現場でベンチと合わせながら選びました。
当初はいちばん色味が近いものを選ぶつもりでしたが、いざ実物を手にすると生地の質感がしっかりとわかるので「これじゃないな」というものは簡単に除外することができ、
消去法でわりとあっさり「室内用ポリエステル:SN-05:グレー」に決定しました。
■座面サイズぴったりのオーダークッションを注文する
生地が決まったら次はサイズを決めてオーダーです。
ベンチのサイズをあらためて測ってみると、
座面の奥行きは「45.5cm」、
座面の幅は「169cm」でした。
こちらのショップでは1cm単位でのオーダーが可能なので、0.5cmは切り捨てて「45cm×169cm」でオーダー可能です。
横長の1枚ものでもいいのかもしれませんが、洗濯なども考慮して横幅については半分にして2枚ならべることにしました。
よって、「169cm」を半分にして端数を切り捨て「84cm」とし、「45cm×84cm」を2枚オーダーすることになります。
なお、厚みについては2,3センチを希望していたのですが、最低でも「5cm」なのでそこは妥協しました。
ベンチの高さが40cm強なので、クッション込みだと座面高「45cm」となり、やや高すぎる気もしますが、クッション自体があるていど沈み込むことを期待します。
というわけで、「幅84cm×奥行き45cm×厚さ5cm」を2枚オーダーして「9,831円」(送料込み)でした。オーダークッションがこの値段はかなりリーズナブルだと思います。
■圧縮されたクッションをふくらませて設置する
注文からおよそ1週間ほどでしょうか、商品が送られてきました。
めっちゃ圧縮されてる。
なるほど、開封して叩いてふくらませるわけね。
恐る恐る端を切って出してみると、
みるみるふくらんでオーダーしたサイズになりました。叩かなくてもふくらんでいきますが、いちおう叩きました。
2枚ともふくらませたら、
ベンチにセット。ちょうどぴったりにはまるのはサイズオーダーならではですね。
翌朝。ふくらみすぎて収まらなくなったらどうしようかと心配していましたが、大丈夫でした。
気になる座り心地ですが、5センチと厚めだったおかげで底づき感はなく快適です。予定より高くなった座面高もちょうどいいくらいでした。
ちなみに、圧縮時についていたシワはうっすら残ってしまいました。写真は開封から2カ月くらいあとに撮ったものですから、おそらく洗濯でもしないかぎりは解消されないでしょう。神経質な方は気になるかもしれませんね。
個人的には、ベンチ用のオーダークッションが1万円を切る価格で手に入った以上、このていどのことには文句言えないよなあ、という気持ちです。
次回は、ベンチまわりに照明やインテリア小物を配して最後の仕上げをします。