(205)いよいよキッチン本体設置!(に伴うトラブルいろいろ)
前回まででキッチン設置前のDIY工事がほぼ完了し、今回はいよいよ業者さんによるキッチン本体の設置です。
本来ならば、設置当日には現場に立ち会い、問題が起こったときにはその場で話せる状況にしておきたいのですが、ふだん住んでいる場所での工事ではないうえ、今年はコロナ禍で不用意に人と接触するのは避けたいという思いもあり、あきらめることにしました。
「もう工事は始まっているだろうか、何か問題が起きはしなかったか」とそわそわしながら自宅にいると、現場監督の方から電話が。
ひとつけっこう厄介な問題が起こったとのことでした。
それは、キッチンに向かって左上に設置されるレンジフードに関わる問題です。
大工さんがレンジフードの横幅ピッタリのスペースを空けて収納棚を造作してくれました。
一方、僕もレンジフードにはかぶらないように、壁のタイルはすぐ下側までに留めるように気をつけたつもりでした。
しかし。
レンジフードをメンテナンスする際、本体(の一部?)を真下に下ろすためのスペースが必要だと言われてしまいました。
もし左の壁ぴったりにレンジフードを設置すると、メンテナンス時に下ろしたレンジフードが壁に張ったタイルにぶつかってしまうというのです。
あんなに苦労して張ったタイルを剥がすわけにもいかないので、現場の大工さんの提案で造作した収納棚をタイルの厚み分だけカットしてもらい、レンジフードの位置をほんの少し右にずらすことにしました。
すでに造り付けられた棚をカットするので精度は落ちるだろうとのこと。
素人考えのDIYの結果ですから、そこは受け入れるしかありません。
これ以外は大きな問題なく設置が完了したとのことで、ひとまずはホッとしました。
数日後、できあがったキッチンを確認しに山小屋へ向かいました。
おお!いいじゃん!
きれいにキッチンが収まってます。
ひとまずキッチンを使える状態とするため、保護ビニールを剥がします。
「tanico」(タニコー)のロゴもお目見え。
新品ならではのピカピカな状態をしばし満喫します。
ちょっと離れるとこんな感じ。
この素っ気ないデザインがいいんです。
では、パーツごとに見ていきましょう。
こちらは旧キッチンから移転した水栓。
使用期間は2年ほどなので、古ぼけた感じもなくなじんでいます。
その隣には、ガス給湯器のリモコンパネルとパナソニックのスイッチ&コンセント(So Style)が。
高さがそろっているので、きれいです。
以前も書きましたが、So Styleは2020年にデビューした新製品。
シンプルでムダのないデザインに満足しました。
しかし、よく見ると、なんか変な数字が点滅してない?
あわててお湯を出してみましたが、問題なく動作しました。
なんだろうと思っていたら、お風呂にお湯張りができないことがわかりました。
仕方なく、この日は離れのシャワーブースでお風呂を済ませました。
まあ、こういうこともあります。
まさか、こんなかたちで離れの設備が役に立つとは。
今後も予備の水まわりとして重宝するかもしれないと思いました。
さて、翌日電話して確かめたところ、工事中にガスの流れを止める栓がひとつ抜き忘れになっていたとかで、後日対応してもらって無事に動作するようになったのでした。
思わぬトラブルでした。
トラブルといえば、問題だった収納棚のカットはどうでしょうか。
う~む、ちょっとカットラインが斜めってしまってますね。
ただ、きれいにコーキングしてもらったおかげでスキマも埋まっており、注視しなければ気にならないレベルなので良しとしましょう。
木部が見えてしまっている箇所は後日タッチアップ塗装してきれいになりました。
レンジフード本体はというと、業務用キッチンともきちんとマッチしていると感じました。
予算の都合でステンレスではなくシルバー塗装を選びましたが、違和感はありません。
かくして無事にキッチン本体が設置され、ホッと胸をなで下ろしました。
まだ、ここにガスコンロを設置しなければなりませんし、
新たに冷蔵庫を選んでここに設置する必要もあります。
それでも、ここまで漕ぎつけることができて満足です。
離れて眺めると落ち着いた雰囲気で、事前の予想よりも渋い仕上がりになった気がします。
実際にキッチンの前に立ってみると、作業スペースが真ん中の75センチ幅の作業台の上だけというのはちょっと狭い感じがしてきました。
もちろんこのままでも料理はできるのですが、せっかくキッチンを移転したからには、のびのび作業できるようにしたいのです。
というわけで、完成の高揚感に任せて追加の作業台をポチってしまいました。
TX-WT-1245NB タニコー 作業台 バックガードなし 送料無料 価格:25,383円 |
幅1.2メートルのシンプルな作業台です。
もちろん、ほかのキッチンと同じく「タニコー」のものを選びました。
次回は、この作業台を山小屋に運び込み、DIYで設置します。