(305)収納グッズを駆使してケーブルやルーターを整理する
玄関の内装工事はほぼ完了したのですが、まだ仕事は残っています。玄関まわりの整理と収納の問題です。
天井や柱を這うコードや、靴箱の上の電話まわりのケーブルもごちゃごちゃとしていますし、靴箱にはバーベキュー道具やサンダル、靴や段ボールなどが無造作に置かれています。
今回は、いろいろな収納グッズを駆使してコードやケーブルを整理したいと思います。
■配線用のモールを塗装して存在感を薄める
築古の家にネット回線を引き込んだりコンセントを増設したりすると、後から壁の上にコードやケーブルを配線することが多く、どうしても見苦しい見た目になってしまいます。
離れのリノベーションの際には、黒の電気コードをあえて露出で配線してもらい、いわば「見せる配線」をめざしました。
しかし、今回は露出の配線がインテリア的になじまない気がするので、コード隠しの定番「モール」を使用することにしました。
ケーブルモールとか配線カバーモールとか呼ばれるやつですね。「木目調」の質感が目立ちづらいダークブラウンを選びました。
でも、せっかく珪藻土塗料で仕上げた壁や天井にこれを貼り付けるのはちょっと……と思えてきて、プラスチック用のプライマーを使って下塗りをして珪藻土塗料で塗装することにしました。
使ったのはアサヒペンのスプレー式のプライマー。
これを吹きかけてやるとプラスチックにも塗料が密着するようになるのです。
スプレータイプだとちょっぴりだけの塗装にも便利です。
壁や天井と同じ珪藻土塗料でダークグレーに塗りました。
この中にコードを隠します。
コードを収納したあとのモール。
壁や柱と色をそろえたおかげでモールの存在感はかなり薄まりました。手をかけたかいがありました。
■ケーブルボックスの色が変わるだけでも印象は変わる
続いてはさまざまな配線が集まるケーブルボックスまわりの収納です。
工事前は白いケーブルボックスを使用していました。
余計な要素がなくシンプルなのはいいのですが、スイッチのオンオフをするには上ブタをはずさなければなりません。ホワイトのカラーもリフォーム後の玄関には不似合いなので、茶色のケーブルボックスと交換してみました。
だいぶ前に購入して別の部屋で使っていたものですが、現在でも取り扱いがあるようです。
半透明の小窓がついていてコンセントの使用状態が確認しやすく、ON/OFFもしやすいです。
ケーブルを束ねたりして、このボックスに根気強く格納していきます。地味で面倒な作業。
ケーブルボックスの色を変えるだけでもずいぶん印象が変わりました。
■ルーターはケーブルバスケットの中に収納
こうなると左の白いルーターが気になってくるんですが、さすがにこいつが収納できるケーブルボックスはなかなか見つかりません。あんまりタイトな箱にしまうと熱がこもりそうだし、そもそもケーブルボックスがならぶのもどうなんだろうと思っていたら、こんなものを発見。
「北欧暮らしの道具店」の「ケーブル収納バスケット」。
どう見てもケーブルボックスに見えない外見が特徴です。
木製とみまごう質感ですが、実は樹脂製。
商品説明によると、水洗いもできるそう。汚れても掃除しやすいのはありがたいです。
収納力もけっこうありそうです。雑誌や雑貨の収納にも使えるかも。
ルーターを入れると端っこがちょっとはみ出て残念だったのですが、
思い切って向きを変えてみると、
きれいに収まりました。密閉しないので、熱がこもりにくいのも安心。ケーブルボックス感も薄くて、とてもいい商品です。
気になる方はお店のページをのぞいてみてください。
北欧暮らしの道具店「インテリアになじむケーブル収納バスケット」
僕が購入したのは「ブラウン」ですが、もっと明るい色の「ナチュラル」もラインナップされています。
こうしてノーマルなケーブルボックスとならべてみると、まったく対照的な存在感です。
ブラウンのケーブルボックスは周囲に溶け込んで目立たないのに対し、ケーブル収納バスケットは存在感強めですがケーブルが入っているとは思えないのでOK。ケーブル収納ひとつとっても、見せ方次第で印象は大きく変わると実感しました。
次回は靴箱の中を整理します。