(187)業務用キッチンの施主支給~カタログ価格・業者価格・支給価格を比較する

お金のこと

前回、なんとか工事の発注までこぎつけました。

いよいよ工事が始まるわけですが、離れのときと同様、今回も内装はDIYでやろうと思います。

工事のスケジュールは、

業者による第一期工事:大工さんによる造作や配管の下準備
アサクラによるDIY工事:壁を塗ったり、タイルを張ったりをDIYで
業者さんによる第二期工事:キッチン本体やレンジフードの設置

という3段階で構成されます。

スケジュール構成については、以前、離れの工事で痛い目に遭った記憶が残っています。

この教訓を生かし、ゆったりめに考えます。

業者さんによると、①の第一期工事に割く時間がおよそ3週間ということでしたので、続く②のDIY期間には余裕を持って一か月をもらいました。

最後に③の第二期工事でほぼほぼ完成となります。

第一期工事のあいだに、少しでも予算を浮かせるべくキッチンの施主支給を検討することに。

以前、世田谷のマンションの自室にタニコー(tanico)の業務用キッチンを設置した際には、工事業者さんに手配してもらいました。

業務用キッチンの金額

これでも十分お安かったのですが、今回の業者さんに相談したところ「うちで手配してもそんなに安くならないので施主支給していただいたほうがいいと思います」という言葉が。

一般的には業者さんは仕入れ値とお客さんに提供する値段との価格差で儲けるものだと思っていましたが、今回は扱い慣れない業務用だからか、あっさり施主支給を勧められたのでした。

業者さんを気にしないで経費削減できるのはありがたいです。

「メーカーのカタログに掲載された価格」と「業者さんが手配した場合の価格」と「施主支給した場合の価格」をくらべる良い機会にもなりそう。

では、まずは600ミリ幅のコンロ台「TX-GT-645」からまいりましょう。

世田谷の自室に設置したコンロ台
世田谷の自室に設置したコンロ台

こちらのカタログ価格は「本体価格39,000円(税込み価格42,900円)」。

工事業者さん経由で購入したときの価格は「25,600円」でした。

この時点で約35%のディスカウントですから、かなり安くなっていますね。

ちなみに見積もり書にはこんな表記が。

見積もり書の金額表記

これによれば「定価」が「32,000円」ということでした。

カタログの価格とは別に定価(的なもの)が設定されているようです。

詳細はよくわかりませんが、なかなか複雑なシステムですね。

では、この商品を施主支給していくらになるのでしょうか。

購入したのは楽天市場の「厨房センター」というショップ。

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僕が購入したときの価格は「18,227円」でした(価格は変動するので、よく比較して購入することを勧めます)。

では、上記の4つの価格を表にしてみましょう。

コンロ台の価格の比較

ここだけの話、カタログ価格や定価はあってないようなものですから、大事なのは業者さんから購入した価格と施主支給した場合の価格の差額

25,600円の業者価格に対し、ネットでの購入価格は18,227円で、差額は「7,373円」でした。

パーセンテージでいうとおよそ「28.82%」のディスカウント

施主支給するだけで、実に3割も安く買えるのです。

続いては600ミリ幅の一槽シンク「TX-1S-645」です。

後日、現場に搬入したシンク

カタログ価格は「本体価格58,300円(税込み価格53,000円)」。

業者さん経由で購入した価格は「39,600円」で、見積もり書記載の「定価」は「49,500円」。

見積もり書の金額表記

これを「厨房センター」で購入したときの価格は「28,500円」でした。

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こちらも一覧表にしてみましょう。

シンクの価格の比較

業者価格とネット購入価格の差額は「11,100円」で、およそ「28.03%」のディスカウントでした。

こちらも約3割引の価格で購入できたわけで、かなり安価に手に入りました。

なお、引出付作業台については、世田谷に設置したものと山小屋に設置したものはサイズがちがうので単純比較はできません。

世田谷の賃貸に設置した引出し付作業台
世田谷の賃貸に設置した引出し付作業台

世田谷の600ミリ幅の引出付作業台「TX-WT-645D」の業者価格が「40,800円」(定価「51,000円」)だったのに対し、

見積もり書の金額表記

山小屋の750ミリ幅の「「TX-WT-7545D」を「厨房センター」で購入した価格は「30,809円」でした。

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幅が15センチ大きいにもかかわらず約1万円お安く購入できたことを考えると、こちらもおよそ70%くらいの価格で施主支給できると言えます。

以上のとおり、価格だけでいえば、やはり施主支給がベストなのですが、いいことばかりではありません。

開封前の作業台

まず、施主支給につきもののリスクが初期不良などが起きた場合、自分でショップと交渉して返品や交換の手続きをする必要があるということ。

また、業務用キッチンは、奥行が45センチか60センチか、バックガードありかなしかなどなど、同じように見えて異なるものが多く、うっかりすると品番をまちがえて注文するリスクもあります。

一例を挙げると、冒頭にご紹介したガスコンロ台は「TX-GT-645」でしたが、これが奥行60センチ幅のタイプだと「TX-GT-60」となります。

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ごらんのとおり、パッと見では判別しがたく、しっかりと型番を確認する必要があります。

開封前のコンロ台

もし買い間違えた場合、ショップが取り替えに応じてくれない可能性は高く、自己責任で買い直さなければならないでしょう。

裏を返せば、施工業者が誤って異なる品番のものを納品・設置してしまうのを防止できるとも言えますが。

クルマに積んだ業務用キッチン

また、今回のように遠隔地での工事の場合、受け取った製品を現場に運ぶ手間もかかります。

業務用キッチンはシンクやコンロ台がバラバラで、一体型の家庭用にくらべればひとつひとつは小ぶりですが、それでもふつうの乗用車なら2回か3回に分けて運ばなければならないでしょう。

さらに。

この種の業務用製品は、配送も車上渡しだったりします。

トラックからの積み下ろしはすべて自分でやらなければならない場合もありますし、不在時の再配達に料金がかかる場合もあるので要注意です。

業者さん経由で注文した場合、こういう手間は一切かからないので、その手間を自分で引き受ける手間賃が先ほどの差額だと考えるべきでしょう。

開封前のレンジフード

ちなみに、今回はレンジフードも施主支給しました。

前回も書きましたが、富士工業の薄型レンジフードのシルバーをチョイス。

yahoo!ショッピングで購入しました(画像にはアフィリエイトリンクが貼ってあります)。


僕が購入したときは「24,600円」でした。

実はこちらのシルバー、ホワイトやブラックとくらべるとややお高めの価格設定。

同じショップでホワイトのタイプを見てみると「20,000円」でした
(画像にはアフィリエイトリンクが貼ってあります) 。

世田谷の工事の際に業者さん経由で注文したときは「26,000円」だったので、およそ「23.07%」安くなる計算です。

やはり施主支給の安さが際立ちますね。

先述したリスクの問題を引き受ける気持ちがあれば、経費削減には有効でしょう。

施主支給品をそろえているあいだに、第一期の工事が完了。

次回は、大工工事の完了したキッチンを眺めながら、DIYに向けたプランを練ります。

アサクラ

大家業。世田谷のマンションと東京西部の山奥にある小屋を管理&経営。 『日刊Sumai』(扶桑社)で「なんでも大家日記@世田谷」を連載中。 https://s...

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