(628)タカショーのローボルトガーデンライトで庭を優しく照らす

徐々に暖かい日が増えて春らしい陽気になってきました。

うちのマンションのすぐ隣にある庭の緑もだんだんと鮮やかになってきました。木々の葉が繁茂する前にどうしてもやっておきたかったのがガーデンライトの設置でした。

うちのマンションのベランダには、先代が設置した大きな防犯用の屋外照明があって、それが庭をバッチリ照らしていたのですが、入居者さんから眩しいという相談を受けた矢先に故障したので、そのままにしていました。

しかし、暗くなるとマンションの室内からの灯りしか照らすものがなく寂しい雰囲気だったのが気になっていて、まだ草木が伸びない春のうちにガーデンライトを設置したいと思っていたのでした。
■ベランダにあった洗濯機用の電源を活用する
ガーデンライトの設置を検討すると最初にぶち当たるのが「電源をどこから取るのか?」という問題です。
最初はもともとあったライトの電源を再利用しようと思ったのですが、電気工事となると電気屋さんを呼ばねばならず費用もかかるので気が進みません。配線いらずのソーラー充電式のライトも考えてみたのですが、いまひとつ動作が不安定だという評価が多いのが気になりました。
そこで思い出したのがベランダにある洗濯機用の電源です。

うちのような築古マンションではかつてベランダに洗濯機を置いていたので、その名残りで屋外コンセントが残っているのです。

通電確認したところ、問題なく使えることもわかりました。コンセントがあるとなれば選択肢はぐっと広がりますよね。
■タカショーのローボルトライトを選んだ
いろいろ検討してたどりついたのがこちら。

タカショーのローボルトの照明器具です。
公式ホームページの説明によれば、「日本の家庭には一般に100/200V(ボルト)の電源電圧が使用されています。ローボルト®ライトとは、この100Vの電圧を12Vの低電圧に変換させるライトを指します。12Vに変換することで得られる最大のメリットは、電気に触れても感電の心配がなくなること。特に雨風の影響を受けやすいガーデンライトだからこそ、ローボルト®ライトが注目されているのです」(公式ホームページより引用)だとか。「ローボルト®だから電気工事士の資格が不要で誰でも設置可能」(同ページより引用)だそうなので安心です。
アマゾンや楽天などを探せば安価なガーデンライトはいくらでも見つかるのですが、どうにも安全性に不安が残る商品が散見されるなか、日本メーカーの製品で安全性に配慮されていることが決め手になりました。

このシリーズは、ライト単体では利用できず、必ずコントローラーと一緒に設置する必要があります。
専用コントローラー「LGL-T01」は、点灯時間の設定に加えて電圧をローボルトに変換する役目も担います。
これにポールライト「LGL-16」を接続して庭を照らそうと思います。
■まずは外壁にコントローラーを取り付ける
では、実際に設置してみましょう。

最初に外壁にコントローラーを取り付けます。

本体の裏面にはビスの頭を引っかける穴が2つ開いているので、これに合わせて壁にビスを打ちます。

幸いなことに、うちのマンションはかつて壁貫通式のエアコンが設置されていた場所があり、そこだけは下地が木製なので簡単にビスが打てました。

コントローラーを引っかけて設置完了。

コンセントプラグを差し込むと、

無事に通電しました。
■ポールライトを庭に設置して接続する
続いてはポールライトを庭に設置します。

ポールライト付属の電源コードをコントローラーに接続し、

ライト本体上部のカバーをはずしてLED電球を取り付けたら、

ライトを固定するための杭を地面にしっかりと打ち込んで本体を取り付けます。

特に難しいこともなく、あっさり設置完了しました。
困ったのはコードの長さ。

本体には3メートルのコードが付属しているのでこれで十分かと思いきや、室内と屋外では感覚がぜんぜんちがうのか、長さが足りませんでした。後述するように延長コードを併用したほうが取り回しの自由度は格段に上がると思います。

まだ明るいですが、試しに点灯してみましょう。コントローラーで「0」を選ぶと常時点灯なので点灯テストにはこれを選びます。

無事に点きました。
説明書によると、

コントローラーでは「A」(日没後点灯、夜明け消灯)、「1~9」(日没後点灯、設定時間経過後に消灯)、「0」(常時点灯)を選ぶことができます。光量の調整はできません。
「A」を設定して夜を待ちました。

日が暮れて暗くなると、ちゃんと点灯しました。優しい灯りなのでこれなら入居者さんやご近所から眩しいという不満も出ないでしょう。

むしろ、庭の広さに対して一灯はちょっと心許ない印象を受けました。
■5メートルの延長コードでライトを追加設置する
そこで、ポールライトをもう一本追加設置することにしました。

購入したのは、同じポールライトと延長コード「LGL-03」。
延長コードは5メートルあるので、これならかなり離れた場所にもライトを設置することができます。

ポールライト付属のコードと延長コードを接続して保護キャップをかぶせ、

コントローラーに接続します。書き忘れていましたが、コントローラーには出力が2口あるので2個まではそのままで接続できます。
なお、3個以上接続したい場合は5分岐できる専用のジャンクションプラグ「LGL-02」を買いましょう。

追加設置が完了。

庭の奥にも明かりが灯って少し明るくなりました。
■かかった費用と注意点
最後に注意点と費用をまとめておきます。

ごらんのとおり、優しい(弱い)灯りなので、防犯的な効果を重視する人は頼りないと感じるでしょう。防犯重視で明るさを強化したいか、雰囲気重視で優しい灯りを選ぶか、事前によく検討するのが大事だと感じました。

個人的には雰囲気8:防犯2くらいのつもりでいるので現状でも満足なのですが、もう一灯か二灯付け足して、より明るくしてもいい気はしています。
ただ、多灯使いするとなると気になるのが費用の問題です。
今回購入したのは以下のとおり。
コントローラー「LGL-T01」3,083円、
ポールライト「LGL-16」3,684円×2本、
延長コード「LGL-03」2,220円で、合計して「12,671円」でした。
リーズナブルというわけにはいきませんが、高額な印象もなく、商品のクオリティを考えると十分に見合っていると感じました。

しばらくこのままで様子を見て、そのうちポールライトとジャンクションプラグで3灯目を設置してみてもいいかと思います。