(188)新たに設置した窓が景色もサイズも素晴らしかった
工事開始から10日あまり、第一期工事が完了したという連絡を受けました。
離れた場所での工事はあっという間に感じます。
コロナが心配なご時世だったこともあり、工事中は訪問を控えましたから仕上がりが気になります。
なるべくまちがいが起こらないようにいろいろ細かくオーダーしたつもりですが、実際に確認するまでは安心できません。
金曜の夜に山小屋に到着し、目にしたのがこの状態。
工事前がこうだったことを考えると、
すでに劇的に変わった印象を受けます。
全面ほぼ下地の木材のままですが、これはこれでラフな雰囲気でいいなと感じました。
汚れがつきやすいキッチンでなければ、このままでもいいくらい。
押入れの中板を撤去した際の穴なども丁寧にふさいでいただけました。
さすがの大工さんクオリティです。
希望したとおり、壁付けのカウンターも設置してもらえました。
ん?
なんでこんなところからコードが?
よく見ると、スイッチパネルの右にあるはずの給湯器のリモコンパネルのところに何の配線もありません。
リクエストのイメージ図ではこう伝えたはずでした。
あきらかにちがう場所に配線がなされています。
どうやら現場で修正を加えられてしまったようです。
前もあったな、こんなこと。
いや、意図はわかるんですよ。
僕が指定した位置はリモコンを見るには高さが低すぎるんです。
コードが出てた場所のほうが見やすいのはまちがいありません。
きっと「こっちのほうが便利だからね」って思って配線したんでしょう。
でも、こちらはその不便も承知の上で、あえて設置場所を指定してるわけです。
思えば、離れの工事のときも給湯器のリモコンパネルの穴位置がこちらの指定とずれていて直してもらいました。
あのときはそもそもパネル自体も別のものが手配されてしまっていました。
ひょっとして今回も別のリモコンパネルが納品されてしまっているのでは、と心配になり現場に届いた荷物をあさったところ、ありました。
失敬して中身を取り出すと、
オーダーしたとおりのシンプルリモコン「MC-155V」でした。ホッ……。
本当は、これがコンセントの横にくるはずなのです。
というわけで注意書きを作成し、現場に貼り付けました。
もちろんメールにも画像を添付して知らせます。
ちょっとくどいくらいですが、過去の経験から二重三重に注意喚起するほうがまちがいないというのが僕の経験則です。
後日、無事に修正作業してもらえました。
一方、出来に満足したのは新設した窓。
到着時は夜だったので「こんなもんか」ていどに思ったのですが、翌朝見てみると、
お向かいの緑が見えて、とても気持ちいいです。
窓としてはかなり小ぶりではあるのですが、これがあるとないとではキッチンの印象が大きく変わると感じました。
先日も書いたとおり、この窓は見積もりを修正する際に追加発注したもので「94,000円」かかりました。
ペアガラスを選んだということもあり、けっこうなお値段だったのですが、それに見合うだけの価値がある買い物だったと思います。
うちの妻もたまにはナイスな提案をするものです。
さらに、ラッキーだったのが枠を含めてのサイズ。
造作してもらった窓枠のサイズを測ると、
一辺がおよそ425ミリでした。
このサイズが壁面に張ろうと目論んでいたタイルと絶妙なマッチングだったのです。
タイルをヨコ向きに置いてみると、
ちょうど4枚分。
タテ向きに置いてみると、
ちょうど7枚分。
サイズがドンピシャなのです。
しかも、窓枠の下の幅が、
ぴったり2枚分。
窓枠の上部分だけはちょっとスキマが残りますが、
だいたい3枚分。
このブログでも何度も書いてきましたが、大きめのタイルを張るときは収まりの問題が悩ましいのですが、これなら窓まわりのタイルのカットは一切不要です。
カットが不要ということは、素人が施工してもきれいな見た目に仕上がりやすいということ。
事前に緻密な計算や計画があったからではなく、幸運な偶然です。
窓のサイズは「だいたい40センチ~50センチくらい」というアバウト指定でしたし、設置位置も「高さも1.2メートルくらい」とざっくりオーダーでした。
これでこんなふうにきれいに収まってしまうとは本当にツイてました。
プロのデザイナーとか建築家なら、ちゃんと事前に割り付けするんでしょうけどね。
まあ、結果オーライというか、万々歳でした。
次回は、ちょっと脱線して、今回施工するタイル「小口平」についてご紹介します。