(165)ハンガーとフックを選ぶ
前回はペグボードを活用した収納について書きました。
今回は、室内の柱にフックを設置してハンガーを準備します。
まずはハンガーの候補から考えましょう。
我が家でふつうにクローゼットに収納しているのはこんなやつ。
利便性に不満はありませんが、ゴチャゴチャとしたデザインがイヤ。
見える場所にはかけたくありません。
幸い、最近はシンプルなハンガーもたくさんあるのでひとつずつ検討していきます。
こちらは無印のアルミハンガー。
非常にシンプルなデザインで、3本で350円と安価。
でも、アルミの白っぽい金属感が山小屋のインテリアには不似合いな気がします。
シンプルといえば、マワ(MAWA)のハンガーもいいですね。
妻の愛用品で、滑りにくい便利さが魅力です。
ただ、のちほど述べますとおり、シンプルすぎて上着しかかけられない形状なのでタオルなどがかけられないので断念。
ちなみに、ニトリ(NITORI)にも類似の滑りにくいハンガーがあり、こっちはタオルもかけられる形状なのですが、
色がシルバーなのが気に入りません。
などなど思案していたら、自宅に余っていた木製ハンガーが目に入りました。
これならインテリアにはマッチしそうですが、けっこうな厚みがあって重ねるとかさばるのが難点です。
狭い山小屋には不向きでしょう。
なかなかいいものがないなあと思っていたのですが、別の用事でKEYUCA(ケユカ)を訪れたとき、ちょうどいいものを見つけました。
「Yote Plastic Slim Hanger」です。
3本セットで「670円」だったはず。
マットな質感で滑りにくく、黒のカラーも山小屋に合います。
厚みもスリムで重ねても問題なし。
タオルなどもかけやすそうな造りです。
ちなみに、ハンガーといえば、僕個人として重宝してるのがこちらです。
防風フックが付属していてこれを固定することで、
洗濯物が風に飛ばされるのを防止できるのです。
我が家は角部屋なのでベランダはけっこう強い風を受けます。
そのせいで風の強い春先にはTシャツなどが風で飛ばされてしまうことなどもあったのですが、こいつを導入してからは一回もロストしていません。
おすすめです。
閑話休題。
続いてはハンガーをかけるためのフックを設置します。
必要となるのは玄関と脱衣所の二か所です。
玄関は到着して上着をかけるため、脱衣所では使用済みのタオルをかけるためにハンガーを使うと想定しています。
フックはさまざまな材質やデザインのものがあり、こだわって選び始めるとキリがありません。
マンションの大家を始めてからは、リサイクルショップや古道具屋をのぞいて良さげなフックが買ったらとりあえず買っておく習慣がつきました。
玄関用にはそんなストックから選んだこちらを選びました。
古い陶器製のフック。
仕事で京都に行った際に北野天満宮の近くの雑貨店「HANAMIZUKI(ハナミズキ)」で購入しました。
値段は失念しましたが、わりと安かったはず。
ネジとフックが一体になっているので、フック本体をつかんでぐるぐる回して柱に固定しました。
いい感じ。
ハンガーも問題なくかかりました。
2段に分けてかけられるのも便利です。
お次は脱衣所です。
こちらには母屋にあったフックを再利用。
手を伸ばした姿がユーモラスなお猿さんの金属製フックです。
昔から長押に引っかかったままずっと使われていなかったのですが、意外なタイミングで復活することとなりました。
窓の上にS字フックを取り付け、そこに引っかけて吊るすように設置しました。
問題なくハンガーもかけられます。
存外、これが「かわいい」と好評です。
古道具屋などに行くと二束三文で売っている印象ですが、一週回ってイケてる感じになってきたのでしょうか。
似たようなものがネットでも購入できるようです。
猿フック(大/中/ 小)さる サル 猿 お猿 モンキー 動物 壁掛け フック インテリア アイアン 雑貨 アジアン雑貨(アジア雑貨 おしゃれ オシャレ 可愛い かわいい) 価格:935円 |
ついでに世田谷のマンションで使用しているフックもご紹介しましょう。
リノベーションのたびに設置しているのがこれ。
イケア(IKEA)の折りたたみ式フック「ビャーヌム(BJARNUM)」です。
シャープでシンプルなデザインとたたんで収納できる利便性を両立させながら、3個セットで1,499円という価格はコストパフォーマンスにも優れていると思います。
でも、アマゾンで買うと高いんですよね……。
僕も「どうしても明日必要」みたいなときにはお世話になりますが、原宿にもイケアができたことですし店舗で買ったほうが断然お得です。
さて、この「ビャーヌム」、名前がもうちょっと覚えやすければ……という「イケアあるある」な不満はさておき、姿見の横や、
玄関や、
キッチンなど、
どこに置いても便利で「とりあえずこれつけておけばいいでしょ」的にしょっちゅう使っています。
ただ、インテリアによってはシルバーの質感が合わないときもあり、そんなときは無印のこれを使っています。
無印良品の「壁に付けられる家具・フック」です。
丸みがあって柔らかなフォルムが優しい印象を与えます。
まわりを木の質感でそろえると統一感も出ます。
和室にもいいかもしれません。
ウォールナットもありますから、ダークブラウンの内装ならそちらをすすめます。
最後に、僕の自宅で使用しているこちらもどうぞ。
「洋額フック」とか呼ばれる額吊り用のフックです。
ハンガーなどはかけづらいので用途は限定されてしまいますが、見た目が気に入ってディスプレイ目的で設置しています。
一輪挿しを吊るしたりするとかわいいです。
ちなみにこちらは金沢の「sklo」というショップで購入したもの。
電球を模した一輪挿しだそうです。