(126)オスモカラーとブライワックス~木材用の塗料選びは悩ましい

インテリア

前回、階段横の壁にtoolboxのウッドウォールパネルを貼りました。

このパネルをオスモカラーで塗装します。

階段横のウッドウォールパネル

今回は、同じ素材をブライワックスで塗装したケースもご紹介し、両者を比較して塗料選びについても考えてみたいと思います。

オスモカラー

オスモカラー(OSMO COLOR)ウッドワックス(公式ページ)

このブログではおなじみのオスモカラー。色は「オーク」です。

山小屋では、壁や天井、ドアや柱からスイッチパネルやペーパーホルダーにいたるまで、ほとんどの木部をこれで塗ってきました。

オスモカラーの塗装

塗り方については、以前詳しくご紹介しましたので、そちらをどうぞ。

繰り返しになりますが、オスモカラーの塗装のコツは「ハケに塗料をつけ過ぎない」&「木目に沿ってうすく塗りのばす」の2点。

ここに気をつけながら塗っていけば大失敗はしないと思います。

ウッドウォールパネルをオスモカラーで塗装

手間を思ってつい塗料をつけ過ぎたら、そのときはしっかり塗りのばしてムラができないようにしましょう。

いつもと勝手がちがうのは溝の部分。

ウッドウォールパネルをオスモカラーで塗装

ハケが大きいとオスモカラーが溝に今ひとつきちんと入っていきません。

これでは、平面部に塗料が付き過ぎてムラの原因になりそう。

そこで、溝部分だけは小さい筆で塗ることにしました。

ウッドウォールパネルをオスモカラーで塗装

溝を塗り終えたら、またハケで平面を塗ります。

ウッドウォールパネルをオスモカラーで塗装

このくりかえしで完成。

作業時間は2~3時間ほどでしょうか。

2階の木部をぜんぶ塗ったときや、1階の天井を塗装したときの苦労にくらべれば、ぜんぜん楽勝でした。

塗装後の様子がこちら。

オスモカラー塗装後のウッドウォールパネル

塗装前の写真とくらべてみましょう。

オスモカラー塗装前のウッドウォールパネル

階段をアイアン塗装したせいもありますが、木目が際立ってより渋めの雰囲気に変わりました。

表面を近くから見ると、こんな感じ。

塗装後のウッドウォールパネルの表面

天然木ならではの木目が美しいです。

今回は「無塗装」のものを注文してDIYで塗装しましたが、クリア塗装が施されたタイプもあります。

クリア塗装のウッドウォールパネル
※toolboxの許可を得て撮影・掲載しています

これはtoolboxのショールームで撮影させていただいたもの。

塗装の手間がかからないのはラクですし、木そのままの色合いを楽しむのもいいですね。

塗装に手間のかかる溝部分は、あらかじめグレーで塗装されているので安心です。

さて、「無塗装」のパネルをもう少し濃い目の色で仕上げると、またちがった印象に仕上がります。

ウッドウォールパネル塗装例

これは世田谷のマンションの一室にアクセントウォールをDIYで貼ったときのもの。

プロの撮影技術もあって、まるでギャラリーのような雰囲気。

ウッドウォールパネル施工例

うちのマンションは基本的に白を基調としたインテリアなのですが、こういう渋いアクセントウォールが加わることで空間が引き締まるような感じがします。

「BRIWAX(ブライワックス)」の「JACOBEAN(ジャコビアン)」

塗ったのは「BRIWAX(ブライワックス)」の「JACOBEAN(ジャコビアン)」というカラー。

山小屋では施工前にオスモカラーで塗装しましたが、このときは貼る前に塗りました。

オスモカラーとちがい、ブライワックスはハケや筆ではなく、布に浸みこませて塗りつけます。

よくいらなくなったTシャツを使うといいと言われますが、僕は塗りやすさを考えて100円ショップで買った靴下を使っています。

ゴム手袋をはめて上から靴下をかぶせて塗料を含ませたら、パネルに塗りこんでいきます。

ブライワックスをウッドウォールパネルに塗る

木材にこすりつけるように塗ります。

ぜんぶ塗り終えたら、今度は塗料のついていない部分で表面を磨くようにこすります。

ブライワックスをウッドウォールパネルに塗る

余分なワックスが取れ、表面にツヤが出てきたら完成。

ブライワックスを塗ったウッドウォールパネル

我ながら、なかなかの出来ばえです。

このときの作業の様子は「日刊Sumai」の連載で書きましたので、詳しくはそちらをどうぞ。

ちなみに、toolboxの「how to make」のページでは「ブライワックス」の「チーク」が塗られていました。

ブライワックスの「チーク」を塗ったウッドウォールパネル
※toolboxからお借りしました

我が家の「ジャコビアン」にくらべて赤みを帯びた色合いで、こちらも素敵な仕上がりです。

同じ「ブライワックス」でも色選びに迷うところなのに、最近、「ブライワックス」の下地に「ウォーターベース・ウッドダイ」を塗るというやり方もあることを知ってしまいました。

ウォーターベース・ウッドダイ

これで下色をつけることで「ブライワックス」の色に深みが増すらしく、近いうちに試してみたいと思っています。

この「ウッドダイ」にもさまざまな色があり、上から塗る「ブライワックス」の色との組み合わせで仕上がりのバリエーションは飛躍的に増えます。

一方、今回使った「オスモカラー」や、「ワトコオイル」なども選択肢にあることも考えると、木材に塗る塗料選びは本当に悩ましいです。

ペンキならば上から別の色を塗り直すこともできますが、オイルやワックスはほぼムリと言っていいでしょう。

いざ塗ってみてから「想像したのとちがった」となるのは怖いもの。

事前に塗装サンプルを確認するのはもちろんのこと、できれば僕がオスモカラーのショールームでやったように試し塗りをしてみるのがベストです。

オスモカラーのショールームでは、自前の木材の持ち込みも可能なので、かなり精度の高い試し塗りができるのがうれしいです。

試し塗りといえば、昨年の秋に目白にオープンしたtoolboxの新ショールームでは、「ミキシング・バー」と名付けられたスペースが新設されました。

toolboxの新ショールールの「ミキシング・バー」
※toolboxの許可を得て撮影・掲載しています。

「オスモカラー」「ブライワックス」「ワトコオイル」などがずらりとそろい、素材サンプルに実際に塗ってみて、比較検討してみることができます。

「ミキシング・バー」の名前のとおり、色を混ぜて調色もできるとか。

これは、なかなか便利そうなサービスです。

ワックスやオイルは、どれもお安い塗料ではないので、こういうサービスを活用して慎重に選びたいものです。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

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