(333)玄関、ワークスペース、リビングにどんな照明を選んだか
マンションのリノベーションもいよいよ終わりが近づいてきました。今回は、この部屋に採用したさまざまな照明器具についてご紹介します。
賃貸マンションの場合、後付けの照明器具は設置されていないのが一般的ですが、うちのマンションでは照明器具もインテリアの一部としてあらかじめ設置するようにしています。部屋のイメージにあった灯具を選ぶのもなかなか楽しい経験です。
■玄関にはブラケットランプと個性的なフックを
まずは玄関からまいりましょう。
ドアはこの部屋のアクセントカラーでもあるグレーで塗装し、ドアポストのみをホワイトにしてもらい見た目に変化をつけてみました。
玄関ドアの交換は費用もかかりますし、分譲の場合は規約上交換ができない場合も多いですが、内側を塗装するだけでも印象は変わります。とくにドアポストにアクセントをつけるやり方はおすすめです。
僕の部屋ではオレンジを選んでみました。DIYで挑戦するのもいいかもしれませんね。
玄関照明に選んだのはオーデリック(ODELIC)のブラケット照明「OB255069LR」。
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以前、山小屋の母屋のトイレをリフォームした際に購入し、色味が合わずに設置を断念したものですが、濃い目のチャコールグレーはこの部屋にはぴったりですし、ブラケットの形もかわいいです。
この照明に合わせたのが「エンベロープ(Envelope)」のオンラインショップで購入した「フック トライベッカ(HOOK TRIBECA)(CHEHOMA社)」です。こちらは以前、妻が教えてくれたもの。一目で気に入って買ったものの使うあてもなく、しまったままになっていました。ちょっとユーモラスで個性的な形が気に入っています。
夜になるとこんな感じ。玄関なのでセンサーライトと組み合わせています。帰宅してパッと灯りが点くと便利なので、最近はこれがマンションの定番になっています。
このブラケットライトは通常のE26よりもひとまわり小さいE17の電球でセンサー付き電球が見つかるか心配でしたが、アマゾンで無事に購入できました。
オーム電機の「レフランプ形センサー付きLED電球」です。
千円ちょっとですが、しっかり動作してくれており、満足です。
■ワークスペースにはスイッチ付きスポットライトを
続いては、今回初めて設けたワークスペースの照明。
折りたたみ机の「タナプラス」については「ESSE online」で書きましたので、そちらをどうぞ。
【壁づけ折りたたみ机で、小さなワークスペースを。家で仕事する人は必見】
大光電機(DAIKO)のスポットライト「DBK-39748Y」です(画像をクリックするとYahoo!ショッピングの商品ページに飛びます)。
余計なデザインのないシンプルさに加え、本体にスイッチが付いていてスイッチパネルを設置する必要がない気軽さが決め手でした。
その意味では、以前イケアのキッチン収納と組み合わせて設置したコイズミのスポットライトとほぼ同等の製品といっていいでしょう。
昼間でも手元を照らす照明があると便利だと思います。
■メインの照明はIKEAのスマート電球「トロードフリ」
リビングとベッドルームにはスマート電球の大本命=IKEA(イケア)の「トロードフリ」を設置しました。
六畳のリビングには余っていた照明レールを取り付け、明るさ重視で2個の電球を設置することにして調光のみの安価なタイプを選びました。
リモコンと電球のセット(商品番号:104.359.31)に、電球単体(商品番号:104.100.68)を追加購入し、ひとつのリモコンにまとめてペアリング。
上下のボタンで明暗を調節できて便利です。灯りの色味にこだわりがなければこれで十分でしょう。
一方、こちらはベッドルームのペンダントライト。対応電球がE17なので、イケアではスマート電球とリモコンのセットはありません。
そこで、E17規格の「トロードフリ」のシャンデリア球(商品番号:004.243.20)と対応するリモコン(商品番号:404.431.28)を組み合わせてペアリングしました。
E17で色味と明るさを自由に変えられる電球は選択肢が限られるので、コストパフォーマンスを考えるとイケア一択と言ってまちがいないでしょう。
以上の4点、すべてアマゾンでも手に入りますが、やはり割高です。
スマート照明は渋谷や原宿の都心店舗でも扱いがあるのでお出かけのついでに購入するのがベストだと思います。
■ガラスシェードと組み合わせてアレンジ
ただ、裸電球のままだと良くも悪くもスマート電球の無機質なデザインがむき出しに感じられます。今回の部屋にはちょっと味気ないと感じたので手持ちのガラスシェードで雰囲気を変えてみることにしました。
形のちがうシェードを組み合わせるかたちになりましたが意外に絵になるものです。
ちなみに、照明レールにガラスシェードを直付けするには、以前もご紹介した「引掛ランプソケット(ロック付き)」(OHM電機)を使っています。
ソケット上部に付いた固定リングにシェードを挟んで固定することができます。シェードの径や厚みにはサイズがありますのでご注意を。
内見時にはグリーンを吊るしてみましたが、良いアクセントになりました。照明レールはフックなどを追加して遊べるのも楽しいですね。
下から見てもなかなかきれい。
一方、ベッドルームのシャンデリア球には縦長の花型シェードを。
こちらもぴったりはまりました。無機質なスマート電球が隠れて、ちょっとエレガントな雰囲気になったと思いますが、いかがでしょうか?
ちなみにリモコンはベッドサイドの低めの位置に壁付けしました。
照明器具があらかじめ設置されていると、入居後の室内の照明イメージが内見時に確認できるので大変好評です。
次回は総集編。リノベーション後の室内をごらんいただきながら、完成までを振り返ります。