(127)階段まわりにアイアン手すりをオーダーした話

インテリア

DIYによるインテリア工事も残りあとわずか。

今回は階段の周辺に設置したアイアン製の手すりについてお話します。

まずは工事前の様子から。

既存の木製の階段

ごらんのとおり、この階段がとにかく急。

僕自身、工事中はハシゴのように手で階段をつかみながら昇っていました。

ゲストに使ってもらうには、なんとか使い勝手を改善しなければなりません。

本音をいえば螺旋階段で置き換えたりしたいのですが、当然、そんな金銭的な余裕はありません。

そういうわけでアイアン製の手すりを設置することにしました。

手すりのリクエスト

こんな感じでリクエストを出しました。

この手すりをつかめばだいぶ昇りやすくなりそうですが、できれば両手でつかむことができるとより安心ですよね。

そこで、反対側にも天井から下がるようなV字形の手すりも追加することにしました。

手すりのリクエスト

わかりやすいように白で描いていますが、同じアイアン素材を用います。

V字が見た目的に面白い効果を生んでくれると期待します。

工事前の二階の開口部

一方、こちらは二階の階段の開口部。

うっかり足を滑らせれば、階段下に落下しかねない大胆な造りです。

書庫とはいえ、よくこんなままにしていたものです。

ここにもアイアンで柵を設けます。

開口部のリクエスト

これは工事リクエストをまとめた書類の1ページ。

いろいろ細かく書き込んではいますが、ポイントとなるのは柵の高さでしょう。

一般的に「柵の高さは110センチは必要」と言われているようです。

これよりも低いと身を乗り出した際に落下の危険があるからです。

しかし、この山小屋は屋根裏のように天井の低い構造。

110センチだと圧迫感が強くて、まるで鉄の檻のように見えてしまいそうです。

現場で見た目と安全性のバランスを検討したところ、「90センチくらいがちょうどいい高さ」だと感じました。

僕からのリクエストを受けて工事会社さんからあがってきたプランがこちら。

柵のラフプラン

リクエストよりも支柱が少ないのですが、強度的にはこれでも問題ないそう。

予算のこともあり、シンプルな仕上げを提案してくれたのでしょう。

ただ、落下防止という側面を考えると、真ん中に横棒は必要と判断して追加をお願いしました。

こうしたやりとりを経て図面を出していただきました。

柵の決定プラン

階段の手すりのほうの図面もいただきました。

階段のV字手すりプラン決定版

幸い、天井側にはしっかりした柱があるので、かなりの強度が期待できます。

階段の手すりプラン決定版

こっちは階段側。

壁に固定するので強度は十分でしょう。

プランについてはこれでOK。

ところかわって、現場。

現場に届いた手すり

手すりが届きました。

現場に届いた手すり

これを室内に運び込み、現場に仮置きしてもらいます。

仮置きした柵

「イメージどおり」と思いきや、ここでトラブル発生。

柱と手すりのスキマ

アイアン手すりと柱の間にスキマができてしまうのです。

オーダーにまちがいはなかったのですが、現場の収まりに若干の誤差があったようです。

新築とちがってリノベーションはこういうところが難しいですね。

どうするのかと思っていたら、わりと原始的な方法で対応するとわかりました。

現場のみんなで柱の方向に向かってグイっと手すりを押しながら、(僕も微力ながら加勢しました)、手すりの台座をひとつずつボルトで固定していくのです。

アイアンといえど多少のフレキシビリティはあるので、これで歪みが少し修正され、なんとかスキマが小さくなるというわけ。

柱と手すりのスキマ

がんばったのですが、残念ながら1センチ弱のスキマが残ってしまいました。

これ以上はどうしようもないそうです。

ひとまず固定のためにスキマを埋める木製の台座を切り出してもらい、

木製の台座を切り出す

これをスキマに挟んでから、ボルトで固定することになりました。

スキマを埋めて固定

なかなか残念な見た目ですが、致し方ありません。

これをどうリカバーしたかはまた後日に話すとしまして、全体的な仕上がりはこんな感じ。

完成後の柵

こうやって眺めると、けっこうカッコいいです。

完成後の写真

これはもうちょっと後に撮った写真。

階段側にはこんな感じで付きました。

階段横の手すり

V字の手すりもきれいに仕上がりました。

V字の手すり

階段をアイアン塗料で塗ったのもよかったです。

現場担当のKさんが「ぶら下がっても大丈夫ですよ」とつかまって足をブラブラさせてました。

耐久性も安心です。

階段と手すり

両手で手すりをつかむと、かなり昇り降りがしやすくなりました。

山小屋の室内

こちらはプロによる撮影。

V字のかたちがインテリア的にも面白いアクセントになったと思います。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

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