(240)ルームドライヤーの湿度センサーが故障したので修理してもらった
徐々に気温が温かくなる春。湿気も少なく、山小屋で過ごすにはもっとも快適な季節です。
でも、ゴールデンウィークに続いてやってくるのは梅雨。
湿度がもっとも高まるシーズンです。
我が家では湿気対策のためダイキン(DAIKIN)製のルームドライヤーやカライエを設置しているので、基本的には手間いらずで除湿できるようになっています。
しかし、今年は梅雨が始まる前にやっておかねばならないことがあります。
昨年の末頃から調子が悪いルームドライヤーの修理です。
こいつはメルカリで中古品を購入し、昨年の夏にDIYで設置したもの。
調子が悪いといっても動かないわけじゃありません。
一見すると問題なく動作しているように見え、ゴーと大きめの駆動音を出してガンガン除湿しています。動画をごらんください。
気になるのは、まだまだ湿気も少ない3月にこんなに元気に稼働していることなのです。
そもそもルームドライヤーは室内の湿度を一定(およそ60%)に保つように動作する機械です。
これはルームドライヤーの説明書から引用させていただいた図ですが、本体には「室内のしつど状況をお知らせ」するための「適湿サインランプ」なるものがついています。
これは山小屋の別の部屋に設置してある正常なルームドライヤーの写真。除湿がおこなわれて室内の湿度が下がるとこの「適湿サイン」が点灯して、静かに動作したり停止したりします。
ところが、件のルームドライヤーはいつ見ても「適湿サイン」が消えていて、うるさく動いているのです。
正直、いつから調子がおかしくなったのか、よくわかりません。ルームドライヤーはほっておけるのが利点ですから、設置時にちゃんと動くのを確認してしまえば動作をまめにチェックする必要はないのです。
湿気の多い夏は稼動する頻度も多いのでまったく気にならなかったのですが、秋も終わりという頃になってようやくおかしいと気づいたのでした。
メルカリで安く(「21,000円」)中古品を購入した以上、故障のリスクは覚悟していたものの、こんなに早く壊れるとは……無念。
買い替えるという選択肢もありますが、いちおう動いて除湿してくれている以上、もったいないなという気持ちもあり、思い切ってダイキンに修理を依頼してみることにしました。
直っても直らなくても出張費はかかりますし、部品を取り替えると修理費用も発生しますから、中古家電の修理は博打っぽいところもあるのですが「ルームドライヤーの修理を目の前で見てみたい」という好奇心もあってお願いしました。
ダイキンの修理依頼ページから専用フォームに記入して予約すると確認のメールが送られてきます。
「JTK10BS-W」はルームドライヤーの型番。故障の症状の欄が「電気代が高い」になっているのは、限られた選択肢から選ばなければならなかったため。
ちなみに、作業員が訪問する時間帯は当日までわかりません。工事当日の朝、電話で事前連絡をいただいたあと作業員の方がやってきました。以前、居間のエアコンを修理したときと同じ方でした。顔を知っていると、ちょっとホッとしますね。
話してみると、東京西部ではルームドライヤーを設置している人はあまり見かけないそうで10年ぶりくらいに修理すると言ってました。そんなにマイナーなのか……無事に直るのかしら?
サクッと外カバーを外し、
内部が見える状態に。
へえ、こんなふうになってるんだ。
作業員さん曰く「そんなに複雑な機械じゃないんで、壊れるとしたらここしかないんですよね」と指さしたのが「湿度センサー」。
文字どおり空気中の湿度を感知するセンサーです。
新しいセンサーも準備済み。
これを付け替えます。
これだけ。あっという間の作業でした。
スイッチを入れると「適湿サイン」が無事に点灯しました。
動作音もぐっと静かになり、外で鳴くウグイスの声もしっかり聞こえました。
また通常どおりに動くようになってよかったです。
気になる修理代金はというと「10,043円」。
センサーが「830円」、作業代金が「6,000円」、出張費が「2,300円」で、ここに税金が加わった料金です。
中古のルームドライヤーに1万円かけることの是非はあると思いますが、個人的には買い替えずに済んだので満足でした。