(98)ルームドライヤーをカライエで入れ替え設置するのにDIYはムリだと実感した
台風19号でメチャクチャになってしまった母屋の床下の湿気対策。
床下に設置した換気扇は水没して漏電し、散々でした。
二度と同じ思いはすまいと、床下の換気扇はあきらめ、母屋の室内に湿気対策を施すことにしました。
設置するのはダイキンの電気乾燥機「カライエ」。
湿気を空気ごと外に排出するので水捨ていらずのスグレモノです。
「日刊Sumai」の連載では「カライエ」について取材もしましたし、このブログでも前身にあたる「ルームドライヤー」について書きました。
今回は、「カライエ」を注文してから実際に設置するまでを具体的にリポートしたいと思います。
我が家独自のイレギュラーな事情についてお断りしておきましょう。
当初、母屋の1階に「カライエ」を設置するだけのつもりでした。
でも、お世辞にもきれいと言えない母屋に新品の「カライエ」を設置するのはどうにももったいないし、設置場所を確認してみると「ルームドライヤー」は設置できても「カライエ」は設置できないこともわかりました(そのへんの事情については後述します)。
せっかくなら、お客様用の離れの山小屋(このブログで主に紹介している建物)にカライエを置きたいと思い、離れに設置された「ルームドライヤー」を外して母屋に移設し、新しい「カライエ」は離れに設置することにしました。
まずは「カライエ」本体の手配から。
最初はいつもお世話になっている工事業者さんに本体と設置をまとめてお願いしようと思ってたのですが、「たぶんネットのほうが安くて早いと思います」という助言を受けました。
ふつうは本体の代金の差額(仕入れ値-売値)で儲けるところなのに、なんと正直でありがたいアドバイスでしょうか。
自分でネット注文することにしました。
スケジュール上の都合で工事日が先に決まっていたこともあり、急ぎ目で(ここ、ポイントです)探しました。
主な検討先は、「Amazon」「ヨドバシ.com」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」。
Amazonでは取り扱いなし。
配送の確実さでヨドバシ.comを検討しましたが、価格は「66,880円(税込)」。
6,688ポイントの還元を考慮してもややお高めなのですが、「壁掛け型除湿機取り付け工事」を「7,700円(税込)」で扱っているので、業者のアテがない方には安心ですね。
いくら安く手に入れても、設置費がかさんでは元も子もありません。
後ほどご説明しますが、「カライエ」の設置をDIYでやるのはほぼムリなので、このへんはしっかり考えておくべきです。
ひとまず現物を手に入れちゃうか、みたいな安易な入手はおすすめできません。
楽天市場やYahoo!ショッピングで調べた感じでは、送料込みで55,000円台から見つかる感じ。
あとはポイント次第なところもあり、僕はYahoo!ショッピングの「コンパネ屋 YAHOO店」で購入しました(画像をクリックすると商品ページに飛びます)。
57,498円也。
55,000円台から見つかるのになぜこの値段かと言うと「翌日配送」を選べるショップにしたからです。
納期の短縮に差額を払ったとご理解ください。
この種の家電はシーズンなどで価格も上下しますので、条件に合う範囲でよく比較検討するとよいと思います。
普通車の後部座席に収まるサイズなので、世田谷で手配し山小屋に運びました。
翌日、業者さんが到着し、入れ替え設置工事です。
離れに設置したルームドライヤーを停止し、取り外してもらいます。
へえ、ネジ2本に本体を引っかけるだけなんだ。
同じところに「カライエ」を設置してもらうのですが。
正直、DIYでできるくらい簡単なのかな、と思ってたのです。
サイズも同じだし、ホースをつなげて、引っかければいんでしょ、と。
全然そんなことありませんでした。
ルームドライヤーの背面です。
穴をネジのところに引っかけるだけの簡単設置です。
一方、「カライエ」はと言うと、
エアコンなどと同じように据付板を設置してから本体を設置する方式。
くらべて見ても、ネジ穴の幅もサイズも違います。
ただの掛け替えでは入れ替えられないことがわかります。
注意したいポイントとしては、「ルームドライヤー」がヨコでもタテでも設置できたのに対し、「カライエ」はヨコ位置のみの設置だということです。
「カライエ」の説明書にもこう明記されています。
もし、横幅のない壁に「ルームドライヤー」をタテに設置していたとしたら、「カライエ」で置き換えることはできません。
さらに。
排湿ホースにも違いがありました。
左が「ルームドライヤー」、右が「カライエ」。
ごらんのとおり、径がちがいます。
「ルームドライヤー」の排湿ホースの穴には「カライエ」のホースは通りません。
もともと大きめの穴が開いていたならともかく、「ルームドライヤー」用にピッタリの穴ならば、これを広げる工事が必要になるわけで、これをDIYでおこなうにはホールソーが必要になりますが、なかなか厄介。
すでに開いた穴を広げるのは面倒らしく、業者さんも穴をずらして広げていました。
穴にホースを通し、据付板を設置します。
据付板に「カライエ」を引っかけた後、上下をネジで固定します。
ようやく設置完了!
「ルームドライヤー」とくらべると、だいぶ印象が変わりました。
ちなみに、ホースの交換時には外壁側からの作業も必要。
うちのように2階の場合は高めの脚立に乗っての作業となり、これも素人にはハードルが高いです。
こうして設置工事を見てみると「ルームドライヤー」を「カライエ」に置き換える作業をDIYでおこなうのはムリだと感じました。
僕のように設置してくれる業者さんが見つからないときは、最初にもご紹介したとおり設置工事をオプションで付けて購入するのがおすすめです。
設置費の目安は安くて1万切るくらい、高いと2万を超えることもあります。
個別の住宅の事情もありますので、業者さんに相談が必要かもしれません。
次回は取り外した「ルームドライヤー」を母屋に設置。
「ルームドライヤー」と「カライエ」のちがいについて詳しくリポートします。