(174)本棚は雑貨や実用品の置き場所としても活用している
山小屋の玄関を開けてすぐの壁には、祖父が遺した本棚を置きました。
この本棚には、「小屋」や「別荘」、「タイニーハウス」を扱った書籍を中心に僕が愛読する本をならべ、「小さな家の小さな本棚」と題して定期的にご紹介してきました。
今回は、この本棚に飾った雑貨や実用品などをご紹介したいと思います。
レイアウトが写真によってころころ変わるのは、その日の気分で並べ替えたりしているため。ご容赦ください。
まずは祖母が遺してくれた時計から。
こうして写真で見るとサイズ感がわからないかもしれませんが、手のひらにものせることができるようなコンパクトな置時計です。
文字盤の下には、オリーブの枝を加えて船に戻ってきた鳩があしらわれています。
ノアの方舟を題材にした図柄です。
祖母は敬虔なクリスチャンでしたから、モチーフを気に入って購入したのかもしれません。
この時計、残念ながら壊れてしまっていて動かないので、別に新しい時計を購入しました。
「陶器クロック」です。
価格:5,280円 |
外箱の商品説明を引用しましょう。
「1300年もの歴史と伝統をもつ「せともの」の町、瀬戸市の陶芸職人の手により1つ1つ手塗りで絵付けされ作られたぬくもり豊かなクロック」だそうです。
陶器ならではのツヤがプラスチックの時計とはちがう質感を感じさせます。
文字盤や針のデザインに余計なデザインが施されていないのも好印象。
裏を見ると、よく見るタイプのシンプルな時計が組み込まれています。
穴も開いているので壁に吊るすこともできます。
丸型ですが、置いても安定感があるので心配はありません。
スクエアタイプもありますが、現在は品切れのようです。
「花のひとつくらい飾るか」ということで花瓶も置きました。
といっても、水やりなどできないので生の花ではありません。
左はドライフラワーで、右は造花。
造花のほうをよくごらんいただくと、根元が筒状になっているのがおわかりになりますか。
実はこれ、ボールペン。
何かあったときにメモを取ったりできるかなと思ったのですが、パッと見ではボールペンとわからないでしょうし、ゲストの方には気づきようがありません。ただの自己満足でした。
それでも、花があると空間が少しだけ明るくなった気がするので良しとします。
ちなみに、傍らにある聖母マリア像は祖母のもの。
材質はまさかのプラスチック。
安っぽいのですが、それも含めて面白いので飾っています。
こちらはワイヤレススピーカー。
アレクサ推しになる前のAmazonが販売していた安価なモデルです。
現在は後継機種らしきものも含めて販売されていないようです。
自宅で余ったのでこちらに持ってきましたが、バッテリーの持ちもそこそこですし、Bluetooth接続もできますし、ちょっと音楽を聴くには十分です。
充電器や充電コードなども用意してあります。
スマートフォンの電池はよく切れますから、充電器を忘れてしまったりしたゲストに使ってもらっています。
こちらは電話の子機。
親機は母屋にあります。
基本的に着信音はオフになっており、発信専用として置いてあります。
急な連絡が必要になったときやタクシーを呼びたいときなど、携帯電波が圏外で使えないゲストには重宝されているようです。
温度&湿度計も。
まあ、要るか要らないかで言ったら要らないのですけど、小屋の湿度状況が気になる大家のためのアイテムです。
こういうものって部屋をシンプルにまとめようとすると置場がなくて困るものなのですが、本棚を活用したおかげで、ごちゃごちゃせずに収納できたのでよかったです。
他にも、木工房「千舟」さんの「casa」という煙突つきの家の置物や、
国立西洋美術館の「古代ギリシャ展」のガチャガチャで手に入れた「円盤投げ(ディスコボロス)」のミニチュアなど、
気に入ったものをならべてはひとりニヤニヤしていたりします。
こういうのは賃貸にはない楽しみで、この小屋を建ててよかったなあ、と思う瞬間でもあります。