(701)母屋のゲストルームはリフォームでどう変わったか?
あけましておめでとうございます。今年もコツコツ書き続けていこうと思います。
前回、テーブルDIYが終了しました。
(700)【テーブルDIY⑤】天板にタイルを張って脚を取り付ける
このテーブルは山小屋の母屋のゲストルームに置くために造ったもの。今回はこの部屋のリフォーム後の姿をごらんいただこうと思います。
■20年以上前に一度リフォームをおこなった室内
まず、リフォーム前の室内からどうぞ。

「おや?」と思われた方も多いでしょう。きれいとも言えないが、リフォームするほどでもない内装とでも言いましょうか。
実は、この部屋は20年以上前に一度リフォームをおこなった部屋なのです。「リフォーム」といっても、あの頃は本当に何も知らなかったのでセオリー無視の素人作業でした。

大家業を始めて以来、徐々に粗が目につくようになり、インテリアと利便性をアップデートするための再リフォームを決意したというわけです。
主な用途は、寒さが厳しい初春や晩秋、離れ小屋の代わりに眠ってもらうためのゲスト用の寝室。あわせて部屋の一画に妻が仕事をするときのワークスペースも設けようと考えました。
■振り返ると行き当たりばったりのリフォームだった
では、この部屋がリフォームでどう変身したのかというと、

こんな感じになりました。先ほどの写真とほぼ同アングルで撮影しているので、変化を感じていただけるはず。

こうしてビフォーアフターを比較すると、ブラウンで塗装された柱などを除けば、残りのすべての部分に手を入れたことがわかります。
最初に工事したのは天井でした。

当初の計画では厚さ2ミリのスライスウッドパネルを天井に張るつもりでしたが、ボンドでは和天井にパネルがうまく接着できず、はがれて落下してきてしまい、断念。
窮余の策としてペンキでの塗装を決めました。
以前からイエローをインテリアに取り入れてみたいと思っていたので試してみたのですが、

天井だけを塗装した段階では、なんだかイエローが悪目立ちするような印象に。
そこで、この天井をうまく受け止めてくれるような色に壁をアレンジしようと思い立ったのでした。
壁には二十年前のリフォームで珪藻土が塗られていたので、ふつうのペンキで塗りつぶすのは忍びなく、同じ珪藻土でできた塗料でペイントすることにしました。

落ち着いたダークグレーと組み合わせたおかげで、天井のイエローの印象が良くなった気がするのですが、いかがでしょうか。

続いて手を入れたのが、ロール状の置くだけフローリングが敷かれた床。

めくってみたところ、かなり床の下地が傷んでいたことがわかりました。これまた予想外の事態。
穴やスキマなどを埋め、上から透湿防水シートを敷いて補強したのですが、それでも強度的に不安が残ったので、撤去したフローリングを再度置き直し、その上に新しいフローリングを敷いてみることにしたのです。
試したのは、本来ならばボンドや釘で下地に固定するフローリング材を置くだけで使ってみようという方法。

といっても、いわゆる長方形のオーソドックスなフローリングではなく、スクエア型のフローリングです。

フローリングにはサネと呼ばれる凹凸部分があり、それをはめ込む形になっているので、ズレやスキマはところどころ生じてしまうものの、そう簡単にはずれてしまうこともなく、置くだけでもそれなりに不自由なく暮らせることがわかりました。

ここまでくると昔ながらのふすま紙が貼られたふすまが気になってくるもので、そのリフォームもおこなうことにしました。
こうして振り返ると、予想外の事態が続き、その場その場で計画を変更する行き当たりばったりなリフォームだったなと思います。

この部屋は間取りの都合で引き違いのふすまのうちひとつはほとんど開けられない状態だったので、「開けられるふすま」と「閉めたままにするふすま」を別々の方法でリメイクすることにしました。
閉めたままにするふすまについては、
壁と同色に塗ってなじませ、ふすまとしての存在感を消すようにしました。
一方、開けられるふすまについては、
スライスウッドを張ってドアとしての存在感を強調して、目を引くようにしました。

まだ引手を取り付ける前ですが、どの建具が開けられるか、視覚的にわかりやすくなったと思いませんか。

これで完成と言いたいところですが、今度は白のロールカーテンが場違いに感じられてきたのでこれも交換することに。
ロールカーテンはスキマが多く、暖気が逃げて寒さが入りやすいので、壁と同色のアコーディオンカーテンを選んで交換しました。

というわけで、ようやく天井から床、壁までのリフォームが終わりました。このあと、照明の交換やワークテーブルのDIYを経て、家具を設置して新しいゲストルームが完成したのでした。
■リフォーム後の室内を見渡してみる
では、あらためてリフォーム後の室内をどうぞ。

手前にベッドを置き、右奥にはワークスペースを設けています。

こういう建具に取り囲まれた部屋は大きな家具が置きづらいのですが、なんとか部屋の隅にベッドが収まりました。

ベッドの端がふすまにかぶってしまっているものの、通るのに困るほどではないのでよしとします。

苦労してDIYしたテーブルは低めの椅子と合わせてワークスペースに。

ベッドの側から反対側を眺めたところ。

建具に挟まれたスペースには天童木工の中座椅子を置いて、くつろげるスペースにしてみました。左右に見える二つのふすまはどちらも頻繁に開け閉めする建具なので、

IKEAの旧型のリモコンを建具横の柱に取り付けて疑似三路的な照明環境を作り、どちらから入っても反対のスイッチでオフにしてそのまま出て行けるようにしました。
見た目の改善もいいのですが、やっぱりリフォームは生活の快適さが向上するのが大事。これでだいぶ暮らしやすくなりました。

そんなこんなでゲストルーム(兼ワークスペース)のリフォームが無事に完了しました。実を言うと、昨秋は土日に天気が悪い日が多かったこともあり、ゲストを呼ぶことがほとんどできませんでした。今年の春以降、ゲストのみなさんに泊まってもらうのが楽しみです。

















