(492)【後編】ニッチにDIYで小粒のモザイクタイルを張る

前編に続き、洗面のニッチにモザイクタイルを張っていきます。

今回は接着したタイルに目地を入れるのですが、

この目地を埋めるのにどれくらいの目地材が必要なのでしょうか?
以前も書いたとおりメーカーが公開した計算式を活用するのがおすすめです。
なお、上記の記事では目地入れについて詳しく説明していますので、そちらも参考にしていただければさいわいです。
さて、今回の計算にはタイルショップ「シンユウ」が公開している「目地材使用量試算プログラム」を使いました。
【シンユウ】目地材使用量試算プログラム(公式ページへのリンク)
タイルのサイズや目地幅などを入力するだけで必要な目地材の量を算出してくれます。

およそ0.4キログラム=400グラムの目地材が必要だとわかりました。

使う目地はこちら。
INAXの「スーパークリーン バス・トイレ」の「ホワイト」です。
今回のニッチに8キログラム入りは多すぎるのですが、今後もDIYに使う予定なので多めに購入しました。
もし一度かぎりのDIYなら割高でも少なめの量を選んだほうがムダが出なくていいかもしれません。
アマゾンなどで少量タイプも購入できますので探してみてください。
しっかり400グラムを測り、

指定の水量で練り上げます。

粘りが出てきたらOK。粉状の部分が残っていなければ、多少ボロボロしているくらいでも大丈夫です。

これをヘラでぎゅっと目地に押し入れていくのですが、これがなかなか大変。

こぼれた目地材を拾って入れ直したり、角まで目地を塗りこむには指を使うほうがやりやすいです。

隅の部分には目地材がたまりやすいので、ヘラを使ってかき取りましょう。

全体的にスキマなく目地材がいきわたりました。

目地材はけっこう余りました。使ったのは300グラムくらいでしょうか?施工面積が狭いと計算が難しいので文句はありません。足りないのは困るけど。

次は水につけてぎゅっとしぼったスポンジで表面の余分な目地材をふき取ります。

さらに固くしぼった布巾でふき取りをおこない、表面をきれいにしていきます。

タイル一個一個の輪郭がシャープに見えるようになるまで根気強くふきましょう。

いつもならここで完成にしてしまうのですが、今回はさらに丁寧に仕上げをしたいと思います。

タイルの側面と壁面との間にできたスキマの処理です。タイルと壁面の境界部分は目地材を入れて済ませてしまうこともできなくないのですが、柔軟性のない目地材で埋めると時間の流れとともにヒビ割れてくるリスクが高いのも事実です。

翌日、目地がしっかりと乾いたのを確認してから作業開始。

スキマをよく見るとボンドや目地材がところどころはみ出ているのがわかります。

まず、これをカッターなどでそぎ落とします。

続いてタイルの表面にもマスキングテープで養生を施しました。ついでに手前も広めに養生しておくことをすすめます。

スキマを埋めるにはシーリング材を使います。伸縮性に富むゴム状の仕上がりでタイルと壁面をしっかりとつないでくれます。
先日、壁の穴埋めに使ったセメダイン「目地シール」を使いました。

シーリングしたい幅に合わせて先端をカットします。今回はタイルの側面も含めてシーリング材を塗るのでやや太めを狙いました。

びゅ~と絞り出します。このあとふき取るのでちょっと多めくらいでOK。

指先で余分なシーリング材を取り除きます。

汚れた指をふいたティッシュなどを手元に捨てつつの作業。養生、大事です。

作業が終わったらシーリング材が乾く前に養生をはがします。

端部の収まりが美しいと仕上がりのクオリティは上がりますね。

触れてみたい気持ちをグッとこらえて、乾くまでさらにもう一日。

翌日、タイルの表面をザッとふいて今度こそ完成です。

白タイルに白目地の組み合わせに意外性はありませんが、清潔感があっていいなと感じました。

ビフォーアフターを比較するとこんな感じ。劇的な変化ではありませんが、空間の質はしっかりと向上したと思います。

離れて眺めるとタイルを張っているのかわからないくらいの印象ですが、グイグイ主張してこないストイックな仕上がりが好みなら白(タイル)+白(目地)の組み合わせはベストかもしれません。

ボトルなどの小物を置いて撮影してみました。なんだかホテルの洗面のような雰囲気。
以前、洗面のリフォームをお手伝いした方が完成したタイル張りの洗面を見て「毎日歯を磨くのも楽しくなりそう」とおっしゃっていましたが、新しい入居者さんにもそんなふうに思えてもらえたらうれしい。

タイルひとつで場の空気は変わるものだと実感できたDIYでありました。