(171)山小屋に置く寝具には寝袋を選んだ

別荘管理&修繕

前回、二階に置いた折りたたみテーブルとスノーピークのクッションについて書きました。

今回は寝具について書きたいと思います。

この小屋の売りは山奥の静かな環境ですから、ゲストの方々にはベッドでぐっすりと寝ていただきたいという気持ちがありました。

山小屋の夜

二階は天井も低い屋根裏部屋のような造りですからベッドルームには最適なように思えました。

山小屋の二階

でも、「そのベッドをだれが管理するの?」という話です。

ベッドを清潔に保つには人的な労力が欠かせません。

ゲストの宿泊後にはシーツと枕カバーを取り替えベッドメイキングしなければなりませんが、この山小屋には常駐する管理人はいないのです。

遠隔地で民泊を営む方は清掃業者と契約を結んで清掃業務を委託しています。

しかし、この山小屋は有料の宿泊施設ではないので、宿泊のたびに清掃業者を頼んでいたら赤字が積み重なっていくことになります。

小屋のリノベーションだけでもそれなりのお金を費やしてきましたし、水道光熱費だって出ていきます。

とても清掃代金までは払えません。

それに、よくよく考えてみると、ベッドがあったらテーブルを置くスペースが確保できません。

やはり、ベッドをあきらめるしかありませんでした。

代案として考えたのが寝袋です。

学生時代、母屋に友人と雑魚寝していた頃、何人かは寝袋持参で遊びにきていました。

寝袋の良いところはたためばコンパクトで、すっぽりくるまってみればけっこう暖かいところなのだとか。

メンテナンスも使用済みのものをこちらが後日洗うだけなので負担が少なく済みます。

「ベッド→寝袋」ではダウングレード感がハンパないですが、非日常感はあるしなんちゃってキャンプ気分も味わえるし、意外に面白いかもしれないと思いました。

試しにAmazonや楽天などで探してみると、わりと低価格でそれなりに暖かいものがあるようだとわかり、ひとまず手ごろな価格のものを購入してみることにしました。

コールマン(Coleman)の「パフォーマーⅢ/C5」という寝袋です。

僕が購入したときは「3,356円」。

最近はコロナの影響でキャンプ需要が高まっているせいか、値段が少し上がっている印象を受けます。

さて、パッケージを見ると、

パッケージのサイズ表記

サイズは「80センチ×190センチ」と、まず問題ないサイズに思えます。

使用環境についてですが、

パッケージの温度表記

快適温度:5℃」、「使用下限温度0℃」となっています。

商品名の「パフォーマーⅢ/C5」の「C5」はこの快適温度のことを指していて、たとえばこれが「C10」だと、「快適温度:10℃」ということになります。

なかなかわかりやすくていいネーミングですね。

実を言うと、この山小屋は冬の夜ともなると室内でもあっさり氷点下に達してしまうのですが、それはまた別の話。

冬の山小屋はお休みに入りますから、初春や晩秋の冷え込みを乗り切ることができればOK。

「快適温度:5℃、使用下限温度0℃」で室内利用なら問題はないでしょう。

本体はこんな感じ。

寝袋

想像以上にボリューム感があります。

オフィシャルなデータによると、丸めた部分の径が24センチ、横幅が41センチ。

リュックなんかに入れて持ち運ぶとすると、けっこうスペースを取ると想像されます。

洗濯機で丸洗いできるそうですが、このボリュームだと洗濯はなかなか大変そう。

ゲストが使用するたびに毎回これを洗うと思うとちょっと面倒な気がします。

そこで、リサーチしてみたところ、アウトドアの世界にはインナーシュラフなるものがあるそうで。

インナーシュラフとは、文字通り、寝袋(シュラフ)の中で使う(インナー)寝袋のこと。

インナーシーツなどとも呼ぶみたいですが、これを使ってもらえば外側の寝袋を洗う必要はありません。

ということで、手ごろなものを入手してみました。

MYCARBONというメーカーのインナーシュラフです。

インナーシュラフ

綿素材なので手触りが柔らかくていいです。

インナーシュラフの素材感

夏ならこれ一枚で十分かもしれません。

寝袋とならべてみると、インナーシュラフがかなりコンパクトなのがわかります。

寝袋とインナーシュラフの比較

海外旅行などに持って行くトラベルシーツとして使用する人がいるのもうなずけます。

寝袋とインナーシュラフで最低限の寝具はそろいましたが、気になったのが寝心地のこと。

我が家の床は板の下地にサンゲツの「ココフロア」を貼って仕上げています。

二階の床のココフロア

座るくらいなら十分ですが、この上で眠るとなると寝袋だけでは床の硬さが気になりそうです。

寝袋の下に何かクッションになるようなマットを敷きたいと思い、こちらも購入してみました。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)のキャンプマット「EVA FORM MAT」です。

キャンプマット

幅は140センチで、長さが210センチ。

二人用ですが折りたためば一人用にもできます。

ちなみに折りたたみなしの一人用はこちら。

EVA素材と言われても聞きなれないですが、いわゆるビーサン(ビーチサンダル)の素材です。

キャンプマットの素材感

クッション性もあり、冷気も抑えてくれるそう。

キャンプマットのパッケージ表記

以上の3点(寝袋・インナーシュラフ・キャンプマット)に加え、前回ご紹介したスノーピークのラウンジクッションをたたんで枕代わりに使います。

スノーピークのラウンジクッション

かくして寝具がそろいました。

寝具一覧

気になる寝心地についてはまた次回。

寝袋をセッティングして、実際に眠ってみます。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

プロフィール

関連記事一覧