(121)toolboxの木のペーパーホルダー(無塗装)を塗装して設置してみた
前回、いつも世田谷のマンションで採用しているトイレットペーパーホルダーを断念した話をいたしました。
今回は、心機一転、代わりとなるものを探して、設置するまでの話をします。
トイレットペーパーホルダーというと、チープなプラスチック製を別にすれば、素材は金属が一般的です。
これは世田谷の僕の部屋に設置されているもの。
シンプルでモダンなデザインのトイレにはマッチしています。
でも、よくよく考えると、山小屋のトイレには金属製のホルダーはそぐわないような気もしてきました。
思えば、この山小屋は木材を多用した空間なのです。
それならいっそ木製のペーパーホルダーを探してみてもいいかもと思いつきました(条件(1)木製であること)。
前回書いたとおり、設置場所は座って左側、しかもトイレが狭いという制限があるので、ムリなく使用でき、ペーパーの交換ができる必要もあります(条件(2)左向きであること)。
加えて、最近はスマホをトイレで見る方も多いそうですし、
こんな感じにホルダーの上にちょっとものが置ける台がついているとなおよい、と思ったりします(条件(3)台付きであること)。
そして、前回ご紹介した「マルチホルダー」のように、
よけいなデコレーションのないシンプルなデザインであることも大事(条件(4)シンプルデザインであること)。
ということで、「木製」「左向き」「台付き」「シンプルデザイン」という4つの条件を満たすトイレットペーパーホルダーを探してみたのですが、これがなかなか難しい。
木製のもの自体はいろいろとあるのですが、トイレットペーパーの芯を通す部分が金属だったり陶器だったりして、木材オンリーのシンプルなものは意外に多くありません。
もちろん、全体が木製のものもあるのですが「素朴な木工」といった雰囲気のものが多く、デザイン的にしっくりくるものがなく。
しばらくはトイレットペーパーを床置きにしながら気長に探そうと思った矢先、世田谷のマンションの工事で必要な設備を探すためにtoolboxのホームページを見ていて、ちょうどいいものを見つけたのです。
公式ページによれば「堅いホワイトオークの無垢の一枚板から材を切り出して作った、余計なものを削ぎ落としたシンプルなデザイン」とのこと。
こんなふうにスマホを置くこともできる絶妙なサイズ。
シンプルなデザインで左右の向きも選択可能。
こんなにベストマッチなものが意外に近くにあったとは。
toolboxにはいつもお世話になってるのに灯台下暗しでした。
6,900円という若干お高めの価格はネックになりそうですが、僕の求める4条件を満たしてくれる以上、贅沢は言うまい。
というか、さらなる決め手となるポイントもあるのです。
実は、この商品、通常はウレタン塗装を施されていますが、希望すれば「無塗装」を選ぶことができるのです。
これが決定的。
このブログでも再三書いてきましたが、うちの山小屋ではなるべく木部の色合いをそろえることに気を配りながらDIYしてきました。
そのために、わざわざ木製のスイッチプレートの塗装を削り落として、ドアと同じ色のオスモカラーで塗り直したりしたことは以前も書いたとおりです。
ここまでやったからには、できればトイレットペーパーホルダーだって同じ色合いに塗装できるのがベストです。
そんなわけで「木のペーパーホルダー」に決めたのでした。
届いたのがこちら。
試しに無塗装のままトイレに仮設置してみました。
うん、いい収まりです。これならペーパーの交換もラク。
塗装前なのでドア枠とならべてくらべると、
色合いに一目でわかるちがいがあります。
これを解消すべくオスモカラーを塗っていこうと思います。
壁や天井にも塗ったウッドワックスの「オーク」です。
前にも書きましたが、
オスモカラー塗装のコツは「ハケに塗料をつけ過ぎない」&「木目に沿ってうすく塗りのばす」の2点。
筆先にオスモカラーをつけたら、
木目に沿ってスッスッーと塗りのばしていきます。
わりとあっという間に終わりました。
表面を見ると、木目が際立ってきれいな仕上がり。
塗装前と塗装後をくらべると「オスモカラー」の色がしっかりついたのがおわかりいただけると思います。
乾くのを待ってから設置しますが、もう一度ドア枠とくらべてみましょう。
色味がそろいました。満足です。
固定は付属のネジを使って。
ネジ頭がマイナスなのも気が利いてますし、色もステキです。
パーパーホルダーを壁にあてながら下穴を開け、
あとはネジを締めて固定したら、
完成です。
3カ所で固定するので、安定感も申し分ありません。
木部とも色合いがそろってステキに仕上がりました。
いろいろ迷いましたが「木のパーパーホルダー」を選んでよかったです。