(545)ダイニングテーブルに選んだペンダントライト(とスマート電球)
引き続き、熱海のマンションの話。
今回は、ダイニングに設置したペンダントライトと調光電球をご紹介したいと思います。
■アートワークスタジオのグランドマゼランペンダント
まずは、ダイニングテーブルの真上に選んだペンダントライトから。
照明を設置する前です。テーブルの真上を狙ってペンダントライトを吊るすとしたら、みなさんならどんな照明を選ぶでしょうか。
僕が選んだのはこれ。
アートワークスタジオ(Art Work Studio)の「グランドマゼランペンダント(Grand Mazeran-pendant)」のシルバーです。
大航海時代の探検家の名を冠しているのは「潜水艦や船舶用に採用されているヘビースペックパーツを使用し、一般家庭向けとしてリプロダクトした」(公式ホームページより引用)からでしょう。
こういうインダストリアルな雰囲気のマリンランプならば、いわゆる「海っぽさ」皆無のインテリアにもはまります。
壁に囲まれた小さめのダイニングスペースに吊るすと潜水艦の中のようなこもり感が出ます。我ながらいいチョイスでした。現在では廃番なのが惜しい……。
■サブのペンダントライトはIKEAのオッターヴァ
メインのペンダントライトには満足したのですが、
いざキッチンを使ってみると作業台の上にも手元を照らすペンダントライトがほしいなと思うようになりました。そこで選んだのがこちら。
IKEA(イケア)の「OTTAVA(オッターヴァ)」です。チョイスした理由はかんたんで、
先のグランドマゼランと組み合わせたときに違和感のないデザインだからです。
ただ、スチール製でズシッと重いグランドマゼランとはちがい、こちらはアルミニウム製で軽量、リーズナブル。
それでも、しっかりガラスは使われているので雰囲気は十分。こちらもマリンランプのようなたたずまいです。
しかし、このオッターヴァもすでに廃番。時の流れが速いのか、僕が選ぶものが短命なのか。
ともあれ、天井付けのランプガードをかぶせた照明と合わせ、テイストもそろえられて満足です。
■ひとつのリモコンで3つの照明を調光・調色
さて、こうして照明機器を複数設置すると光量や調光をどうおこなうかも大事になってきます。
いつもなら、IKEAのスマート電球「トロードフリ」を選ぶところなのですが、試しに取り付けてみたら、
グランドマゼランペンダントのせっかく雰囲気が台無しに……。
そこで「見た目にフィラメントっぽさがある」スマート電球を探すことにしました。
加えて「ゲストも使うのでスマホ連動型はNG」「光量と色味の両方を調節できる」「操作はひとつのリモコンにまとめたい」という自分なりの条件を踏まえると意外に使えそうなものは少なく、
なんとかこれにたどりつきました。
このデザインなら消灯時の見た目も気になりません。
リモコン。オンオフ、光量の調節、色味の調節ができ、4つのボタンに電球を割り当てることができます。
うちでは、3つの電球に1~3のボタンを割り当てました。
では、定点にカメラを置いて、いろいろいじってみましょう。
メインのペンダントのみを点けた状態から、
サブのペンダントも点け、
天井付けも点灯しました。それぞれの電球で光量の調節はできますが、個々の電球のオンオフで照らす場所にメリハリをつけることができます。
ちなみに、写真の色味は白と黄色の中間=昼白色ですが、電球をひとつ黄色=電球色に変えてみると、
こんな感じ。
3つをすべて電球色にしました。だいぶあたたかい印象に変わりましたね。リラックスできる雰囲気です。
メインのグランドマゼランだけを青みがかった白=昼光色にしてみました。色味のちがいがはっきりとわかると思います。
光量の調節もできるので、メインだけを明るくして、残りの二つを暗くして灯りに濃淡をつけるだってできます。
ひとつのリモコンでいろいろいじれると、座ったままでシチュエーションに合った照明がセッティングできて便利です。
ただ、リモコンが直感的に理解できるほどシンプルな造りではないので、ゲストにはあらかじめ説明の必要があるのが難点といえば難点。でも、現時点ではこれがベストかなという感じです。
照明は本当に難しいのですが、工夫すると成果が目に見えるので楽しいのです。今後もいろいろトライしていきたいと思います。