(80)玄関まわりにキーボックスと照明を設置した話
今回から数回にわたって外回りの工事についてお話します。
以前、玄関ドア選びについては書きましたが、今回ご紹介するのはその他の設備。
最終的にこの形になるまで、それなりのプロセスがありました。
最初の計画はこんな感じでした。
初めから設置を決めていたのが「キーボックス」です。
何度も書いているとおり、この山小屋は世田谷のマンションの入居者さんに使っていただくためのもの。
となると、入居者さんにカギを引き渡す必要があります。
もちろん僕自身も同じマンションに住んでいますから手渡しすることは可能です。
でも、僕も常にマンションに在宅しているとはかぎりませんし、入居者さんも仕事帰りに直接山小屋に行きたいときなどもあるでしょう。
手渡しのタイミングを調整するのはなかなか面倒なのです。
玄関にキーボックスを設置すれば、番号を教えて自分で取り出すことができます。
4ケタの数字を合わせると、ボックスが開きます。
これなら、事前にメールで数字を伝えればいいのでラクです。
キーボックスを設置するとなると、必要なのが照明です。
入居者さんが山小屋に到着するのが常に昼間とはかぎりません。
夜に到着した場合、キーボックスを開けるには何らかの照明が要ります。
もし照明を設置するなら、ついでに表札も照らすようにしたいと思いました。
しかし、ここではたと気づきました。
初めて訪れる人にとって、この建物が自分が目指す山小屋だとわかるためには、見やすい表札が必要です。
最初の計画どおりキーボックスの上に表札を設置したのでは目印としてわかりにくいのではないでしょうか。
できれば表札は道路側の目立つところに設置したいところ。
先ほどのキーボックスと同様、夜間の来訪に備えて照明で照らす必要がありますが、「光る表札ならばシンプルで見やすいだろう」と考えました。
そこで、ノーマルな丸型の外用照明を用意し、そこにカッティングシートで作ったロゴを貼りつけるようにしました。
小さな飲食店や雑貨屋などで見かけるタイプの看板ですね。
購入した照明は大光電のLEDアウトドアブラケット「DWP-38858Y」(画像をクリックするとYahoo!ショッピングのページに飛びます)。
一方、カッティングシートはこちらで注文しました。
電飾用のシートも選べるので安心。
うちの奥さんがイラストレーターでデザインしてくれたロゴをデータ入稿しました。
価格は送料や消費税込みで「1,712円」とかなりお安かったです。
照明本体が1万円ちょっとですから、12,000円ていどで電飾看板(表札)ができるのであれば、けっこうリーズナブルじゃないでしょうか。
この照明とカッティングシートのセットを業者さんに渡して電気工事の際に設置してもらいました。
これが夜になるとこんな感じに点灯します。
とある入居者さん曰く「隠れ家的なバーみたい」。
まわりが真っ暗なので、すごく目立ちます。
目印としての役割には申し分なさそうです。
表札の照明が存在感あるものになったので、キーボックスを照らすのはシンプルな照明で十分と思い、リクシル(Lixil)のショールームで見つけた照明を選びました。
リクシルの「エクステリアライト美彩(Bisai)」シリーズの「グラスウォールライト」(角形・ 遮光カバー付)。
正面についているのは目かくしの遮光カバーで、目線の高さに設置しても眩しくないように工夫されているのが気に入りました。
シンプルなデザインと6センチ四方のコンパクトなサイズも僕の希望にぴったり。
というわけで、こちらに決定したのですが、
見積もりを見ると「21,000円」と意外に高い……。
油断してきちんと調べずに決めてしまいました。
表札の照明が安くなった分がふっとんだ感じ。
この手の商品は値段も質もピンキリなので、注意が必要ですね。
2つの照明は、室内に設置されているタイマーで自動的に点灯します。
夕方になると、
こんな感じに点灯します。
以上の設備で十分かとも思われたのですが、最後にあとひとつ追加したものがあります。
それが外部用コンセント。
昔、庭でバーベキューをやったときにライトやラジカセを使うのに電源があると便利だなと思ったのを思い出したのです。
パカっと開くと、
コンセント本体が姿を見せます。
下からのぞくと、
コンセント本体が見えます。
が。
実は設置してからまだ一度も使っていません。
今の時代、キャンプ用のライトもオーディオもコードレスが当たり前ですから、外にいるときにコンセントにつながなければならないシチュエーションってほとんどないんですよね……。
まあ、そのうち何か役に立つことを期待しています。
次回は引き続き外回りのこと。
小屋の前に設けた階段状のスペースについてお話しします。