(470)ゲスト用の離れ小屋でコーヒーを飲めるようにする
現在、うちのマンションでは熱海のリゾートマンションの一室と山奥の離れ小屋を入居者さんに自由に使ってもらっています。
海が一望できる景色のおかげか、夏休みは大勢のお客さんに来ていただくことができました。
一方、東京西部の山奥にある離れ小屋はというと稼働率はいまひとつ。
こちらの窓だってなかなかの景色なのですが、熱海とくらべると見劣りするのは否めませんし、
二階建てとはいえ広さが六畳しかないとあっては子ども連れの家族では訪れづらいので仕方ないところはあります。
とはいえ、これ以上物件を広くすることはできませんから、できる範囲で手を入れて改善しようと思います。
外壁の洗浄や屋根の掃除、天井裏へのコーキングはその一環でした。
今回はお客さんが滞在をより楽しめるような設備をプラスしてみようと思います。
手を入れたいのは階段下のスペースです。
冷蔵庫と電気ケトルが置かれ、食器や食品などがストックされています。食品選びの経緯は以前に、こちらの記事で書きました。
電子レンジも置かないという選択をしたので使い捨ての紙コップとインスタント食品が中心になったのですが、最近不満に感じるのが「コーヒーが淹れられない」ということ。
お客さんと一緒に山小屋に遊びにきて焚き火をやるようになって以来、屋外でコーヒーを楽しむ機会がぐっと増えました。
みんなで焚き火を囲んだついでに生豆の焙煎から始めて、
母屋から持ち出したミルやドリッパーを使ってゆっくりコーヒーを淹れます。
これがなかなか楽しくゲストのみなさんにも大変好評です。
そういうわけで、ゲストのみなさんが自分たちだけで山小屋を来訪した際もコーヒーを楽しめたらいいなと考えたのです。
でも、離れ小屋には電気ケトルしかありませんから、コーヒーを淹れるのはほぼムリ。
そこで、まずはドリップバッグだけでも楽しめる環境を作ろうと、少々の備品を追加することにしました。
コーヒーサーバー。
曙産業の「ストロン(400ml)」です。
壁面のペグボードに吊るして収納します。
さらに、もともと母屋で使用していたドリップポット。
おなじみ月兎の「スリムポット 0.7リットル」のキャメルカラーです。
ちょっと置いておくだけで絵になるポットです。
ドリップポットと一緒にお皿も設置しました。
お皿は一見、紙皿のように見えますが、実はファイバー製。
ideaco(イデアコ)の「b fiber plate(ビーファイバー プレート)」です。
以上の3点の共通点は割れ物ではないこと。
これは初めて外でコーヒーを淹れたときに撮ったものですが、ガラスのサーバーと陶器のドリッパーが折りたたみテーブルにのっているさまを見直すとちょっと心配になります。
離れ小屋の室内は狭いですし、ぶつかって落とすこともあるかもしれませんから、割れ物は使わないのが無難だと考えました。
コーヒーサーバーはトライタンという合成樹脂でできていますし、お皿もバンブーメラミン。ドリップポットは琺瑯なので絶対割れないというわけではありませんが、そうそう壊れることはない素材です。
あとはペグボードにドリップバッグをストックしておけば、いつでもコーヒーが楽しめるというわけ。
実際に試してみましょう。
いざコーヒーを淹れようとすると、このテーブルはちょっと小さすぎますね。
そこで、ふだんバーベキューで使っている折りたたみテーブルを離れの備品に加えることに。
あとはテーブルの上でふつうにコーヒーを淹れるだけ。
大きな窓の前でコーヒーを淹れると、外にいるような錯覚を覚えます。楽しい。
狭さは感じるものの、わりとストレスなく淹れられました。
お皿にお菓子など添えれば楽しいコーヒータイム。
外でコーヒーを飲みたい人もいるでしょうから、
コールマン(Coleman)のキャンプ用のカップも備え付けました。
我が家のタイプはすでに廃番のようで、形や色などが変更されているようです。
これまでは使い捨ての紙コップとインスタント食品しかないので洗い物を一切しないという想定だったのですが、コーヒーサーバーやカップを備える以上は食器洗いを避けられません。
洗面の上のカウンターに食器用洗剤とカットしたスポンジを用意しました。
これで洗面ボウルで簡単な洗い物ができるようになりました。
洗ったあとは洗面ボウルの横に置いた水切りマットで乾かします。
マーナ(marna)の「エコカラット 洗面トレー」。以前、壁にも張り付けたリクシル(Lixil)のエコカラットでできた水切りマットです。
いろいろ追加するとスペースがごちゃごちゃした印象にならないか心配だったのですが、これまでと変わらず、すっきりまとまっています。
本音をいうと、ドリッパーやコーヒーミルなんかも置きたいし、トライタンのグラスもほしいなとも思うのですが、スペースとの相談ですかね。電子レンジについても再検討してもいいかもしれません。今後もゲストの反応を見ながら改善を重ねていこうと思います。
次回は庭にタープを張ってみます。