(138)照明選び④~いろいろ試した末、ディテールの電球「NT130」にたどりつく
引き続き、照明選びのお話です。
今回は一階の照明レールに設置する電球について考えます。
ひとまずはふつうの電球を取り付けてありました。
大きな不自由はないのですが、夜に点灯すると明るすぎて雰囲気がないのが気になります。
だったら、光量の少ない電球に替えればいいのですが、せっかくの機会なのでいろいろな照明を試してみることにしました。
最初にトライしたのは、スポットライトを使ってロッキングチェアのある周辺だけを照らすというやり方です。
購入してみたのはこちら。
「LEDズーム電球 ルーチェ エフ(Luce F)」です。
パッケージにも書いてありますが、光の広がりを調節できるのがポイント。
通常の状態だと光は広く広がり、
電球のカバーを先に伸ばすと、光の広がりは狭まります。
これなら、自分好みの角度に光を調整できると思ったのでした。
ところが、いざ設置してみると……
お、思ってたのとちがう……。
これには一緒にいた妻も、
あ~、古畑が出てきちゃうやつだね
と思わずポロリ。
そうね、解決編はじまっちゃうね。
角度うんぬん以前に明るすぎました。
パッケージには「134lm(ルーメン)」と記載されていたのですが、長らく「W(ワット)」に親しんできた旧世代の僕は、LED電球の明るさを見誤ってしまったようです。
日をあらためて後日、今度は電球とカサつきの照明器具の組み合わせで再トライすることに。
世田谷のマンションで余っていた器具を持ってきました。
大きめのシェードが特徴です。
電球をつけてもこんな感じですから、
やんわりと光を限定してくれるのではないかと考えました。
これに「20W」「40W」「60W」という3種類の白熱電球を組み合わせて試してみます。
まずは「20W」から。
続いて「40W」。
最後は「60W」。
照明の写真を撮るのはなかなか難しく、肉眼で感じた明るさとの乖離もあるのですが、「20W」は暗すぎで「60W」は明るすぎるので「40W」くらいがちょうどいいと思いました。
ただ、「40W」の場合でも、光が当たっている場所とそうでない場所のコントラストがけっこう強め。
光が届かない場所がかなり暗く感じるので、リビングに隣り合った階段下の収納や本棚を利用するときに、かなり見にくくなってしまうと感じました。
スポットライトやシェード付きの照明器具は光の方向を限定して照らすものですから当たり前といえば当たり前の話。
なんとなく「スポットライト=雰囲気のある照明」と漠然に考えていた自分の甘さがわかりました。
これなら裸電球のままのほうが実用的かも……。
思えば、最初に暫定で設置した電球は「60W」でしたから、これを「40W」に置き換えれば、ちょうどいい明るさになりそうです。
ただ、ここまで試しておいて「結局、電球のワット数を下げるだけ」では、どうにも面白くありません。
「電球そのままでも見栄えのするデザインはないか」と探してみた結果、たどりついたのがこれでした。
ディテール(detail)という会社の「NT130」というLED電球です。
DETAIL[ディテール]LED Bulb NT130“White/Warm” 価格:2,970円 |
ディテールは、近年、おしゃれ電球の定番となった「エジソンバルブ」を手がけていることで知られている会社。
公式ページはこちらをどうぞ。
「エジソンバルブ」はフィラメントの光がレトロな雰囲気を感じさせる電球で、世田谷のマンションでも何度も採用してきました。
電球やフィラメントのデザインのバリエーションも豊富で選ぶ楽しみがあります。
今回、僕が目を付けた「NT130」にもいくつかバリエーションがあります。
スライム型の「NT158」や、
DETAIL[ディテール]LED Bulb NT158“White/Warm” 価格:3,300円 |
ビーカー型の「R140」、
DETAIL[ディテール]LED Bulb R140“Warm” 価格:3,300円 |
ウチワ型の「T120」など、どれも一風変わったかたちです。
DETAIL[ディテール]LED Bulb T120“Warm” 価格:3,300円 |
照明器具よりも控えめ、でも、電球よりもちょっとだけ主張してくれる。
そんなデザインがこのシリーズの魅力ですね。
早速、ひとつ購入して設置してみました。
デザインだけでなく、明るさも控えめでちょうどいいです。
近くで見ると、こんな感じ。
「Warm」と名付けられた光は、LEDにありがちなトゲトゲした光ではなく、白熱電球に通じる柔らかい色合い。
ずいぶん回り道しましたが、電球はこれに決めることにしました。
2階も天井に貼った木材「ヴィレ」の模様を活かしたいので、同じ電球を設置することに。
2本のレールに一灯ずつ設置しました。
気になる明るさですが、六畳の部屋なら2個でちょうどいいと感じました。
ノーマルな「60W」の電球なら六畳に電球一個で十分に明るいので、やはり「NT130」の明るさはやや控えめだと言えそうです。
読書や作業などをする際には、もう少し光が欲しいということもあるかもしれないので、サブ的な置き型照明を設置して補うつもりです。
その話はまた次回。