(134)照明選び①~「アートワークスタジオ」に相談する
山小屋の内装が完成に近づくと、運用に向けて家具や家電などの後付けの設備を選ばなければなりません。
中でもいろいろと悩んだのが照明選びです。
内装のプランを練っていた当初は、照明について突っ込んで考える余裕もなく、とりあえずライティングレールを設置しておいてもらいました。
完成直後の写真をごらんください。
二階は棟木に沿って(小屋束を挟んで)2本のレールを。
一階は窓側から3本目の根太に1本。
以前も書いたとおり、電気のコードは露出で配線してもらっています。
奥の洗面の上には単体の引掛シーリングを設置してもらいました。
トイレやシャワーボックスを抜かせば、照明器具はこれだけ。
完成直後はひとまず裸電球を取り付けました。
照明レール用の電球プラグ(ライティングレールソケット)は安価なので、照明が決まるまでの「代打」には最適だと思います。
洗面も同様の考え方で、シンプルな灯具を設置。
引掛ランプレセプタクルに裸電球を取り付けました。
変な工夫をするくらいなら電球のままのほうが潔くていいと感じていたので、小屋の完成した後もしばらくは写真のままの状態でした。
しかし、時間が経って考える余裕が出てくると、手を入れたくなってくるもので、本腰を入れて照明器具を探すことにしました。
真っ先に思い浮かんだのが「アートワークスタジオ(ARTWORKSTUDIO)」(画像をクリックすると公式ページに飛びます)。
1997年創業の照明器具メーカーで、近年はインダストリアルなテイストの照明器具で人気を博しています。
2018年には東京の岩本町にショールームをオープンし、僕も取材させていただきました。
取材の目的は世田谷のマンションで使用する照明を選ぶこと。
当時、リノベーションしていた部屋は濃い木目とブラックでアクセントをつけたインテリアでした。
この部屋の照明のひとつに選んだのが「ポリゴナルシーリングA」。
「アートワークスタジオ」らしいインダストリアルなデザインの照明器具で、躯体や配管を露出したラフな天井によく似合います。
天井に映るワイヤーの影もうれしい誤算でした。
価格:7,260円 |
もうひとつ、事務所の洗面用に購入したのが「コンパスウォールランプ」です。
海外のヴィンテージ照明のような雰囲気をこの価格で手に入れられるのは、ちょっとすごいと思います。
本体も陶器製で質感もしっかりしていますし、本体にトグルスイッチが付属しているので別途にスイッチの設置がいらないのもありがたいです。
価格:7,700円 |
どちらも大満足だったので、今回の山小屋の照明についてもまずは「アートワークスタジオ」に相談しようと思ったのでした。
幸いスタッフの齊藤さんに色よいご返事をいただけたので、お言葉に甘えて山小屋の室内写真を送らせていただいたところ、提案書を作っていただけました。
これは二階の照明プラン。
壁紙の柄に合わせてオレンジやグリーン、ネイビーのシェードをカスタマイズするというアイデアは、さすがプロです。
明るさが足りないのをフロアランプで補うという考えも僕には思いつきませんでした。
同じシェードでそろえれば、統一感も出そうです。
一方、こちらは一階のプラン。
レール用にシンプルな照明を配しつつ、「存在感のあるペンダントライト」を織り交ぜるというアイデアは面白いですね。
次回は岩本町にある「アートワークスタジオ」のショールームを訪れ、実物を拝見しながら検討を重ねたいと思います。