(697) 【テーブルDIY②】天板用の木材を購入して枠を加工する
引き続き、ワークスペースに置くテーブルをDIYしていきます。
前回は、テーブルのサイズと天板に張るタイルを決めました。
今回は、天板に使用する合板と角材をホームセンターで購入し、木枠の加工をおこないます。
■まずはタイルから天板のサイズを逆算する

選んだタイルは平田タイルの「フレッチャ」です。特徴的な形でありながら、カットなしで四角いスペースに収まるところが決め手となりました。

ただし、一般的なスクエア型のタイルとは形が異なるので、サンプルやカタログで事前にサイズを確認したうえで、ぴったりに収まる天板を用意する必要があります。
前回、天板のサイズを「90センチ×45センチ」と決めましたが、一般的な合板の販売サイズは「91センチ×45センチ」です。

このサイズだと「フレッチャ」がきれいに収まらないので、タイルに合わせて微調整します。
いろいろ検討した結果、

横幅は87センチ、奥行きは43センチでカットするときれいに収まるという結論に達しました。(ところが、この計算が間違っていたために計画通りにはいきませんでした。これについてはまた後日)
もうひとつ考えておかねばならないのが天板の厚みです。

天板の構成としては、下地となる厚めの合板の上にタイルを張り、まわりを木枠で囲もうと考えました。

その場合、「下地の合板とタイルの厚みの合計」が「木枠の幅」とそろう必要があります。
これが意外に簡単ではありません。合板などには独自の規格があり、自分の望み通りの厚みや幅の木材が手に入るとは限らないからです。
今回採用したタイル「フレッチャ」の厚みは8ミリですから、これを念頭に置いたうえでホームセンターで木材選びをしながら決めることにしました。
■恵比寿の「DIY place」で木材を購入する
向かったのは恵比寿ガーデンプレイス。

DCMが運営する「DCM DIY place」です。広々とした店内で木材や塗料、金物などを購入することのできるホームセンター的なショップです。

下地となる合板もいろいろとありますが、「ラワンランバーカット」(91センチ×45センチ)を選ぶことにしました。カットサービスを利用してこれを「87センチ×43センチ」に切り出してもらいます。
問題の厚みですが、「15ミリ」「18ミリ」「21ミリ」「24ミリ」のラインナップがありました。これにタイルの厚み「8ミリ」を足すと…
15+8=23ミリ
18+8=26ミリ
21+8=29ミリ
24+8=32ミリ
といった感じで、どうもキリのいい数字にはなりません。
この数字にいちばん近そうな幅の角材を探してみたところ、

幅30ミリ・厚み9ミリの「エゾ松工作材」が見つかりました。

21ミリ厚の合板に8ミリのタイルをのせ、この角材を木枠として取り付けます。枠のほうが1ミリだけ高くはなりますが、気になるほどの段差ではないでしょう。

というわけで、カットしてもらった21ミリのラワンランバーカットと、30ミリ幅の工作材を購入し、山小屋に運びました。
■「ソーガイド」で枠の端を斜め45度にカットする
ここからはDIYで木枠の加工をおこなっていきます。
まず、ざっくり四辺の長さに合わせて角材をカットして仮置きしてみました。

こんな感じで合板を取り囲むように枠を取り付けたいと思いますが、

角の部分、角材同士がぶつかるところは、端を斜め45度にカットし、突き合わせて収めたいのです。

用意したのは「ソーガイド」。
以前もご紹介しましたが、素人でも精度の高い木材カットができるのがこの製品のメリットで、実は斜め45度のカットもできるのです。

説明書によれば2種類のカット方法があるそうですが、今回は平べったい角材なので右の「傾斜切断」の方法のほうがカットしやすいと判断しました。

斜めにセッティングしたソーガイドをクランプで木材に固定します。

ポイントは、のこぎりがはめ込まれるガイド部分の延長に、木材の角がくるように固定すること。これを間違えると、突き合わせたときにズレやスキマが生じてしまいます。

なお、カットする木材が小さいので、付属ののこぎりではなく、扱いやすい小型ののこを使ってみました。

ソーガイドにのこぎりを通して、慎重に挽いていくと、

無事に斜めにカットできました。ガイドに合わせて切るだけなので、固定する位置のセッティングさえ間違えなければ大失敗はしないと思います。

たまにこんなふうに切り損じが出たりしたときは、

カッターで削り落として整えてあげましょう。

この要領で木材をカットして2本を突き合わせます。

プロのようにスキマなくとはいきませんが、素人仕事としては満足です。

4本の両端、8カ所をカットして、合板を取り囲む枠のできあがり。

試しにタイルをのせてみましたが、枠の高さともぴったり合っています。
次回はこの木枠を接着してスキマをパテで埋め、やすりがけと塗装をおこないます。

















