(86)タイルDIYに失敗したのであらためて目地材について真剣に考えてみた

インテリア

前回、洗面まわりの床と壁にモザイクタイルを接着しました。

洗面タイル接着後

立体的な部分にタイルを貼るのはほぼ初めてだったので慎重に作業しましたが、おかげでなかなかきれいに仕上がったと思います。

やはり素人のDIYは入念な準備と気持ちの充実が大事だと実感した次第です。

ちなみに、今回はタイルに目地を入れていくのですが、山を越えた安心感からか油断してしまいました。

タイトルのとおり、目地材の分量をまたも見誤ったのです。

トイレの床のときといい、目地入れで失敗が続いているのには理由がありそうです。

その原因を探りつつ、順を追って見ていきましょう。

目地入れ前の状態です。

それなりに数をこなしてきたせいか、ボンドが多すぎてはみ出た箇所は一か所のみ。

タイルからボンドがはみ出たところ

盛り上がった部分をカッターで削り取り、目地が入るように掘り返します。

はみ出たボンドをカッターで処理

あとはいつもどおり目地材を練って目地入れをおこなうのですが、今回は壁から床にかけて広い範囲を施工するので、一度に全部を作業するのは難しいと判断しました。

ボンドの場合とちがい、目地材は水分が失われて固まるスピードが速いためです。

そこで、壁部分(1.3平米)と床部分(1.28平米+α)を分けて考えます。

(ちなみに、床部分の「+α」はランダム貼りでコグチタイルのほうにはみ出た分です)

まず、壁の目地材を計算します。

目地分量の目安の表

僕が経験則で作った表によれば、1.5平米で3,000グラムが必要ですから、1.3平米ならばおよそ2,600グラムの計算になります。

結論から言うと、この単純計算が問題だったのですが……。

練った目地

そんなことも知らず2,600グラムの目地材を練りました。

(なお、道具や目地の練り方については、過去の原稿を参照ください)

目地材の水分がなくなる前に素早く塗りこんでいきましょう。

指で目地材を塗り込む

以前、トイレの床に小粒のヘリンボーンタイルを貼ったときにも書きましたが、細かいタイルの目地を入れるときは指でやるのがやりやすいです。

邪道かもしれませんが、素人にはいちばん向いているやり方だという気がします。

指で目地材を塗り込む

指先で目地をなぞるように目地材を詰めていきます。

指で目地材を塗り込む

お、順調順調と思いきや……。

目地が足りない

ここまできたところで、

目地が足りない

目地がもうない!

トイレ床に続き、二度続けて同じ失敗とは何やってんだという感じです。

本当なら壁の目地入れが終わったところで一息ついて仕切り直す予定だったのですが、すでに施工した箇所が乾く前にあわてて目地材を追加で作りました(が、これもいけませんでした)。

床も同じくらいの面積だから、やや多めに見積もって3,600グラムぐらいで足りるだろうと思い、作り足し、一気に床まで目地を入れることにしました。

床のタイルに目地入れ

追加分の目地を床に塗り込んでいるところ。

床のタイルに目地入れ

こうして見ると、追加した分はちょっと水分が多すぎる気もします。

あせってました。

なんとか床を塗り終えようとするとき、なんとまたも目地材が足りないことに気づきました。

ショックのあまり、施工中の写真すら撮り忘れる始末。

またも目地材が足りない

これが乾いた後の写真。

あと、ほんのちょっと足りなかった……。

目地が行き渡らなかったところ

この部分を埋めるためにまたも目地材を練るはめに。

しかも、今度は目地に色をつけるための粉が底をついていることが判明。

結局、この日の作業はここで終了。

着色用の粉を再度注文し、日をあらためての作業となりました。

後日、仕切り直しての目地入れ

スキマを埋めてようやく完成。

余談ですが、これを見ると、塗ったばかりと乾いた後で目地の色がかなり変わることが一目でわかります。

これも失敗ポイントですが、せっかくのボックス貼りを引き立てるためにも、もう少し濃い目の目地にするべきでした。

目地が乾いた後

こちらがすべて乾いた後。

自分の計算ミスや準備不足が原因とはいえ、すごく疲れる作業でした。

目地が乾いた後

「もうタイルなんか貼りたくない!」と思うくらい。

まあ、愚痴っても仕方ありません。

それよりも「なんで目地材が足りなかったか」を検証しておくことが大事

原因は、僕が経験則で作った表のせいなのは、ほぼまちがいないでしょう。

目地分量の目安の表

表にしたがって、1.3平米に必要なのは2,600グラムと算出したのですが、なぜ足りなかったのでしょう?

ここであらためて目地材の計算方法の難しさについて書いておきます。

以前も書いたとおりタイルの種類は本当に豊富で、形も厚みもさまざまです。

大きいタイルと小さいタイルの比較

形やサイズも異なれば、

厚いタイルと薄いタイルの比較

厚みも異なります。

ちなみに、僕が作った表は、

標準的なサイズのタイル

これくらいのサイズを想定して作成しました。

あくまで目安に過ぎないのですから、サイズの大小や厚みの増減に応じてうまく目地材の分量を調整してやる必要があるのです。

ところが、何度かDIYを重ねるうちに表を見るだけになり、いつしか調整を怠るようになっていました。

今回のボックス貼りのボーダータイルの厚さは8ミリ。

表の作成にあたって想定していた6ミリ厚のタイルとくらべると1.3倍強あるわけで、目地材も1.3倍に増えると考えねばなりません。

目地幅が占める部分も比較的多い柄ですし、少なく見積もっても壁部分だけで3,000グラムは目地材を練るべきでした。

とくに量が多い場合、誤差が大きく出てしまうので、施工範囲が広いときは注意が必要です。

もし僕の作成した表を目安にDIYにトライしようという奇特な方がいらっしゃいましたら、タイルの形や厚さ、施工面積を考慮して多めに目地材を練ることをおすすめします。

1階の床

さて、1階の床もいよいよ完成間近。 次回はコグチタイルの床にオスモカラーを塗ります。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

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