(236)人生初のテーブルクロスは「Pint」のリネン製を選んだ
引き続きダイニングの環境を改善していきます。
前回と前々回で照明を改善したおかげで、だいぶ居心地の良い空間になってきました。
今回、改善したいのがテーブル。
だいぶ前にニトリ(NITORI)のオンラインストアでアウトレット品になっていたものを購入しました。たしか7千円くらいだったはず。激安だったのでためらうことなくイスの高さに合わせて脚をカットできたのはよかったのですが、「いかにも木目シート」な表面は以前から気になっていました。
凹凸のないツルッツルなシート貼り。拭き掃除も楽だし、合理的にできてるのはわかるんですよ。使い勝手だけで考えればベストなのかもしれません。
とはいえ、たまに手間をかけて料理したりお客さんを招いたりしたときには、もう少し気の利いたテーブルセッティングをしたいと思うことがあります。
かといってテーブル自体を買い替えるとお金もかかるし、サイズや高さや脚の形状がちょうどいいものが簡単に見つかるとは思えません。
だったら「テーブルの表面が見えないようにすればいいじゃないか」ということで、テーブルクロスをかけてみようと思い立ちました。
思えば自分の人生の中でテーブルクロスのある生活をしたことがありません。食卓ってとにかく汚れがつきやすい場所で、そこに布をかけたら毎日のように洗濯しなきゃならないだろうし、あんな面倒なものを持つ人の気が知れないとすら思っていました。
でも、山小屋のような別荘の食卓なら毎日使うわけじゃありません。お客さんの来訪時をメインに使用するので使うたびに洗濯する覚悟を持って臨みます。多少の面倒を受け入れても食卓を豊かにしてみたいという気持ちです。
いろいろ理屈をこねてみましたが、実は以前から気になっていたテーブルクロスがありまして。
京都の「Pint」というショップが扱うリネンのテーブルクロスです。
「Pint」のオフィシャルページの説明を借りると「天然素材と日本の職人の伝統的な技術を活かして、今の暮らしにフィットするものづくりを行なうプロダクトブランド」だそうです。
以前は東京に拠点を置かれていて、友人の陶芸家・いざきあつしくんのお皿を扱っている縁で出会いました。
僕のバーベキューライフに欠かすことのできない木のカッティングボードを購入して以来、たまにホームページをのぞいたりしていてテーブルクロスも気になっていたのです。
うっすらグレーがかった色とラフな表情。
選んだサイズは「110センチ×160センチ」です。我が家のテーブルは「80センチ×135センチ」ですから四方に15センチから20センチ垂れる計算になります。
テーブルにかけてみるとこんな感じ。一般的にテーブルクロスは20センチから30センチくらい垂れるくらいのサイズがいいとされていますから、我が家のものはやや小さめかもしれませんが、低めのテーブルであるせいかちょうどいいくらいに感じます。
レストランならピシッとアイロンがけするのでしょうが、よくよく考えると山小屋にはアイロンがないことに気づきました。
ひとまずは届いたままで使ってみたのですが、これはこれで悪くありません。
ちなみに、お皿はいざきくん作。
翌週、自宅のアイロンを持参して山小屋へ。
スチームをかけながらシワを取りました。
よそ行きのきれいな顔になったかな。
残念ながらコロナの影響でお客さんをもてなすことはいまだ叶っていませんが、いざきくんの陶芸の撮影を我が家でおこなった際には活躍してくれました。
以下、いざきくん撮影の写真をお借りしてお届けします。
テーブルのあちこちにいる羊もいざきくん作。
桃とバジルのかき氷。
カレーライス。
クミン風味のニンジンのラペ。
どれもそんなに手間のかかる料理ではありませんが、器とテーブルクロスが変わると雰囲気もぐっと良くなると実感しました。
こちらはいざきくん作の陶製ランプシェード。穴から漏れる光がきれい。
最後にいざきあつしくんのホームページも紹介しておきます。
ご興味ある方はぜひ。