(120)CDCのマルチハンガーをトイレに設置するのはあきらめた
前々回ご説明したとおりいろいろとトラブルはあったのですが、ウォシュレット操作パネルの設置もなんとか完了し、トイレはほぼ完成しました。
最後の仕上げにトイレットペーパーホルダーを選んで設置します。
当初の候補はこちらでした。
CDCゼネラルストア(CDC generalstore)のウェブショップでうちの奥さんが見つけてきた「オーバルヘッド マルチハンガー(OVALHEAD MALTI HANGER)」です。
価格:3,080円 |
世田谷のマンションでリノベーションのたびに設置している商品で、内見にいらっしゃった方や入居を決めてくださった方にも好評です。
以前、日刊Sumaiの連載でも取り上げました。
なんといっても、余計な装飾もなくシンプルな形状が魅力。
ミニマムデザインでインテリアになじみます。
マルチハンガーという名のとおり、タオルホルダーとしても使えるのも便利。
トイレ内のトイレットペーパーホルダーとタイルかけをこれで統一すると空間がすっきりと仕上がります。
洗面のタオルかけとして設置すると…
この写真に写っているのは「ピューター(PEWTER)」と名付けられたシルバーカラーのもの。
カラーバリエーションが3色用意されているので、インテリアのテイストによって使い分けることができます。
もう1色は「ブラス(BRASS)」というゴールドカラー。
事務所のトイレに設置しました。
真っ白のトイレにあえてのゴールドカラーで存在感を出してみました。
色合いによってツヤのありなしも分けられており(ブラックのみツヤなし)、カラーの選び方によって、空間になじませたり目立たせたりできる点も優れています。
公式ページの説明によると、キッチンに設置してS字フックと組み合わせて使うのもおすすめだそうです。
3色から選べて、用途も豊富で、デザインもシンプル。
なかなかのおすすめアイテムなので、山小屋のトイレにも設置を検討したのでした。
ウォシュレットの操作パネルの設置前、マルチホルダーを試しに仮置きしてみると、
あ、これはひょっとして……
右向きのせいでトイレットペーパーが入れにくい……。
こんな場合でも、ふつうはホルダーを少し手前に設置して余裕を見れば問題ありません。
実際、先に挙げた世田谷のマンションではそうやって設置しています。
ですが、山小屋のトイレはリビング部分を広くするために、かなり奥行を狭めたので、スペースに余裕がないのです。
もしペーパーを交換しやすいように余裕を取って手前に設置すると、今度は不自然な位置になってペーパーを取りにくくなってしまいます。
ホルダーを入れる方向が逆のこんなタイプがあれば解決するのですが、
残念ながらこの写真は左右を反転させた加工画像で、実際の商品には左からペーパーを入れるタイプ(左向きのタイプ)はありません。
こういう規格的な問題にいざ直面すると、業者さんが自己判断でパネルを勝手に右側に設置してしまったのもいたしかたないのか、という気持ちもいたします。
でも、やっぱり今回のトイレは見た目をすっきりとさせるために、座って右側(ドアを開いて左側)には何も設置したくないのです。
実を言うと、マルチハンガーの採用を検討するにあたっては、もうひとつ不安がありました。
それが設置面の強度。
このマルチハンガーは、固定する場所がこの1点のみ。
下地が脆いと使っているうちにボロッと外れてしまう怖れがあります。
プロに頼むならともかく、今回はDIYで設置しますし下地も石膏ボードなのでちょっと不安です。
以上のことを考慮して、今回はマルチハンガーの採用は見送ることにしました。
まあ、せっかくの機会ですし、世田谷のマンションとはちがうタイプのトイレットペーパーホルダーを探してみようと思います。
次回に続く。