(543)サインプレートをアイアン塗料で塗ってドアに取り付ける
前回、前々回とアイアン塗料にまつわる話をいたしました。
今回もアイアン塗料の話。
まず、熱海のマンションの間取り図からごらんください。
いちばん下にあるのが玄関ドアです。ここを開けると、
左・正面・右に3枚のドアがあります。向かって左のドアの向こうは管理の僕が使うスタッフルームで右がトイレ。
一方はゲストに立ち入ってもらいたくない部屋で、もう一方はゲストも必ず使う場所。このままではトイレとまちがってスタッフルームを開けてしまうこともあるでしょう。ドアの向こうに何があるかを明示しておくのが親切だと考えました。
デザイン的に見てもドアにささやかなアクセントがあってもいいなと思い、サインプレートを設置することにしたのです。
最初に目をつけたのがこちら。
ダルトン(DULTON)で販売されていた琺瑯のサインプレートです。
現在では廃番らしく、一部だけが販売されています。
店頭で飾られていたサンプルがちょうど我が家にピッタリな組み合わせだったこともあってその場で購入したのですが、
いざドアに合わせてみると黒ぶちの白プレートはちょっと目立ちすぎな印象を受けました。
部屋のインテリアによってはぜんぜんアリだと思いますが、グレーで統一した我が家には主張が強すぎるといいますか。
このプレートはあきらめ、新たに購入しなおしたのがこちら。
こちらもダルトンで購入したものです。
以前ご紹介した世田谷のマンションの部屋でも採用したことのあるプレートです。
こちらは現在でも取り扱いがあるのですが、なぜかトイレだけは売り切れ。欠けがあると使いづらいですね。
ちなみに、角型のものなら現在でも販売されています。
先ほどと同じく黒ぶちの白プレートなので、
そのまま設置したのではやはり目立ちすぎます。
しかし、こちらは文字が立体的になっているので、塗装で塗りつぶすつもりで選んだのでした。
ここで使ったのが前回、前々回も紹介したシュペンパンザーのアイアン塗料。
アイアン塗料というと木材やプラスチックを金属っぽく見せるための塗料かと思われがちですが、もともとロートアイアンの補修に用いられるくらいですから、下塗りなしで金属に塗れるのです。
シルバーグレーで塗りつぶしました。
二度塗りしてじっくり乾かして塗装完了。
あわせて浴室用のサインプレートも購入して塗りました。買ったのはこちら。
これもダルトン。
本当は形をそろえたかったのですが、先ほどのサインには「BATH ROOM」がラインナップされておらず、別のタイプを選びました。
浴室のドアは廊下に面していないので形が異なってもいいかな、と。
塗装が済んだら、設置です。
しっくりくる高さを探り、
水平に注意しながら下穴を開けてビスで固定します。
金属製とはいえ小さいプレートですから、下地は気にしなくていいと思います。
適度になじんで主張しすぎない見た目で期待通りになりました。
同様に、廊下の2枚のドアにもプレートを取り付けました。
ドアを塗ったのがライトグレー(コンクリートエフェクトペイントのベースカラー)なので、アイアン塗料のシルバーグレーはやや強めですが、プレートも小さいし悪くないかな。とりあえず、これがあればゲストが無断で入ることはそうそうないでしょう。
こちらがトイレ。ドアは珪藻土塗料の「クラウド」というミディアムグレーなので少々印象が変わる気がします。
どちらにせよ、遠目に見ると何かついてるなというていどの見た目なのですが。
浴室のドアでビフォーアフターをくらべてみました。なんだか目立たないなあとお思いかもしれませんが、個人的にはそこがいいと思っています。
もちろん、サインはもっとしっかり目立つものがよいという人もいるでしょう。ネットで調べれば山ほどありますから探してみてください。インテリアによっては文字ではなくアイコンのタイプもありだと思います。
これなんか機会があれば使ってみたいなと思っています。
まあ、ドアプレートというのはサインだけじゃなく、インテリアとしての役割もありますからね。
これはだいぶ前に世田谷の部屋のトイレにつけたサインですが、実用性ではなくアクセント目的でつけました。
ドアにサインプレート、試してみてください。