(33)トレイにモザイクタイルを試し貼りしてみた(カット編)
前回、作善堂のホームページで、洗面に貼るタイルを探しました。
その結果、見つけたのがこのタイル。
美濃焼モザイクタイルシート 細ボーダー ボックス貼(裏ネット) TS-08-BOX
小さめのボーダータイルを箱型に組んだ個性的なタイルです。
今回は、このタイルを試し貼りしてみて、具体的な仕上がりをイメージする助けにしたいと思います。
使うのは、母屋のキッチンで見つけた木製トレイ。
色合いが気に入らないので、ざっとやすりがけして、BRIWAX(ブライワックス)を塗ってあげます。
ちょうど他のタイルを購入する予定があったので、一緒に試し貼り用に1シートだけ購入してみました。
これをトレイのサイズに合わせてカットするのですが、おすすめは紙を使って施工面積を測る方法。
紙をトレイのサイズに合わせ、折ります。
この紙を目安にタイルの割り付けを決めます。
上にタイルを載せると…
どこがはみ出るかなどが、収まりが一目で分かります。
定規やメジャーで測る場合とくらべてまちがいにくく、具体的なイメージもわきやすいので初心者に向いています。
ひとまず、上下の余分な部分を大まかにカットしました。
上下のカットしたタイルを、両サイドの足りない部分にならべると、
紙で取った型を全部カバーできました。
ボックスからはみ出る部分を赤で囲ってみました。
ごらんのとおり、タイルを四分の一にカットしなければならない箇所があります。ここが厄介なところですね。
まず、つながったタイルをバラします。
これをカットするのですが、専用の道具が必要になります。
タイルニッパーとか喰い切りとか呼ばれる道具です。
高価なものではないので、タイルをカットしたいなら購入するしかありません。
僕はAmazonで購入したリーズナブルなものを使っていますが、困ったことはありません。
使い方はかんたん。
カットしたいところでタイルを挟んで力を込めて割るだけ。
破片が飛び散らないように、ビニール袋の中での作業がおすすめです。
ぐいっと力を込めると、バキッと音を立てて割れます。
最初はちょっと怖いかもしれません。
四分の一サイズの小粒なタイルができました。
この作業をひたすらくりかえし、小粒タイルをたくさん作ります。
手が疲れてきますが、がんばりましょう。
形の出来/不出来があるので、多めに作って良くできたものを選ぶといいですね。
準備完了。
まず、カットなしのタイルをトレイに置き、
カットしたタイルでスキマを埋めると……
きれいに収まりました。
完成のイメージを確認しながら作業できるのが「裏ネット貼り」のタイルのいいところです。
実は、タイルシートには、「表紙貼り」と「裏ネット貼り」の2つのタイプがあります。
今回、僕が頼んだタイルは裏がネットでつながったタイプでしたが、
「表紙貼り」を選ぶと、商品はこんな感じで届きます。
このタイプの場合、タイルを貼りつけた後に表の紙を濡らしてはがします。
作業中にタイルの表面を傷つけたり汚したりする心配はありませんが、施工中にできあがりをイメージしにくいのが難点です。
僕は断然「裏ネット貼り」派ですが、ショップやタイルの種類によってどちらかしか扱いがない場合も多い印象です。
どちらかと言えば、「表紙貼り」が主流かもしれません。
ちなみに、今回注文した作善堂では、当時の商品ページでは「表紙貼り」しか表示されていませんでしたが、問い合わせた結果、プラス料金で「裏ネット貼り」に対応していただけることになりました。
商品の種類にもよると思いますが、希望がある場合は問い合わせてみることをおすすめします。
次回は、タイルを接着します。